IaaS型クラウドサービス「BlueSpider」


日本システムウエア

Keyレポ

  • 基本情報
  • IaaS型クラウドサービス「BlueSpider」の特長
  • IaaS型クラウドサービス「BlueSpider」のケーススタディ
  • IaaS型クラウドサービス「BlueSpider」のスペック

IaaS型クラウドサービス「BlueSpider」

掲載日:2010/07/23

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
低コスト化だけでなく、運用負荷を低減し、信頼性が高く、自社に最適なITインフラをクラウドサービスで実現したい企業
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
ITリソースの提供だけでなく、運用監視などのサポートや最適なクラウド移行計画の立案・実施といったシステム・インテグレーションを含むトータル・サービスを提供
価格情報 初期費用:5万円〜
月額使用料:4万5000円〜
※オプションサービスなどにより異なる
※詳細はお問い合わせ下さい
※いずれも税別表記
サポート
エリア
全国


クラウドサービスがもたらすコスト・メリットに潜む落とし穴とは


 多くの企業が注目し、導入検討が進むクラウドサービス。その代表的な理由は、「大規模な初期投資が不要」「短期間で利用できる」「インターネットで利用・管理が可能」「必要な時、必要なだけリソースが確保できる」といったところだろう。そのためか、サービス選定時、“月額○円”といったランニングコストのみが重視される傾向にあり、肝心のサービス内容が充分に検討されぬまま導入・構築が進行。最終的に、下記のような問題が発生するケースが多いと聞く。

 【クラウド導入で直面する代表的な落とし穴】
 ●“月額○円”という表示価格に含まれないサービスが必須となり、予算を上回るコストが必要に
 ●現行システムの移行作業が思っていた以上に大変でスケジュールに大きな遅れが発生
 ●導入時・運用時に、何をどう進めれば良いか分からず、サポート・メニューも少なく、泣かされた
 ●移行を予定していたアプリケーションがクラウドに対応しないことが移行実施時に発覚
 ●想定外のネットワーク遅延が発生し、サービスの提供に支障が発生
 ●セキュリティ面が不透明で、SLAや保障するサービスが少なく、リスクが大きい


これらの問題を解決しなければ、貴社のクラウド活用は計画どおりに進行せず、導入効果も大幅に縮小する。

 では、選定時のポイントをどこに置けば、クラウドサービス導入・移行に成功するのか?今回、そのポイントとして取り上げたのがインテグレーションサービス。企業の現状・要望のヒアリング〜事前の検証〜クラウド環境の構築〜システム移行〜運用・管理までにわたる“クラウド・インテグレーション”だ。
 では、単なるITリソースの“貸し出し”だけでなく、クラウド環境に関するシステム・インテグレーションを提供する日本システムウエア(以下、NSW)の、他サービスと一線を画するIaaS型クラウドサービス「BlueSpider」の代表的な特長を解説しよう。






特長


クラウド構築

仮想化の検証から移行、運用・監視までを徹底サポート


 前段のように、ITリソースを“クラウド上に乗せさえすれば”、それですべて完了というわけにはいかない。導入前の検証から、クラウド環境の構築、移行作業、運用・監視の各フェーズにおいて、サービス業者のノウハウやシステム・インテグレーションのレベルに頼る部分が極めて多い。

 NSWでは、単なるクラウド環境の提供だけではなく、下図のような様々な構築支援と最善の対応、アドバイスなどを行ってくれる。例えば、クラウドへの移行の第1歩、現状の把握から検証フェーズは無償のサービスだ。個々の企業別に「BlueSpider」の導入効果を正確に判断し、コスト・メリットが得られないという結果が出れば、その旨を伝えるケースもあるという。
 10数年に及ぶデータセンタ運用実績に加え、システム・インテグレーターとして様々なシステムの構築を通じ、蓄積された経験・ノウハウが、クラウドサービスの構築と提供にも、フルに発揮されるということだ





冗長構成

基本構成ですべてのレイヤを冗長化!高信頼性を全ユーザに提供


 クラウドサービスの中には、冗長化構成ではないケースもある。しかし、「BlueSpider」の初期費用:5万円〜・月額:4万5000円〜すべてのレイヤを冗長化した状態の価格である(いずれも税別)

 ネットワーク回線はマルチパス構成、クラスタリングされた物理サーバ、ストレージは別筐体への同期ミラーリングをとっており、万一の障害時、ネットワーク・物理サーバ・ストレージともに別ノードへ切り替わる。データセンタは免震構造の郊外型で、社内システムや都市型データセンタの災害復旧(Disaster Recovery)サイトとしても利用可能。こうした信頼性のベースには、NSWの10数年にわたるデータセンタ運用の実績とそこで培われたノウハウが活かされている。
 企業のITインフラを預ける以上、こうした信頼性が保たれているかどうかは、非常に重要なポイントである。





リモート監視

社内PCで仮想マシンのパフォーマンス確認、電源ON/OFFなども可能


 貴社のシステム管理者は、インターネットを介し、SSL-VPN接続で「BlueSpider」のコンソールアクセスが可能だ。電源のON/OFF、BIOS設定の変更などが行える。通信には、SSLによる暗号化・MACアドレス認証・ユーザごとに発行される専用ID/パスワード認証が行われ、強固なセキュリティを確保している。

