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» 2017年10月12日 10時00分 公開

IT担当者300人に聞きました:IoTの取り組み状況(2017年)/後編 (1/3)

キーマンズネット会員329人にアンケート調査を実施した。IoT活用における課題やIoTプラットフォームサービスの認知度など実態が明らかになった。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2017年8月18日〜31日にわたり、「IoT(Internet of Things)の取り組み状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数329件)。回答者の内訳は、情報システム部門が32.5%、事業部門が43.8%、管理部門が18.5%、経営者・経営企画部門が5.2%だった。企業規模は、100人以下の中小企業が19.5%、101〜1000人の中堅企業が34.0%、1001人以上の大企業が46.5%となった。

 後編では、「IoT活用で導入している製品・サービス」「IoT活用における課題」や「IoTプラットフォームサービスの認知度」などを調査した。「導入・運用コスト」「専門知識を持った人材の不足」などがIoT活用での課題として捉えられていることなどが分かる結果となった。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

IoT導入「無線通信ネットワーク」が最多

 前編でIoTの活用が進んできている現状を取り上げたが、具体的にはどのようなIT製品サービスを導入し、実現しているのだろうか。IoT導入済みと導入予定の人に尋ねた。

 上位は「無線通信ネットワーク」42.1%、「センサーモジュール」「データ分析ツール」30.0%、「IaaS/PaaSなどのクラウド基盤」23.6%と続き、その後は「サーバ/ストレージ」22.3%、「セキュリティツール」18.9%、「ウェアラブルデバイス」13.3%、「ビーコン」10.7%が続く結果となった(図1-1)。

 どれもIoTを実現する上で必要不可欠な製品であるが、まずはセンシング機器からデータを吸い上げ異常時に検知を出すような工場での現場や、カメラなどの映像データを基に分析しながら改善を加えていく店舗でのマーケティング利用などが先行して進んでいるようだ。

 一方、今後IoTの浸透とともに日本においてより多くのセンサーが設置され、データ収集されていくと予測される中では、特にセンサーの制御技術やセキュリティ技術の向上は重要になってくるだろう。企業でも導入が進む製品群と予想される。

 ちなみに、最も多かった「無線通信ネットワーク」であるが、具体的には何が採用されているのだろうか。

 導入中または導入予定の無線通信ネットワークを選択してもらったところ、1位は「Wi-Fi」87.8%と圧倒的に多く、2位は「携帯電話ネットワーク(3G、LTE、MVNOなど)」39.8%、3位が「Bluetooth」21.4%、4位が「LPWA(SIGFOX、LoRaWANなど)」12.2%、5位「Wi-SUN、Zigbee、Z-WAVE」(11.2%)と続いた(図1-2)。

 低消費電力、遠距離通信、低価格を特徴とし、IoT用の通信に最適として注目されているLPWAであるが、現状のところは4位で12.2%と、市場への広がりとしてはまだまだのようだ。

IoTを実現する上で導入済み・導入予定のIT製品・サービス・無線通信ネットワーク(2017年) 図1 IoTを実現する上で導入済み・導入予定のIT製品・サービス・無線通信ネットワーク(2017年)
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