事例

日本情報通信株式会社

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高性能カーナビの開発にコンテナを活用、パイオニアが選んだクラウド基盤は?

クラウド上でルート情報を探索する高性能カーナビのため、パイオニアはアジャイル開発環境にDockerを採用し、旧システムの有効活用を図った。必要となったのがDockerを管理するプラットフォーム、信頼性・運用性を備えたクラウド基盤だ。

要約

  クラウド連携が急速に進む分野の1つに、カーエレクトロニクスがある。パイオニアは高速・高精度・最適なルート探索を行うカーナビを提供するため、クラウド上でルート探索などを提供するアプリケーションの開発に取り組んだ。開発環境にDockerを活用し、古いシステムを環境ごと仮想化してモジュールを再利用できるようにした。しかし、本番運用となると、Dockerそのものを管理するプラットフォーム、そしてクラウドインフラが必要となる。

 そこで運用プラットフォームとして目を付けたのが「Red Hat OpenShift」だ。ベンダーロックインがなく、柔軟かつ自由な管理機能、ログ管理などサービスの信頼性を担保する機能に優れている。さらに、新CPUとメモリを分けて契約可能なベアメタルIaaSを組み合わせることで、新システムが求める強力なCPU演算能力と無停止運用を実現し、経済性と安定性の両立に成功したという。

 本資料では、同社の構築したクラウド環境に加え、地図サービス「MapFan」を展開するインクリメントPのクラウド基盤構築と運用事例を紹介する。リフト&シフトによるクラウド移行に成功した2社の事例から、クラウド基盤選びのポイントを探る。

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