データで見る社内SNSの効果〜部門を超えた知識交流促進〜

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データで見る社内SNSの効果〜部門を超えた知識交流促進〜

情報共有システム・コミュニケーションツール 2013/09/09

 今回から数回にわたって、実際に社内SNSを利用している企業でどのような効果が出ているのか、についてご紹介してまいります。利用している社内SNSはリンコム社製の「智泉」です。まずは第一弾として、部門間の交流を促進する効果についてご紹介してまいります。

1.基本データと利用状況

■ A社の概要

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■社内SNS利用状況

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2. QAスレッドと一般スレッド

今回の調査で利用した社内SNSはタイムライン型のSNSで、登録されたコメントとそれに対するレスコメント群が一区切りのスレッドとして時系列に表示されます。スレッドの内容は大きく「QAスレッド」と「一般スレッド」に二分することができます。

「QAスレッド」とは、質問を起点として回答がレス(返信)されたスレッドのことです。

「一般スレッド」は、お知らせ、知識共有、業務指示、報告、議事録など、必ずしもレスを必要としない(求めていない)コメントから始まるスレッドを指しています。 A社のスレッドを分析すると「QAスレッド」が6%、「一般スレッド」のスレッドが94%でした。(図-1)

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通常、質問者は該当する問題(質問)に最適な回答ができると思われる社員(担当)を想定して質問することが多いかと思います。直接問い合わせることもあればメールなどを使う場合もあります。しかしこの場合、質問回答のプロセスは限られた既存の人的関係で完結されています。

今回のA社のケースで注目すべきは、質問者が想定している回答者以外の社員(非担当)からのレスが多いことです(図-2)。つまり、社内SNSを使って質問をした場合、非担当が回答するケースが多いことがわかりました。

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このことは二つの意味を持ちます。まずは、社内SNSを使うことによって想定外の回答者からレスをもらうことで、既知の人脈とは異なった視点から回答を得る可能性が高まるという実質的な意味。次にこの質問回答のプロセスを通じて知り合うことで新たな人脈が形成できる可能性が高まるという二点です。どちらもイノベーションにとってプラスの効果が有ります。

今回の調査では、1回の質問あたりの非担当からのレスが1.34回ありました。これは、質問1回につき、部門を越えたコミュニケーションが1.34回発生しているということであり、部門の壁を越えた知識交流が活性化されたことを意味しています。

次回は引き続き社内SNSの効果について見ていきたいと思います。

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キーマンズネットとは
株式会社リンコム代表取締役。1997年1月に株式会社リンコムを設立し、グループウェアの開発と販売を開始。主力製品「リンコム ネクスト」は1000社以上へ導入され、2012年からは社内SNS「智泉」のプロジェクトリーダー。また、2009年にビジネスコーチの資格を取得し、社員とのコミュニケーション改善・育成に尽力している。

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