問題点の詳細を見る前に、前章で取り上げた「ITツールを導入・利用したことで現在抱えている問題点は何なのか」のワースト5を列挙する。
そして、上記それぞれに関連する代表的なコメントを整理したものが以下だ。
など、「どこに、何があって、どれが最新なのか」分からないというケース。
など、そもそも「使える人と使えない人・使おうとする人としない人」に二極化する傾向にあるようだ。
など、ルールと意識の両面が障害になっているケース。
など、同一ロケーションでないと利用できない仕組みになっていることは多そうだ。
といった、適任者がいないか、いても時間が足りないといったケース。
など。そもそも導入時にルールができていなかったり、導入後の社内教育や意識付けが十分でなかったりするケース。
なかには、「スケジュール調整を簡易にするためにグループウェアを導入したが、スケジュール自体が機密事項扱いとされ、閉ざされたグループ内でしかスケジュール共有が許可されず、結局、電話でスケジュール確認をしている」「結局は電話や対面での打ち合わせが減少しているとは思えない」「それなりの環境が整っているが、使う側がその状況を分かっていないケースがあり、コンタクトを取る際、結局電話・メールになってしまうことがある」といったアナログ回帰や、「直接の会話が減って、意思疎通が不完全な場合が散見される」というような本末転倒な状況が生じていることもあるそうだ。
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