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「ネット ログ 取得 企業」に関する特集



 前回はオフライン端末のセキュリティ対策ソリューション、「Trend Micro Portable Security(以下、TMPS)」の概要について解説した。連載の最後となる今回は、具体的な利用ケース・利用方法について紹介した上で、トータルセキュリティの実現に必要な対策について解説したい。 TMPSの具体的な利用ケースとしては、例えば、メーカーの製造工程における出荷前検査のひとつとして活用できる。TMPSで定期的に製造現場の専用端末のウイルスチェックを実施することにより、製品へのウイルス混入の可能性を最小限にし、安心して安全な製品を出荷することができる。加えて、ログ管理機能により、出荷前のウイルス検査を実施したエビデンスもセキュリティ監査等で利用可能である。また、メーカー等による専用端末出荷後の保守、メンテナンスにも威力を発揮する。USB型検索ツールは可搬性にも優れているため、保守サービスマンがTMPSを携帯して運用することで、製品導入先企業に出向いて、手軽に、定期的なウイルス検査を実施するサービスを提供することも可能で、万が一製品導入先の専用端末等においてウイルス感染が発見されても、その場で駆除、隔離処理が可能である。さらに、メーカーの製造、保守現場だけでなく、多くの企業や官公庁、学校などに存在する、インターネット空間とは完全に隔離された一部のオフライン端末やクローズドネットワーク向けのセキュリティ対策ツールとしても非常に有効である。このような端末に対しても、TMPSによる定期的なウイルスチェックを行うことで、USBワームなどの脅威から情報資産を守ることができるだろう。これら以外にも、インターネットにつなげているコンピュータでも、ウイルス対策ソフトによるセキュリティ対策よりも端末自身のパフォーマンスを優先させたいユーザが、不正プログラム感染のリスクを低減させるツールとして活用できるかもしれない。 次に、基本的な利用方法を紹介しよう(図1)。TMPSをインターネット環境にある管理用コンピュータにつなげ、管理プログラムをインストールする。すると、管理プログラムはインターネットを通じてActive Update Serverと通信し、最新のパターンファイルや検索エンジンを取得する。そして、USB型検索ツールのパターンファイルと検索エンジンをその時点で最新のものにアップデートする。その後USB型検索ツールを、ウイルスチェックを実施したいオフライン端…


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 前回述べたように、オフライン端末に対する脅威は増大してきており、そのための対策の必要性は高まっている。一方で、オフライン端末にはその用途および環境上の理由から、インターネットに接続して使われている端末と同様の一般的なセキュリティ対策が実施できないケースが多い。それでは、前回検証した企業のオフライン端末へのセキュリティ対策の現状をふまえて、オフライン端末におけるセキュリティの要件をまとめてみよう。 まず、オフライン端末においては、その端末本来の業務用途に必要なもの以外のソフトウェアを追加インストールすると保守の対象外になってしまうなどの理由から、ウイルス対策ソフトをインストールすることができないケースが多いということである。これはすなわち、セキュリティ対策を考えるうえでは、対象端末にウイルス対策ソフトをインストールすることなく、ウイルス検索、駆除、隔離等を実施できることが要件の1つであろう。これが実現できれば、対象の端末が保守の対象外となるような事態を防ぎつつ、適切なセキュリティ対策を施すことができる。また、ウイルス対策を実施するために毎回ソフトをインストールし、実施後すぐにアンインストールするようなケースで費やされる、人・時間のリソースやコストを大幅に削減することが可能だ。 次に、刻一刻と増え続ける不正プログラムの脅威に対応するためには、ウイルスチェックを行う際に適用するパターンファイルは最新のものである必要がある。現在の一般的なウイルス対策ソフトの場合、ネットワークを通じて最新のパターンファイルを取得、適用している。しかし、オフライン端末の場合、その端末上で直接最新のパターンファイルを取得するのは不可能に近いであろう。この環境の中で、可能な限り最新の対策をとれるようにすることが必要である。 さらに、企業のコンプライアンス上、セキュリティ対策を実施したエビデンス(証拠)を残しておくことも重要である。実施した状況を克明に記録しておくことで、問題の原因追求や検証、再発生の防止などに大きな威力を発揮するであろう。


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