日本でも使えるようになったOpenStack as a Serviceは普及する?

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日本でも使えるようになったOpenStack as a Serviceは普及する?

データセンター 2016/07/08

 ネットワールドは、米Platform9 Systemsとディストリビューター契約を締結し、Platform9が持つSaaS「Platform9 Managed OpenStack」の国内販売、および日本語サポート提供を開始する。

 米Platform9 Systemsは、オープンソースのIaaS構築基盤ソフトウェアであるOpenStackをサービス「Platform9 Managed OpenStack」として提供する企業だ。

 そもそもAmazon Web ServicesのようなIaaS環境を自前で開発することを目指して始まったOpenStackは、プライベートで構築できることやブラックボックスのないオープンソースソフトウェアであることなどから、クラウドサービスプロバイダーのサービス基盤や学術クラウドサービスなどの「業界クラウド」、大企業の統合インフラ環境として採用されることが多かった。パブリッククラウドでは運用できないシステムで、運用や調達を効率化する際に役立つからだ。

 ストレージ装置やネットワーク機器、システム運用管理ツールでもOpenStack APIに対応した製品が増えてきていることから、ITインフラ全体をOpenStackで構築しておくことで、リソース調達などのITインフラ操作をソフトウェアで定義したり、再利用したりできる。

 ただし、OpenStackそのものは、主要な機能コンポーネントだけでも数十種類以上あり、それらを安全に運用するにはそれぞれの開発動向を追いかける必要がある。また、オープンソースソフトウェアであることから、万一バグなどが見つかった場合には自力で対処できる技術力も必要だ。

 それでも大規模なITインフラであれば、リソース割り当てやポリシー適用などを自動化できるOpenStackのようなプライベートクラウド環境は効率がよいため、一定の技術者を抱えられる組織で利用されてきた経緯がある。

OpenStackそのものの運用工数を削減できるサービス

 ネットワールドが提供するPlatform9はこうした「OpenStack=自社に技術者を抱える必要性」という図式を解消する「サービス」として提供される。SaaSであることから、パッチ適用やアップブレードなどは「おまかせ」できる。

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通常のOpenStackディストリビューションとPlatform9 Managed OpenStackの比較
(出典:ネットワールド)

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Platform9 Managed OpenStackの機能イメージ
(出典:ネットワールド)

 利用するには、オンプレミス環境に仮想アプライアンスなどの形態でゲートウェイを設置してSaaSと接続するだけでよい。既存環境の運用管理もSaaS側に統合できるため、ITインフラ運用の自動化やDevOpsのような俊敏な開発体制を構築する際の工数を削減できる利点があるとしている。

 1CPUソケット当たり27万円(参考価格、税別。サポート付)で、20CPUから。ただし2016年内はキャンペーンとして6ソケット、10ソケットの限定モデルも販売するという。

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