PAS 3716


パイオリンク

Keyレポ

  • 基本情報
  • PAS 3716の特長
  • PAS 3716の導入事例
  • PAS 3716のスペック

PAS 3716

掲載日:2010/03/30 更新日:2010/04/19

企業規模 企業規模問わず
オススメ
ユーザ
ロードバランサの保証切れや新規開発の終了、またはメーカーの統合などにともない、リプレースを検討中の企業。
製品形態 ハードウェア
製品概要 基本性能とコストパフォーマンスに優れ、リプレースに最適な機能に的を絞ったロードバランサ。省電力でグリーンITに合致、ハード・ソフトウェアの一括10年間修理保証対応。
価格情報 198万円(税別)
サポート
エリア
全国


ロードバランサのリプレースにあたっての課題は…?






リプレースタイミングで一番多いのは、保守切れでリプレースを検討するユーザ。また、メーカーによる新規開発の終了や、製造元である海外メーカーの統合などにより、リプレースを余儀なくされるケースは少なくない。

集中するトラフィックを分散し、安定したパフォーマンスの発揮に欠かせないロードバランサ。止めることのできないアプリケーションであるだけに、その買い換えにあたり、機種の選定は保守的なものになりがちだ。製品の変更に対する不安から、結局は、これまでと同じメーカーによる、新しい機種に落ち着いてしまってはいないだろうか。それはまた、これまでの機種同様、オーバースペックで高価格な製品ではないだろうか。

高い性能を低コストで提供している機器を選ぶことは、ロードバランサの選定においても、必須。そこでオススメなのが、リプレースに必要な機能を集約した、基本性能に忠実なロードバランサ『PAS 3716』だ。



特長


高機能〜1

シンプルな構造で、基本性能に忠実なロードバランサ


■統合負荷分散機能
『PAS 3716』は、ロードバランサに必要な機能をすべて搭載。統合型アプリケーション・スイッチとして、サーバ負荷分散やファイアウォール負荷分散、ゲートウェイ負荷分散など、多くの機能を1台で実現する。

■ハードディスクレス
トラブルの原因となりがちなハードディスクを実装していない、シンプルな構造。これにより、MTTF(平均故障間隔)に優れる。

■スペック
1000BASE-T及びSFPスロットを各16個搭載(デュアルポート)、L4/L7処理性能は2Gbps。更に、SSL機能の有無が選べ、その数値は3000TPS。またフラッシュメモリや電源がデフォルトで2重化され、信頼性を高めている。

■省電力
高性能と信頼性を両立させると同時に、消費電力は87W(SSL機能搭載モデル92W)。省電力により、グリーンITに合致した製品となっている。





高機能〜2

ローエンドの価格でミッドレンジ〜ハイエンドに迫る機能性


■日本語化されたGUI&マニュアル
更に、日本語化されたGUIにより、運用管理も容易。設定方法を分かりやすく網羅したユーザガイド、インストールガイドなどのマニュアルも、もちろんすべて日本語化されている。

■負荷分散方式
『PAS 3716』の負荷分散方式は、大きく、ラウンドロビン、リストコネクション、ハッシュ、ウエイト、サーバリソース方式の5つ。また、管理面においても、グレイスフル・シャットダウンやコネクション数に応じてSorryサーバへ通信を割り振る機能など、様々な使用方法をサポートしている。

■高性能処理を実現する専用OS
ハードウェアから最高のポテンシャルを引き出すため『PAS 3716』は独自の専用OS【PLOS:プロス】を搭載。堅牢でセキュアなOSであると同時に、ファームウェアは日々改良や検査が行われ、セキュリティパッチの適用や機能改善、新たな機能の追加など、迅速なリリースが行われる。


10年修理保証

コストパフォーマンスに優れ、販売後10年間の修理保証を提供


■「安心して長く使える」製品を
『PAS 3716』をはじめとするパイオリンク社の製品開発におけるコンセプトは「基本機能に忠実なロードバランサ」、そして「安心して長く使えるもの」。そこで、同社は自らのコンセプトに基づき、販売後10年間の修理保証を実現した。

更に、『PAS 3716』の特長は、その価格にもある。

■本体価格
『PAS 3716』は、ひとクラス上の性能を持ちながら、価格は198万円(税別)。また、SSL機能搭載モデルは248万円(税別)となっている。

■1台分の価格で2台の冗長化構成が可能
導入価格を低く抑えられるため、2台のロードバランサを同時に稼働させる冗長化構成でも、ほぼ同じ性能を持つ既存のロードバランサ1台分よりも低コストで導入可能。より効果的かつ安定的なシステムを構築することが可能だ。

