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» 2018年10月01日 10時00分 公開

IT導入完全ガイド:この数年で大転換を迫られる企業IT、時系列で分かる「何をいつまでにどうすればよいか」 (1/2)

Windows Server 2008のサポート終了への対応に注目が集まるが、問題はそれだけではない。これから2025年までの数年は企業情報システムの大転換期になる。いつ何がどうなるかを整理した。

[原田美穂,キーマンズネット]

 この先の数年、企業のIT部門にとっては非常にやりがいのあるイベントがめじろ押しだ。見方によっては事業戦略や企業の将来を支える基盤づくりに貢献する選択も可能だが、半面準備不足の状態では非常に厄介な問題を抱えることになりねないリスクもある。

 本稿では、この数年で企業のIT部門に起こるイベントや、それがもたらすリスクとチャンス、準備すべき事柄を網羅的に紹介する。

イベントめじろ押しの数年、対応次第では損をする?

 冒頭で述べたとおり、この数年はやりがいのあるイベントが多数控えている。注意が必要なのは、これらのイベントを準備不足で迎えた場合には大きなロスを生む可能性がある点だ。

 これからのイベントを見ると、従来、総務部門が扱ってきたような業務端末の更改も情報システム部門が扱ってきた業務アプリケーション環境も混在することが分かるだろう。これらの見直しは、従来個々の部門が都度で対応してきたものだ。

 しかし、こんにちのIT環境を設計するには複合的なソリューションによる最適化が欠かせない。例えば、いまやPCの置き換え一つをとっても、セキュリティ対策などを全体として設計する必要がある。仮にVDI(仮想デスクトップインフラ)を導入するならば基盤をどこに置くか、ネットワーク帯域の確保をどうするかも考える必要がある。Office 365を導入するならば、端末管理や労務管理系の業務も包含できるかもしれない。この場合は労務人事系の業務効率化と組み合わせた導入が必要になる。

 この点に考慮なく、個別最適で都度のイベントに取り組むと、全体としてはムダや非効率が生まれやすくなる。コストや工数、運用利便性の面でよりよい結果を得るには、先回りしてIT環境改革の先導を切る方がよい。本稿からは数回にわたり、準備のための情報を提供していく。

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