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無駄仕事で忙殺される中小の経理、RPA×freeeで何ができるか(1/3 ページ)

経理担当者は本当に経理の仕事で忙しいのか。freeeは、中堅中小企業の経理業務を向上させるためにfreeeとRPAの連携を推奨する。会計業務量を従来の約30分の1に削減した実績もあるfreeeと、RPAを連携させる意義とは。

» 2018年07月06日 10時00分 公開
[土肥正弘ドキュメント工房]

 「経理担当者は本当に経理の仕事で忙しいのか?」と疑問を投げかけるのは、クラウド型会計サービス「freee」を提供するfreee カスタマーサクセス部の高師雅一部長だ。同氏は、仕訳業務と帳票作成に偏った古い会計ソフトによって経理スタッフが忙殺されていると嘆く。中堅中小企業の経理業務を向上させるために、同氏が推奨するのがfreeeとRPAの組み合わせだ。会計業務量を従来の約30分の1に削減したという実績もあるfreee とRPAを連携させる意義とは。

経理業務には無駄が多すぎる

 高師氏はかつて新日鉄住金マテリアルズで経理・財務、グループ連結、管理会計を手掛けた後、日立製作所に転社をして連結決算業務とIFRSへの移行に携わった。前職までの仕事は激務そのもの。死に物狂いで仕事をしてきたと振り返り、「その経験を通して思うことはただ1つ。経理業務に無駄が多すぎる」と言い切る。

freee 高師雅一氏 freee 高師雅一氏

 例えば、担当した経理業務の引き継ぎが十分に行われず、仕事はそれまで利用されてきたExcelファイルの構造やマクロの分析から始めなければならなかった。そこには複雑な関数が「芸術的に」詰め込まれており、分析は困難を極めた。「これは経理の本質的な業務ではない。こうした無駄な業務に追われていては経営管理ができない」と感じていたという。

 高師氏の思いと、freeeのコンセプトは一致していた。freeeの代表取締役の佐々木大輔氏はGoogleのアジアパシフィック統括本部長を務めた人物だが、その前職はベンチャー企業のCFOであり、株式上場の経験者だ。長い経歴の中で、経理業務の課題を痛切に感じて「スモールビジネスの方が働きやすいサービス」を創出しようと設立したのがfreeeだという。

 高師氏はfreeeに転社をし、顧客サポートを担うカスタマーサクセス部を立ち上げることになった。それから3年を経て、スモールビジネス向けの経理SaaSだったfreeeサービスは、やがて1000人規模以上の上場会社にも採用されるサービスへと姿を変え「現在はクラウド型の会計、

人事労務サービスとしてシェアトップにまで躍進した」と同氏は説明する。

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