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基礎解説バックアップとは?

バックアップとは、万一、ITシステムに障害が発生したときに迅速に元の状態にシステム情報やアプリケーションデータをリカバリ(またはリストア)できるように、別のストレージ領域にこれらの情報の複製を保管しておくこと。また、バックアップツールとは、こうした作業を円滑かつスピーディに行うための機能を備えた専用ソフトのことを指す。従って、バックアップ機能だけでなくリカバリの機能も含めてバックアップツールと呼ばれている。通常、バックアップは複数のバックアップ対象サーバから同時に実行することができる。リカバリしたい場合、バックアップサーバのディスク上にデータが保存されているときはディスクからリカバリされ、ディスク上に無い場合にはテープからリカバリされる。バックアップでは、バックアップすべき頻度、ハードウェア環境(Backup to Tape、Backup to Disk、D2D2Tなど)、ネットワーク環境(帯域、WAN経由、LAN経由、SAN経由など)により、テープバックアップやバックアップサービスなどを使い分けることで作業効率が改善される。

「中小企業向け クライアントPC」に関する特集



 企業におけるセキュリティ対策として、もっとも基本的なものの1つがクライアントPCやサーバのウイルス対策であろう。中小企業に限った話ではないが、トレンドマイクロの調査では、企業におけるウイルス対策製品の導入率は92.8%に達している。残された7.2%が気になるところだが、PC/インターネットを使用する上で、対策製品の導入は必須であるという認識はしっかりと浸透したようだ(図1)。しかしながら、実際に利用している製品を紐解いてみると、決して安穏としていられない現実も垣間見える。


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 中小企業にとっても、今や導入が当たり前のものとなったエンドポイントのセキュリティ対策と比較して、優先順位があまり上がってこなかったのがゲートウェイにおける防御だろう。そもそも社内にメールサーバやWebのプロキシサーバを設置していない環境が中小企業では多いかもしれない。ただ、インターネットがビジネスを遂行する上で必要不可欠なインフラになった現代においては、インターネットと社内ネットワークをつなぐ出入口にファイアウォールを設置するなど、不正アクセス対策は定番化している。しかし、ゲートウェイで不正プログラムやスパムメールを防御するという考え方は、数年前までは多くのクライアントPCを抱え巨大なネットワークを構成する大規模企業に限られたものであった。その理由としては、ゲートウェイセキュリティ専用のサーバを構築し、専用ソフトを運用しなければならないという初期投資と運用コストの大きさが挙げられる。また、わざわざゲートウェイで防御せずとも、クライアント側での対策が万全であれば大丈夫だろうという考え方も浸透していた。 しかし、2000年代初頭から発生したスパムメールの大量の流通により、企業においても社内ネットワークトラフィックの逼迫などの悪影響が懸念されてきた。また、就業時間内に社員が業務に関係のないWebサイトを閲覧し、業務効率が低下するという負の側面がクローズアップされ始めたのも同じ頃である。


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