グローバルサーバロードバランシング(GSLB)を使ったDR対策

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グローバルサーバロードバランシング(GSLB)を使ったDR対策

ネットワーク機器 2013/07/12

グローバルサーバロードバランシング (GSLB) とは?

 グローバルサーバロードバラシング(GSLB)機能は、複数のサイトに対してトラフィックを分散させる機能です。多くの例では、コントローラがまずクライアントからのリクエストを受けて、最適なサーバへと負荷分散を行います。この機能は、異なるローケーションにサーバが点在する場合、1つのサーバがダウンした場合に、別のサーバへ自動的にリダイレクトされる場合に有効です。

 GSLBが利用される例として以下の様なケースがあります。

1.

 サーバファームが世界中に存在し、クライアントからのリクエストに対してトラフィックの少ないサーバへトラフィックを向けたい時

2.

 ディザスタリカバリ対策として、2つのデータセンタが存在するが、その片方をディザスタリカバリ用として利用したい場合(片方をアクティブ、もう片方をスタンバイとする)

3.

 複数のデータセンタが世界中に存在し、地域によって提供するコンテンツが異なる場合

 下図の例では、クライアントからのDNSリクエスト「www.example.com」という共通のアドレスに対するリクエストに対し、GSLBコントローラがこのドメインの代理DNSサーバとして、クライアントのリクエスト元のIPアドレスを割り出しています。米国からのリクエストに対しては、米国に設置されたサーバからレスポンス、アジア・ヨーロッパについても同様に、各地域に一番隣接したサーバからレスポンスを返すように設定されています。

GSLBを使った負荷分散の仕組み

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GSLBを使った負荷分散の仕組み

DR対策としてのGSLB

 東日本大震災以降、万一のサーバの冗長構成を検討するユーザも増える中、フェールオーバーの手段としてGSLBを利用されるケースも少なくありません。公開Webサーバなど、冗長構成にしているものの、同一サイト内での管理のため、これを地理的に分散し、GSLBにより負荷分散、またはフェールオーバーさせることも可能です。

 一例として、Barracuda Load Balancerの場合、3つのレスポンスポリシーにより、クライアントからのリクエストトラフィックをサーバへリダイレクトします。

1.

 リクエストを実行するシステムからリクエストに応答するサイトまでの距離

2.

 リクエストを実行するシステムの地域とサイトがサービスを提供する地域

3.

 サイトの優先順位

 例えば、「3. サイトの優先順位」を利用した場合、「www.example.com」というサーバに対するアクセスを事前にプライオリティ設定で、優先的にトラフィックを送信したいサーバを指定することができます。

Barracuda Load Balancer の GSLB 設定画面

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Barracuda Load Balancer の GSLB 設定画面

 プライオリティの高いサーバを“プライマリサーバ”、低いサーバを“セカンダリサーバ”と指定することによって、万一の自然災害等で、「www.example.com」のプライマリサーバがダウンした場合も、自動的に分散されたサーバへリダイレクトすることができるため、DR対策としても使えます。

参考商品:Barracuda Load Balancer (PDF) ※GSLB機能はモデル440以上で利用可能。

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キーマンズネットとは
2008年バラクーダネットワークスジャパン株式会社に入社。シニアプリセールスエンジニアとして、企業・自治体を中心にネットワークセキュリティ・アプリケーションデリバリ・データ保護ソリューションを提案。2013年よりプロダクトマーケティングマネージャーに着任し、ソーシャルメディアマーケティングを担当。

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