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» 2015年11月30日 10時00分 公開

IT導入完全ガイド:データ消去を徹底比較、SSDのデータ消去には要注意 (1/4)

「HDDとSSDってデータ消去の違いがあるの?」や「リモートワイプって安全?」など、具体的な疑問に答える。データ消去の基本を徹底解説する。

[酒井洋和,てんとまる社]

 マイナンバーなどこれまで以上にセキュアな管理が求められるデータが新たに登場し、情報のライフサイクル管理が重要視されている昨今。記録媒体の中にある情報を「完全」に消去するための仕組みが注目されている。そんなデータ消去のソリューションには幾つかの方法があるが、今回はその全体像について紹介しながら、データ消去の重要性を分かりやすく解説していく。

データ消去の必要性

 顧客やメンバーとのメールのやりとりや活動報告のための日報、客先に提出する見積書や提案書など、業務を遂行する上でさまざまな情報が日々生み出されている。作成された情報は、PCやサーバ内のHDDやSSDなどの記録媒体に記録され、日々更新や改変を繰り返されながら業務に役立っていることだろう。

 その中には企業にとって重要な機密情報や個人情報など漏えいさせてはならない情報も多く記録されているはずだ。万一の情報漏えいを防ぐためには、PCをリースしている際にはリースアップ時に、購入しているPCであれば新たなマシンと入れ替えるときに、それらの情報を正しい方法で消去しておくことが必要となる。

 ただし、PC上にあるゴミ箱に捨てるデータ削除やHDDをはじめとした記録媒体の初期化では、情報を完全に消すことができない。あくまで情報にたどり着くためのインデックス(ファイルアロケーションテーブル)が消去されるだけで、実データは記録媒体のなかに書き込まれたままの状態となっており、専用のツールを用いればデータの復元が可能だ。だからこそ、データ消去と呼ばれるソリューションが情報漏えい対策として欠かせないものになる。

削除や初期化と完全データ消去の違い 図1 削除や初期化と完全データ消去の違い。初期化やフォーマットではデータは消えていない(復元可能)ので 専用ツールでデータを完全に消去する必要がある(出典:ブランコジャパン)
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