包括的でセキュアなBYODのために必要なこと

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包括的でセキュアなBYODのために必要なこと

スマートデバイス 2014/07/17

 ビジネスパーソンによるタブレットPCやスマートフォンの仕事への活用が広まり、Bring Your Own Device (BYOD)は欧米では成熟期を迎えつつあります。また、これらのデバイスの登場や、対応する生産性向上関連のアプリケーションの開発は企業に対し極めて大きな利益をもたらしています。

否定できない“アクセス”

 デバイスは社員個人のものであることが多く、そのトレンドは加速する一方です。
ユーザからの個人モバイルデバイスの利用希望は増加するのに対し、組織はスマートフォンやタブレットを使用したコンテンツ利用によってもたらされるセキュリティ上の問題を抱えており、非常に悩ましい状況となっています。しかしながら、ファイル、ドキュメント、プレゼンテーション、スプレッドシート、画像や日々社員が業務上使用するレポートを含むコンテンツへモバイルユーザが自由にアクセスできることにより、生産性と効率の劇的な向上への可能性を広げます。
 更に、モバイルデバイスからのコンテンツへのアクセス、編集、新規作成のほかに、ユーザはすべてのデバイスをまたがりコンテンツを同期し、いつでもどこでも同僚やお客様、パートナーやその他外部の関係者にデータを共有できることを望んでいます。

情報漏洩のリスク

 セキュアで安全な環境でのコンテンツへのアクセス、同期および共有の適切な戦略が実行されていない場合、ユーザがファイルを自分自身に送り未承認のサードパーティ製のアプリで編集、もしくはDropboxのようなコンシューマ向けのソリューションを使用し複数デバイス間でファイルを同期、または他の人と共有するなどした際、企業は情報漏洩のリスクにさらされます。
 更に、このような“その場しのぎ”でゲリラ的なデータへのアクセス、同期、共有によってファイル移動やどこに送られたか、変更が加えられたのか、複製されたのか、だれが共有しているのか等、ファイル管理の可視性が損なわれます。しかしながら従業員がいつでも、どこでも、どのデバイスからも仕事ができる環境を提供し、且つBYODによってもたらされるリスクをセキュアで安全に管理することは可能です。
 IT部門が適切にプロセスを確立することで、コンテンツをセキュアに保護し、働きやすい環境を社員に提供し、生産性を向上する合理的に管理されたワークフローを組み立てることができます。

考慮すべきものは何か?

 コンシューマ製品のようなシンプルさを求める社員側の需要と、企業側の必須項目であるエンタープライズレベルの制限とセキュリティ、管理のバランスがとれた包括的なアクセス、同期、共有ソリューションがあります。そのようなソリューションを評価する際、企業はユーザーフレキシビリティを犠牲にせず展開できる、オンプレミスでの大規模な管理およびセキュリティ対応や、シームレスなユーザ認証を実現するActive Directory 統合、プロビジョニング、管理などの機能を考慮する必要があります。
 その他の要素としてはポリシー設定(コンテンツ、ユーザ、デバイスに対するセキュリティポリシー作成)暗号化(送信時、およびデバイス上のデータの保護)リモートワイプ(デバイス紛失・盗難時の企業データの保護)監査ログ(ユーザが何をしているのか、アクセスされた書類、だれにドキュメントがシェアされたか等の確認)アプリ内Office編集およびセキュアなサンドボックス内でのPDF注釈挿入もデータ漏洩のリスクを軽減し、ユーザの生産性を向上させます。

セキュアなBYODは可能か?

 職場での個人デバイスの活用が本格化すると、企業側が思うようにBYODを管理するのは難しくなります。しかしそれよりも、BYODが受け入れられメインストリームとなったとき、BYODに適合するしかるべき対策を講じ戦略をもってセキュリティ、アクセスおよび管理ポリシーと戦略を担保することが大切です。また、そこではユーザのニーズと企業の行うべき管理、セキュリティ、遵守すべきコンプライアンスや可視性のバランスのとれた戦略が必要になります。企業は多様なプラットフォームとデバイスの現在使用している複雑な企業環境への確実な統合を可能にするソリューションを評価する必要があります。
 新たな分野であるファイルアクセス/同期/共有ソリューションは、社員がセキュリティ侵害を犯すことなく個人のモバイルデバイスを仕事に活用できるよう、企業が安全にBYODを戦略的に進めることができるソリューションなのです。これにより企業とユーザはスマートフォンやタブレットの爆発的普及の波に乗り、安心してBYOD推進していくことができるのです。  

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キーマンズネットとは
アクロニスにて、モビリティー・ソリューションのダイレクタとして従事している。20年以上のIT業界の経験を有する。モビリティーソリューションのビジネス成長の中でも、特にマーケティング、プロダクト・マネジメント、プロダクト戦略に注力している。

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