調査リポート
» 2008年05月13日 10時00分 公開

シェア情報アーカイブ:「負荷テストツール」シェア(2006年度)

2006年度出荷金額が前年比6%増の17.3億円。2007年度はさらに12.1%の伸びが予測される「負荷テストツール」。シェア情報を紹介する。

[キーマンズネット]

 ミック経済研究所の調べによれば、2006年度の負荷テストツール市場は、ベンダーの新規参入とECサイトの増加や企業システムのWeb化などによる需要の増加から、出荷金額が前年対比6%増の17.3億円へ成長した。また、2007年度には、19.4億円とさらに12.1%の伸びが予測されている。

 市場占有率を見ると、2006年度の出荷金額ベースで日本HPが28.9%で1位、2位のエンピレックスが27.2%、3位の日本IBMが17.9%で続いている。2007年度の出荷金額は1位と2位との差が詰まっており、負荷テストツール自体の認識度や必要性の高まりから競争は激化してきている。

 ベンダーの動向としては、2007年10月にはネットジャパンが、低価格や高機能、操作の容易さを特長とした「WAPT」をリリース。また、ボーランドも、2006年に米国本社が買収した旧Segue Softwareの製品「Borland SilkPerformer 2007」をリリースしている。

 しかし、導入先は依然大手が中心で、中堅中小ユーザーではオープンソースのツールを使用したり未導入のケースが多い。その対策として各ベンダーは、ライセンス販売に加え、1カ月単位の期間貸しや結果分析のサービスを提供することで拡販を図ろうとしている。

 今後は、ツール導入の費用対効果ではなく、十分にテストせずにサービスを開始し、高負荷時にシステムダウンした場合の「ビジネス損害額」対「ツール導入費用」という図式がユーザーに根付くことで、本格的な市場の形成が見込まれる。

「負荷テストツール」シェア(2006年度) (出典:ミック経済研究所)

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