SAP会計システムのAWS移行を短期間で成功させる最良の方法

テラスカイ

SAP会計システムのAWS移行を短期間で成功させる最良の方法

顧客依頼による、会計システムを含む物理サーバのAWSへの移行を、1台当たり平均35分のダウンタイムで完了できたテラスカイ。同社が選んだ最も効率良い移行方法とは。

  • クラウドへのシステム移行
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SAP会計システムのAWS移行を短期間で成功させる最良の方法

クラウド専業インテグレーターのテラスカイでは、カー用品の卸売・小売事業などを手掛けるオートバックスセブンに依頼され、会計システムを含む物理サーバのAWSへの移行を実施した。4カ月半という短い期間で同プロジェクトを遂行し、サーバ1台当たり平均35分のダウンタイムで移行作業を完了できた同社が用いた、最適な移行方法とは?

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課題

 顧客であるオートバックスセブンでは基幹システムをデータセンターで運用していたが、保守契約が切れるタイミングでAWSに移行することを決定した。このプロジェクトを担当したテラスカイは、当初、物理サーバを一度仮想化して仮想サーバからツールを使ってAWSに移行をするという2段階移行を検討したが、多大な費用と工数がかかることが課題だった。顧客の費用・スケジュールの要件を満たす、最適な移行手段を模索していた。

解決方法

 移行対象となったサーバは、検証・開発環境や周辺システム、データベースのサーバを含めた合計19台。そのうちの5台はAWS上で新たに構築し直すためデータのみの移行を計画した。3種類のマイグレーションサービスを比較検討した結果、物理サーバからAWSに直接移行が可能で、既存サーバにエージェントをインストールするだけで利用できるサービスを選択した。本番移行は顧客営業時間外となる週末を利用して実施された。

効果

 移行対象サーバは検証時、本番時ともに問題なく移行できた。ディスクサイズ1TB弱のサーバを含んだ14台のサーバの切り替えは平均ダウンタイム35分、最大でも約2時間で済んだ。結果、4カ月半という短い期間でプロジェクトを完了した。

 このプロジェクトに関するプレスリリースを発表した後、同規模の基幹システムクラウド移行の相談、問い合わせが増えた。案件に応じて今後も積極的に同サービスを利用していきたいという。

事例概要

企業規模 中堅中小企業向け(101~1000名)
課題 クラウドへのシステム移行
業種 情報サービス業
部署 営業部門・販売部門
地域 国内
導入年 2017年

提供企業・製品

導入製品名:CloudEndure

提供企業:三井情報株式会社

URL:https://www.mki.co.jp/solution/cloudendure.html