 また、下図のユーザ管理画面のように、仮想マシンのパフォーマンス状況を分かりやすいグラフ形式で見ることもできる。





充実サポート

24時間365日、経験と知識が豊富なエンジニアによるサポート


 NSWのクラウドサービスの大きな特長の1つ、それがテクニカルサポートだ(オプション)。運用経験が豊富で、ベンダ・レベルの知識やノウハウを持つ専任のエンジニアたちが、24時間365日対応。アプリケーション/ミドルウェア/OSを対象に、テクニカルな依頼作業はもとより、複雑で手順化できない障害への対応を実施。更に、約3万件ものナレッジ・データベースを活用し、迅速な障害対応や高品質のマネージドサービスを提供してくれる。

 仮想環境は可視化が難しく、監視と障害対応には、専門的な知識と経験が不可欠。だからこそ、クラウドサービスで懸念されるサービスレベルの問題も、NSWのスタッフ陣とサポート体制なら、安心して活用できるはずだ。  




延命対策

「BlueSpider」を利用した既存システムの延命対策サービス


 現行システムの『ハードウェアがサポート切れ』『OSをバージョンアップしたいが、上位システムが対応していない』『システムの改修にコストがかかる』といった問題に、NSWは「BlueSpider」を利用したサービス「システム延命パック」を用意している(オプション)。システム移行、ネットワーク回線、対象サーバの仮想化、監視までをパック化したトータル・サービスだ。

■仮想マシン上のリソース割当:  「BlueSpider」のリソース割当(基本は共有プラン)。

■対象システムの移行:
 専用の移行ツールを使用し、対象システムをオフラインで「BlueSpider」へ移行。

■ネットワークサービスの提供:
 インターネット経由のVPNサービスの提供。レイヤ2レベルのネットワークサービスを利用することで、既存のIPアドレスを変更することなく移行可能。

■監視サービス:
 移行した仮想システムのPNGによる死活監視、サービス監視(標準で2サービスまで)。




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ケーススタディ


ハイブリッド

仮想化によるクラウド環境と物理サーバのハウジングを併用


 「BlueSpider」は様々なOS/ミドルウェアに対応する。コンソール接続も可能なため、独自システムの導入やインテグレーションに適した環境といえるだろう。

 社内のサーバ群の大半を「BlueSpider」で仮想化し、クラウド環境を実現。一方、仮想化しない、あるいは仮想化できないサーバは、NSWのデータセンタ内にハウジングし、利用するといった物理サーバとホスティングを併用したハイブリッド構成も可能だ。しかも、NSWはマルチキャリア。特定のキャリアに縛られず、ユーザ企業はネットワーク回線を自由に選ぶことができる。




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検証環境:貴社のシステムをクラウド環境でベンチマークテスト


 『自社のシステムをクラウド環境に置いた時、どれくらいのパフォーマンスを得られるのかを知りたい』といった企業の要望に、NSWは応えてくれる。

 例えば自社の文書管理システムをNSWの検証用のクラウド環境へ移行。社内のPCから管理コンソールを通して、ベンチマークテスト、パフォーマンス調査、そして移行の妥当性などを事前に検証、評価するケースもあるという。
 検証期間は約3週間から1ヵ月。個別の相談になるので、興味のある企業は問い合わせてみよう。





スペック

製品名(サービス名) IaaS型クラウドサービス「BlueSpider」
サービス提供会社 日本システムウエア
サービスメニュー(提供可能な製品群) 【基本サービスプラン】
CPU:1core(3GHz相当)、メモリ:2GB、ディスク:50GB
リソース専有プラン(*1)とリソース共有プラン(*2)があり。
各種OSに対応(*3)。SSL-VPNアカウント付き。
【システム延命パック】
動作環境 -
オプションサービス ・リソース追加オプション
・ネットワークオプション
・バックアップオプション
・テクニカルサポートオプション
・運用監視オプション
・インストレーションサービスオプション
その他特記事項 *1:リソース専有プランとはCPUを1台の仮想マシンで専有するリソース保障型プランです。

*2:リソース共有プランとはCPUを複数の仮想マシンで共有するベストエフォート型プランです。(メモリ、ディスクは専有です)

*3:仮想サーバ対応OS
Windows Server 2003/2008 Standard,Enterprise,Web Eeditions, & Small Business Server
Windows 2000 Server & Advanced Server
Windows NT 4.0,c
Red Hat Linux 7.2, 7.3, 8.0 & 9.0
Red Hat Enterprise Linux 2.1, 3, 4 & 5
Solaris 10(x86)
SUSE Linux 8.2, 9.0 & 9.1
SUSE Linux Enterprise Server 8
Novell NetWare 5.1 6.0 & 6.5
FreeBSD 4.9
CentOS 5.3
製品サイトURL:http://www.bluespider.jp


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製品・サービスの取扱い企業


日本システムウエア株式会社
部署名:ITソリューション事業本部 クラウド推進グループ
住所:〒150-8577 東京都渋谷区桜丘町31-11
TEL:03-3770-0046
FAX:03-3770-0076
e-mail:bluespider@gw.nsw.co.jp
URL:http://www.nsw.co.jp


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FAX:03-3770-0076
e-mail:bluespider@gw.nsw.co.jp
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