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「フレームワーク IT」に関する特集



今回は前回の論旨を受けて「IT運用の将来像を考える」と題して、「より使いやすく」「より早く」「より安く」ITサービスをビジネスに対して提供するには、どのような施策がこれから考えられるのかを考えてみたいと思う。 前回は、工場を例にとってIT運用においてのITILの位置づけをお伝えし、ITILというサービスマネジメントフレームワークは、「より使いやすく」「より早く」「より安く」ITサービスをビジネスに対して提供する上での基礎的な考え方・エッセンスを述べたものにすぎず、実際にITサービスを「より使いやすく」「より早く」「より安く」する為には、他の具体的な施策が必要である事を述べた。


カテゴリ  その他運用管理関連 |




 はじめまして。あしたのチーム CTO(最高技術責任者)の林田幸一と申します。 あしたのチームは中小ベンチャー企業向けに人事評価制度を提供する企業です。経営にも大きくかかわる「人事評価制度」を、構築だけでなく運用も丸ごと、ワンストップでサービス提供しています。 このサービスの中でポイントとなるのが、人事評価制度を「クラウドで運用する」というところ。そのクラウドを作っているのが、私が統括しているクラウド事業部です。 筆者は2017年より、あしたのチームCTOとして「コンピテンシークラウド」を中心としたクラウドサービスの事業の推進・構築を行うべく、クラウド事業部を立ち上げました。 現在は、エンジニア、デザイナー、マーケターを含む「クリエイティブ事業本部」として組織を率いて、急速に進化しているあしたのチームの全体的なサービスのIT化を進めているところです。  筆者自身は、大学卒業後にシステムエンジニアおよびITコンサルタントとして経験を積んだのち、医療系ベンチャー企業の創業メンバー(取締役CTO)として、患者向けソーシャルネットワークや、製薬・調剤薬局向けグループウェアなどを企画、開発していました。資金集めから事業開発、システム構築までを担う経験をしています。この後、プログラミング言語「Ruby」を使ったWeb開発の専門会社を立ち上げ、同社を6期目に上場企業へ売却、その後、あしたのチームにCTOとして参画しました。  この経験を通じて感じているのは、この数年で企業のITシステムそのものが大きく変わってきたことです。従来は実験的に扱われてきたような開発手法やプロジェクト管理手法が、事業推進のドライバーとして注目され、積極的に取り入れて成果に結び付けようと考える企業が増えています。 例えば、ここ5年でWebをベースとしたシステム開発が増え、その開発を支えるための開発環境も変化してきました。キーワードを挙げるだけでも、例えば、「JavaScript」のような動的プログラミング言語や「Ruby on Rails」のようなWebアプリケーション開発フレームワーク、設計開発ではドメイン駆動やアジャイル開発の手法、あるいはテストファーストなどの手法が、大手企業の中にも浸透しています。  これに伴い、組織作りやプロジェクトマネジメントなど、マネジメント方法にも変化が見られます。私たちあしたのチームも、たった2人のチームから現在の規模に…


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 大学や研究機関だけでなく、ビジネスの世界においてもオープンソースソフトウェア(OSS)の重要度がますます高まってきています。 OSSは今や、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)スタックに代表されるようなWebサーバ、データベースサーバなどの主要ミドルウェアだけのものではありません。例えば、ソフトウェア開発フレームワーク、Apahe HadoopやSparkに代表されるようなデータ分析基盤、OpenStackのようなクラウドインフラ基盤、あるいはマイクロサービス間のメッセージング処理などでも活用されており、今やエンタープライズ分野での実績も多数持っています。 このように、OSSが広くエンタープライズ領域で採用されるようになってきている背景には、市場ニーズの多様化や予測しきれないビジネス環境の変化に対して、エンタープライズのITシステムであっても、高いレベルでタイムリーに対応しなければならないという厳しい要件があります。  各プロジェクトのポリシーにもよりますが、OSSは世界中の技術者らが開発に参加し、常に新しい技術の取り込みやセキュリティリスクへの対処などをオープンに議論しています。また、成果は誰でもすぐに利用できます。  常に最先端のテクノロジーが実装され、日々改良が重ねられ、誰でもすぐに利用できるという特徴を備えたOSSは、昨今の変化が激しいビジネス環境で求められる、現代的なエンタープライズシステムの要件をクリアしていくためのベストな選択であると考えられているわけです。  一方でハードウェア(サーバ)はコモディティ化が進んでおり、個々のエンタープライズシステムで求められる「信頼性」「可用性」「スケーラビリティ」「セキュリティ」といった、個別の非機能要件を必ずしも満足できないという課題に頭を悩ませるケースも増えています。  やりたいことをすぐに実装できるというソフトウェアの観点と、実装した機能を安定して運用できるというシステム基盤としての観点の両立が、ビジネスの世界では非常に重要ですが、一般的なコモディティハードウェアでは後者の「安定して運用」という点では、どうしても超ハイエンドな環境と比較すると見劣りします。例えば「無停止運用」といったときに、金融機関の決済業務システムと、IAサーバの冗長構成で運用するWebアプリケーションとでは許容されるSLAのレベルが異なるのです。


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