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「IT動向」に関する特集



 日本の情報システムの信頼度は世界でも群を抜いて高いが、情報システムの障害は程度の差こそあれ、発生するものである。JUASの企業IT動向調査2012に以下の報告が掲載されている。


カテゴリ  サーバー管理 |




 経済産業省では「重要インフラ情報システム」を、以下のように定義している。「他に代替することが著しく困難なサービスを提供する事業が形成する国民生活・社会経済活動の基盤であり、その機能が低下または利用不可能な状態に陥った場合に、我が国の国民生活・社会活動に多大な影響を及ぼすおそれが生じるもの、人命に影響を及ぼすもの及びそれに準じるもの」 もっと簡単に言えば、この情報システムが停止した場合にはマスコミが大事件として取り上げ報道されるシステムのことである。日本ではほんの少し停止しただけでも「XXシステムが停止しました」とCIOが頭を下げる姿が報道されるが、米国ではこのような事象を見ることはまずないそうである。しかし、その影響からか日本の重要インフラシステムの信頼性は米国と比較すると“8倍”も高い。(ガートナーとJUAS企業IT動向調査2008年度調査を独自に比較) 米国の大企業を訪問したときに「貴社のシステム稼動率は何%ですか」と質問したところ「99.2%」と答えてくれた。それならばクラウドで99.5%を保証すると言われたなら魅力を感じるはずである。では日本の実態はどうか?「JUAS企業IT動向調査2010」によると、企業の基幹業務システムの稼働率99.99%以上の割合は54%であるのに対して、重要インフラシステムは76%である(以下図参照)。稼働率99.99%は、年間で50分しか停止していないことを意味し、国際的にも非常に高いレベルにある。


カテゴリ  システムコンサルティング |




 今回より政井氏と二人、リレー形式でシステム運用の問題を解説することになった。第1回は企業としての情報システムの運用問題を、担当者の苦労や工夫などを織り交ぜながら私、細川が書いていきたい。「開発は恋愛、運用は結婚」なる名言を作った運用問題の責任者がいる。「開発(恋愛)は盛り上がるが一時の行為であり、運用(結婚)は地道に永久に続く」ことを言い表しており、まさに名言である。「一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)」では、800を超える企業からの回答に基づき、多種多様な情報を提供する『企業IT動向調査』、経済産業省の後援を元に、開発・保守・運用の詳細な情報提供を可能にする『ユーザー企業ソフトウェアメトリックス調査』を毎年刊行しており、こうした特色を生かしつつ、その他随時調査の情報も含めて解説を進めていきたい。まず第1回はITの総費用と運用費用の問題である。


カテゴリ  運用系業務アウトソーシング |



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