特集
» 2014年08月25日 10時00分 公開

IT導入完全ガイド:モバイルファースト時代に押さえておきたいCMSの選び方 (1/4)

Webサイトの構築や運用にはCMS利用が当たり前。しかし、スマートデバイスが急速に浸透する中、CMS側ではどのような対応が可能なのか。最新CMS動向を詳しく解説する。

[土肥正弘,ドキュメント工房]

 今ではWebサイトを構築、運用するならCMSが必須となり、企業サイトでも個人サイトでも利用が一般化した。しかし、スマートデバイスの急速な浸透の前に新しいモバイル向けサービスを提供しようとすると、既存CMSでは困難が伴う場合も少なくない。また、タイムリーなコンテンツ提供を図るとき、専門家任せの運用では時間がかかりがちなことも懸念され、非専門のスタッフでもより使いやすいツールが求められる。

 今回は、将来を見越したバージョンアップやリプレースを図るときの注意ポイントを紹介しながら、最新CMSツールの選び方のポイントを紹介しよう。

CMSツールのタイプを分類すると?

 CMS(Content Management System)は、もともとテキストやデータ、画像、動画などのコンテンツを一元的に管理するデータベースを基に、複数のWebページやWebサイト、印刷物、電子資料などに適切に組み込んで目的に応じた表現を実現するツールとして誕生した。

 やがて一部は文書管理ツールと融合し、帳票や業務書類などの非構造化データを含めて膨大な社内コンテンツの管理と利用を効率化するECM(Enterprise Contents Management)ツールへと発展する一方で、インターネットのビジネスでの存在感が強まるにつれて、大量のWebページを短期間で作成、公開するニーズに対応してWebサイト構築と管理、運用に特化したツールが続々と登場するようになった。

 インターネットの個人ユーザーを中心に「ブログ」が流行し始めると、簡易的なWebサイトを効率的、簡便に構築できる「ブログ作成ツール」が登場した。これが普及し始め、ファイル管理機能や複数のユーザー権限による管理機能、大量ページ、複数サイトの管理機能などを次々に搭載するようになり、CMSツールとして本格的に利用可能な内容に拡張されていった。

 現在では、「CMSツール」といえばWeb構築と運用を行うWeb CMSツールと理解され、最大シェアはブログツールから発展したCMSツールが獲るほどになった。現在では、スマートデバイスやフィーチャーフォン用に特化したモバイル専用CMSツールも登場した。

CMSツールの分類 図1 CMSツールの分類

 特にブログツールから発展したCMSとその派生型CMSにはオープンソースの無償製品と、それにサポートサービスや拡張機能を追加した有償製品の別がある。また、それ以外のCMSツールでも、オンプレミス構築用のパッケージ製品と、それを利用したSaaSが提供されている場合があり、またSaaSのみで提供されているケースもある。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

ホワイトペーパーや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。