■保守費用
更に、『PAS 3716』は、保守費用の面においても低価格化を実現。導入から運用までのコストを、大幅に圧縮することができる。

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導入事例


新規導入

専門家である大学教授の意見を参考にPAS導入を決定した筑波大学


2007年。筑波大学は、事務職員を対象にした業務用連絡システムの開発に着手。アクティブディレクトリでドメイン管理を行ない、エクスチェンジサーバを使うことでメールやグループウェアを動かせる、パッケージ的なシステム作りを目指した。これまでは多くのユーザがアクセスする時間帯にレスポンスが悪くなることが多く、職員からは苦情が寄せられていた。組織ごとに分散しているシステムを一元化すると同時に、これを解消することが、もっとも重要な課題であった。業務用連絡システムのアクセスにストレスを感じない程度の速度と、2000名の接続人数の負荷に耐えられるシステムの構築。これが、筑波大学が求めた具体的な数値だ。
メール伝達システムとして、インターネットを使用することから、外部からのウイルス等をブロックするUTMをベースに、アクセス集中の際にサーバ負荷を軽減させるため、負荷分散装置としてPASシリーズが候補に挙げられた。同大の担当者は当初、次のような感想を抱いたという。
「正直に言ってアメリカ製の製品に比べて、価格の割にカタログ数値が非常に高く、これが本当に出るのかと思いました。」
これに対し、システム構成の作り方、導入に対するお金のかけ方など、コストとのバランスなども考慮に入れてシステムを組み上げることにかけての専門家である、同大でIT関連の教鞭を執る教授が担当者に対してアドバイスを行った。教授の意見を参考に、コストパフォーマンスを考慮し、アクセス集中時のレスポンスを落とさないことを命題に導入機器を検討。その結果、パッケージ製品の一翼を担う機器として、PASシリーズは選択され、筑波大学のシステムに導入された。導入後の効果について担当者は「職員から、これまでのような待ち時間に対する苦情もなくなり、スムーズに動いていると確認されています。」と語る。





リプレース

パイオリンク社のロードバランサにリプレースしたアステラス製薬


アステラス製薬がロードバランサを導入したのは約10年前。イントラサーバの負荷分散のため、増え続けるトラフィックに対応するべく次々に冗長化をはかり、20台以上の米国製ロードバランサを導入。しかし、ある時から海外への接続に遅延障害が起こりはじめ、原因を調査したが、メーカーからの解答は「仕様」ということであった。結果的に、グローバルセグメントのロードバランシングを、機器ではなくOSクラスタリング機能を使って対応せざるを得なくなり、同社はリプレースを決定。
営業をはじめとする一部の社員約4000人が利用するサーバを、他社のものへと切り替えることとした。
既に、スパムメールをシャットアウトするためのアプライアンス製品に、韓国製の機器を導入していた同社。韓国製IT機器に対する好印象もあり、また販売代理店の勧めもあって、パイオリンク社のPASシリーズを導入の候補とした。
販売代理店に依頼して、ロードバランサのコンフィグをPASにコンバートし、デモ環境により基本動作を確認。その結果、機能面で問題がないことが認められ、これまでと全く同じサーバ環境で、ロードバランサだけを入れかえる方式で導入が決定した。
パイオリンク社のロードバランサに決定した理由は、大きく2つ。
自社ビルの総消費電力を削減する数値目標があり、中でもサーバルームの省電力化は必須。これまで使用してきた米国製ロードバランサに比べ、PASシリーズは、はるかに少ない電力で稼働させることができるという点が1つ。
もう1つは、初期費用に加え、保守費用も含めたコストパフォーマンスの高さだ。同じ性能であれば、導入コストが抑えられるのは大きなメリットと語るアステラス製薬の情報システム担当者は、次のようにコメントする。
「導入後、トラブルはまったくありませんね。ロードバランサの存在を忘れるくらい。ネットワーク機器はそのくらいがいいんです。」。


アステラス製薬構成イメージ図

アステラス製薬構成イメージ図
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『PAS 3716』で実現する、効果的なリプレース


『PAS 3716』は「ロードバランサ本来の機能で十分」「将来のトラフィック増加に対応したい」と考えリプレースを検討中の企業、そして「グリーンITに適応した製品を導入したい」「導入から運用まで、全体のコストを抑えたい」という公共機関・自治体にとって、特に最適な製品と言える。高い機能を誇ると同時に低価格化を実現し、コストパフォーマンスに優れ、グリーンITにも合致、かつ10年保証。これが『PAS 3716』の特長だ。

また以下のミッドレンジ・ハイエンドモデルも用意されている。詳細はこちら

『PAS 5216』 スループット4Gbps/398万円(税別・SSLなし)〜
『PAS 8216』 スループット8Gbps/598万円(税別・SSLなし)〜
『PAS 10020』 スループット8Gbps/998万円(税別・SSLなし)〜

いずれもコストパフォーマンスに優れる製品であることは言うまでもない。PASシリーズは、ロードバランサのリプレースにあたり、比較検討の機種に是非とも加えていただきたい製品だ。



スペック

製品名 PAS 3716
メーカー パイオリンク
寸法 438(幅)×545(奥行)×88(高さ)mm
質量 8.65kg(SSL非搭載モデル)、9.15kg(SSL搭載モデル)
電源 AC100-240V (50/60Hz)、電源装置2重化、消費電力: 87W(SSLアクセラレータ搭載時92W)
筐体タイプ 19インチ/2U
対応レイヤー L4/L7負荷分散、L2/L3スイッチング
プロセッサ 非公開
メモリ容量 3GB
内蔵HDD なし
対応プロトコル 各種プロトコル(L2、L3、L4/L7)
ケータイコンテンツにはL7機能で対応
スループット L4/L7スループット: 2Gbps
LANインターフェース 10/100/1000BASE-T: 16ポート(※)
1000BASE-X SFP: 16ポート(※)
※デュアルポート
その他特記事項 日本語GUIによる設定画面
日本語マニュアル&設定事例集
管理インターフェース(http,https,telnet,ssh,console接続)
SSLアクセラレータ
製品サイトURL:http://www.piolink.co.jp/product/index1.html


価格情報


198万円(税別)


補足説明
SSL機能搭載モデル/248万円(税別)

サポートエリア


全国


補足説明

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