これからもUNIXを選択していくべきか?
現在、企業のシステムをUNIXベースで構築している場合、こんな疑問を感じていないだろうか?
●現在はともかく、将来的にもUNIXは進化し続けるだろうか?
●UNIXよりも、LinuxやWindowsの方が圧倒的に低コストなのでは?
●ビジネスがストップするのは非常に怖い!24時間365日運用とはいうけれども…
サーバにおけるWindowsやLinuxのシェアが拡大傾向にあることから、上記のような疑問を感じることがあるかもしれない。しかし富士通のUNIXサーバPRIMEPOWERならば、将来的にも、コスト的にも、さらには信頼性の面でも、安心して使い続けることができる。それではなぜPRIMEPOWERは、現段階でも安定した運用が低コストで実現でき、将来的にも長い目で利用できるUNIXサーバなのだろうか?その理由をチェックしていこう。
将来性その1 |
今後も進化し続けるUNIXサーバ「PRIMEPOWER」 |
UNIXサーバの将来性については、ハード面(サーバ、プロセッサなど)とソフト面(OS、アプリケーションなど)の両者に注目する必要がある。
それでは、まずハード面から見ていこう。
PRIMEPOWERは、富士通が長年培ってきたメインフレームの高信頼技術、スーパーコンピュータの高速化技術に、オープン性を融合させて開発したUNIX サーバであり、これらの技術をベースに開発した、高性能プロセッサ「SPARC64 V」を搭載している。「SPARC64 V」の特長である高信頼性については後述するが、富士通ではUNIXサーバのユーザが安心して使い続けることができるように、今後も長期的展望での開発を続けていく姿勢を表明している(下記ロードマップ参照)。
つまりハード面については、PRIMEPOWERを導入することにより、長期的に進化し続けるUNIXサーバを活用できる体制となるというわけなのだ。
将来性その2 |
すでに600万ライセンスを出荷 シェアを拡大する「Solaris 10」 |
それではUNIXのソフト面(OS)の将来性は、どうだろう?
PRIMEPOWERでは、対応OSとしてSolarisを採用している。SolarisはUNIX OSで唯一オープンソース化されており、その最新バージョンであるSolaris 10はすでに600万件以上というライセンス出荷数の実績を持っている。従来のバージョンのSolarisベースで開発された環境との互換性にすぐれているだけでなく、様々な先進機能を搭載したOSがSolaris 10なのだ。
先進的な機能としては、政府機関、軍事機関、研究機関など高度なセキュリティを必要とする場所での利用を想定したTrusted Solarisの機能の一部を搭載するなど、セキュリティ面を大幅に強化。また効率的な運用を行うために、1つの筐体内に最大8191個の仮想環境を構築できるSolarisコンテナ機能も搭載している。
つまりPRIMEPOWER+Solaris 10の組み合わせは、ハード面から見てもソフト面から見ても、長期的な利用を見込むことができるUNIX環境なのだ。
コスト |
イメージほどの差は生じない |
サーバOSでシェアを伸ばしているLinuxやWindowsと比して、UNIXは割高というイメージを持つユーザも多いだろう。 |
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信頼性 |
PRIMEPOWER + Solaris 10による24時間365日運用 |
Solaris 10は、 システムパフォーマンスの低下による原因分析・診断を容易にする 動的なトレース機能DTraceを有している。 オンラインのままシステム状態を評価し問題個所を特定し、短い時間でトラブルの早期解決を実現できる。 |
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高可用性 |
PRIMEPOWER + Solaris 10で実現できる「高信頼性」の1例 |
上記「特長」の最終項目で紹介したとおりPRIMEPOWER、Solaris 10とも、信頼性を高めるための機能を有している。
「Solaris 10 + PRIMEPOWER」という組み合わせで実現できるポイントとしては、「活性交換」「活性増設」といった「業務を停止しないメンテナンス」が挙げられる。
PRIMEPOWERは電源からファン、SCFボードなど、徹底した冗長構成をとっている。しかし部品に障害が発生した場合、予備の部品での可用性が保障されていても、故障した部品自体を交換する際に、サーバをストップしなければならないのでは、結果的に「業務の停止」状態が発生してしまう。
Solaris 10とPRIMEPOWERの組み合わせ※なら、サーバを停止せずに部品を取り替える「活性交換」が可能だ。
また同じくサーバを停止せずに、メモリやディスクの増設が行える「活性増設」や、キャッシュ、プロセッサの「動的縮退」など、24時間365日運用を実現できるのだ。
※PRIMEPOWER 900以上
製品名 | PRIMEPOWER 250 |
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メーカー | 富士通 |
寸法 | 444(幅)×657(奥行)×87(高さ)mm※(ラックマウント2U) 445(幅)×681(奥行)×174(高さ)mm※( 〃 4U) 350(幅)×600(奥行)×520(高さ)mm (ペディスタル[タワー]) ※装置前面の取っ手を除く外形寸法 |
質量 | 25kg(ラックマウントタイプ2U) 45kg(ラックマウントタイプ4U) 55kg(ペディスタルタイプ[タワータイプ]) |
電源 | AC100〜120V/AC200〜240V 50/60Hz |
筐体タイプ | ラックマウントタイプ(2U/4U)、ペディスタルタイプ(タワータイプ) |
プロセッサ | SPARC64(TM) V 1.65,1.98GHz / 最大2 ※ラックマウントタイプ4Uは1.98GHzタイプのみ |
メモリ容量 | 最大16GB |
内蔵HDD | 最大294GB(ラックマウントタイプ2U) 最大588GB(ラックマウントタイプ4U) 最大882GB(ペディスタルタイプ[タワータイプ]) |
その他ドライブ | DVD-ROM(最大8倍速/CD-ROMメディア使用時は24倍速) DAT(DAT72/オプション搭載) ※ラックマウントタイプ4U/ペディスタルタイプ(タワータイプ)のみ |
LANインターフェース | 1000BaseT or 100BaseTX or 10BaseT ×1 100BaseTX or 10BaseT ×1 |
その他インターフェース | PCI×最大3(ラックマウントタイプ2U) PCI×最大6(ラックマウントタイプ4U/ペディスタルタイプ[タワータイプ]) USBインターフェース ×2 シリアルポート(RS232C) ×2 ※1ポートはコンソール専用 |
OS | Solaris(TM) 9, 10 Operating System |
その他特記事項 | PRIMEPOWERには、上記のエントリーサーバ「PRIMEPOWER 250」以外にも、ミッドレンジサーバ、ハイエンドサーバ、スーパーコンピュータにわたるモデルが用意されている。詳細は下記製品サイトURLより。 |
製品サイトURL:http://primeserver.fujitsu.com/primepower/ |
価格情報 78万7000円〜(標準価格、税別) 補足説明 |
サポートエリア 全国 補足説明 |
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部署名:富士通コンタクトライン
TEL:0120-933-200 (受付時間 9:00〜17:30(土・日・祝日・年末年始を除く) )
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