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» 2018年05月21日 10時00分 公開

IT導入完全ガイド:Windows 10導入方法は? Windows 7サポート終了後の疑問を整理する (1/5)

Windows 7のサポート終了まであとわずか。Windows 10はアップデートポリシーなどが大幅に変わることから、移行後の運用も従来通りとは行かない。チェックポイントを整理しておこう。

[吉村哲樹,オフィスティーワイ]

そろそろ本格的に着手したい「Windows 10導入」

 2020年1月、Windows 7の延長サポートが終了する。一部大手企業では既にWindows 10への移行が進みつつあるが、中堅規模以下の企業ではなかなか包括的な移行計画が進んでいないのが現状だ。本稿では、Windows 10導入そのものの注意点や、移行計画の考え方と選択肢を整理していく。

Windows 7サポート切れのカウントダウンが始まった

 現在、企業が利用するクライアントOSの主力を担っているWindows 7の延長サポートが、2020年1月を以て終了となる。本稿執筆時点(2018年5月)では、既にサポート切れまで残り2年を切っている。過去、2013年から2014年にかけて、多くの企業が大急ぎでの対応を余儀なくされた「Windows XPサポート切れ問題」の騒動を思い起こせば、そろそろ本格的にWindows 7の後継OSについて考え始めないといけない時期に差し掛かってきた。

 特に、クライアント端末の数が数千〜数万に上る大手企業であれば、既に検討に着手していないと間に合わない可能性がある時期だ。また中堅・中小企業も、前回のWindows XPサポート切れ騒動の轍を踏まないために、できるだけ早めに情報収集を始めておいた方がいいだろう。

 ちなみに、Windows 7からの移行先となるクライアント向けWindows OSは、事実上「Windows 10」一択となる。既にご存じの通り、マイクロソフトはWindows 10以降、クライアントOSのメジャーバージョンアップを行わず、Windows 10に半年ごとに大幅アップデートを施していくことで、まるでクラウドサービスのように徐々に進化させていく「Windows as a Service(WaaS)」という方針を打ち出している。つまり、「Windows 11」や「Windows 12」というOSは登場しないというわけだ。

WaaSを理解しない移行計画はリスクを伴う

 これまで、Windowsのメジャーバージョンアップのたびに多大な工数を掛けて対応を強いられてきた企業ユーザーにとって、これは朗報のようにも聞こえるが、実はいいことばかりではない。むしろ、このWindows 10独特のWaaSの考え方をきちんと理解しないままWindows 7から10へ移行すると、思わぬ痛手を受ける危険性もある。

 そこで本稿では、Windows 10移行に当たって抑えておくべき基礎知識や、留意すべきポイントを、移行後の運用まで視野に入れながら紹介したいと思う。

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