ビッグデータと“かくれんぼ”…アナタのデータはどこに?

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ビッグデータと“かくれんぼ”…アナタのデータはどこに?

バックアップ 2013/07/25

自社のデータはいったいどこにあるのか?

 ここ数年、“ビッグデータ”という言葉を多く聞きます。「ビッグデータ!」と盛り上がる前に、「自社のデータはいったいどこにあるのか?」ということを考えてみたいと思います。

 BYOD(Bring Your Own Devices)の浸透により、平均して1社員あたり3つ以上の異なるデバイスを職場に持ち込んでいるという調査結果が出ています。これは、データが1ヵ所ではなく、複数の場所に保存されていることを意味します。保存先は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、サーバ、ネットワークなど、ありとあらゆる環境を含みます。これは、IT管理者が自社の情報資産がどのように保存されているのか把握できない状況でしょう。IT管理者にとって、データの保護やアクセス、コラボレーション、バックアップの管理は、困難となり、大きな課題として頭痛の種となっているかもしれません。

 どのようなデータがどのように活用されているのか把握できない状態は、まるでビッグデータと“かくれんぼ”しているようなものです。IT管理者は、いかにしてデータへの安心、安全なアクセスが担保されていると確認、確信できるでしょうか?

BYODトレンドに対応する土台固めが必要

 多くの従業員は、今までにないスケールで個人用のデバイスに会社のデータを保存しています。しかし、そのデータをある特定の場所に安全にバックアップをするという手順は確立されていません。また、英国のある調査では、30%以下の従業員のみ、「会社のデータの正式な扱い方の手順に関する教育を受けた」と回答したことが公表されています。

 例えば、あなたの会社のマーケティング・マネージャーが自社の重要な顧客のエクセルデータを自分のiPadに保存したと仮定しましょう。もしそのiPadにコーヒーをこぼしてしまったら…どうなるでしょうか!?もしデータ修正がされていて、保存していなかったら、その最新版のデータは消え、一生なくなってしまうでしょう。
※しかし、もし修正版をクラウドや別の環境に保存している、または、同期をしている場合は、問題ないと思います。

 IT管理者は、データの所在を理解し、きちんと管理することで、上記のような突然のハプニングに対しても、迅速にリカバリープランを発動して、復元手順を踏むことができます。一方、管理しきれていない場合、データの復元が不可能になるため、同管理者は、データとの“かくれんぼ”を継続せざるを得なくなるでしょう。
 企業におけるデータを取り巻く環境は、大きく変わり、かつ複雑化しています。例えば、それらのデータは、物理、仮想、クラウドなど異なる環境にあるルールを持って保存されています。したがって、「どのデータがどこにある」と把握することが困難になっている一方、データの所在の把握は、その重要度を増しています。

同期し、安全性を高め、ポリシーを作ろう!

 ビッグデータと“かくれんぼ”する様に、データがどこにいるか、どのように扱われているか把握できない状態を継続するよりも、企業はまずはきちんとデータの所在を把握し、管理する「プロセス」を作る必要があります。例えば、社員が会社のファイルを様々なデバイス上で変更を加えたとしても、必ず会社のサーバにアップロードし、同期する。それを定期的に複数の環境にバックアップをすると決め、浸透させましょう。

 複数の環境、特にクラウド、物理などを活用しバックアップをすることは、「もしも」の時に大切なデータを復元できるという安心感をユーザにも与えます。データといたちごっこをするのではなく、かくれんぼをしているがのごとく、居場所を教えないような環境を、今日で断ち切りましょう。少しポリシーを変えるだけで、企業のデータを安全に守るだけではなく、アクセス性を高めることもできるのです。

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キーマンズネットとは
アクロニス社にて、グローバルPRプログラムを担当。アクロニスのブログ、ソーシャルメディアの企画・編集を行う。ノースイースタン大学のジャーナリズム学部卒。卒業後はフリーランスの記者、新聞記者としても活躍。

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