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「UPS」最新キーワードは仮想化に省エネ!

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製品の基礎をきちんと理解! IT製品解体新書

「UPS」最新キーワードは仮想化に省エネ!

2010/06/21


 停電時に電力を供給し、IT機器の安全なシャットダウンを助けるUPSサーバ統合が進み、使用電力量が大きく膨れ上がる中で、その重要度は増すばかりだ。UPSは障害発生時だけでなく、日々安定した電力供給をし続けるという点からも、コンピュータシステムにとっては必要不可欠な存在となっている。今回の特集では、UPSの基本的な仕組みをおさらいするとともに、UPSを取り巻く最新動向として、仮想化されたサーバ環境との連携やUPSの省エネ対策について紹介する。また「IT製品選び方ガイド」では、製品を選択していく際の留意事項について解説しているので、そちらも併せてご参照いただきたい。

UPS

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2

UPSの最新動向

2-1

仮想化されたサーバ環境との連携

 現在の企業システムの大きなトレンドとしてサーバ統合がある。1つのサーバ内に複数の仮想化環境を構築し、システムを集約することで、管理性向上や省スペース化を図る。初期費用や保守費用といったトータルでのコスト削減を実現するための取り組みだ。
 こうした流れを受けて、従来はサーバ個別の電源対策として利用されていたUPSも、集約されたサーバ群を守る設備として位置付けられるようになってきた。その時に求められるのが、複数のサーバにまたがる管理性、及び仮想化環境との連携だ。
 まず管理性について、これまでサーバUPSはシリアルケーブルで1対1につながれていた。しかし仮想化された環境でこのような接続形態を採ることは現実的ではない。サーバ1台ごとにUPS1台を対応させていては管理面、コスト、設置スペースの面で非効率だ。そこでUPSサーバ個々に配置するのではなくサーバ群を1つのシステムと捉え、その配下に容量の大きいUPSを1台置く、という接続形態に移行してきている。UPSはシリアルケーブルではなく、LANによってサーバと結ばれ、ネットワーク経由で管理されることになる。
 具体的なシステム構成例としては、UPSにWeb対応のLANボードを搭載し、さらにUPSの相手となる各サーバと管理者用のマシンにUPS管理ソフトウェアをインストールする(図3)。LANボードと連携したUPS管理ソフトウェアの機能としては、ネットワーク越しに複数のサーバを一括でシャットダウンしたり、障害発生時に管理者に対してメール送信をしたり、といった処理を実現する。またUPS自体の機能ではないが、独自のPDU(Power Distribution Unit:いわゆる電源タップ)を提供することで、再起動時の通電開始時間を、コンセントごとにコントロール可能にしているベンダもある。
 ちなみに図3では、据え置き型のサーバが個別にLANに接続されているが、仮想化環境を持つ複数台のブレードサーバUPSの管理対象とする場合でも、システム構成の考え方は同じだ。

図3 LAN経由でのUPS管理を実現したシステム構成例
図3 LAN経由でのUPS管理を実現したシステム構成例
資料提供:NECフィールディング株式会社
図4 シャットダウンの長時間化
図4 シャットダウンの長時間化
資料提供:株式会社エーピーシー・ジャパン

 続いて、仮想化環境との連携については特に難しく考える必要はない。UPSから見れば、サーバの中に複数のOSが存在するというだけで、サーバへの電源供給という点から見れば何ら変わりはない。上述のUPS管理ソフトウェアが、VMwareやHyper-V、Xenといった仮想化ソフトウェアに対応しているかどうかを確認すればいい。ただし、実際のオペレーションには注意が必要だ。これまで障害発生時の電力供給時間は、アプリケーションとOSのシャットダウンが完了するまでの作業時間を見ておけばよかった。しかし仮想化環境の場合、ここに仮想化ソフトウェアのシャットダウン時間も加わることになる。あるベンダの話では、5〜10分ではなく、20分は確保したいというユーザ企業も多いとのこと。UPSのバッテリ容量にも関係してくる事柄だ。

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INDEX

【1】UPSを解体しよう!

 1-1 UPSとは

 1-2 UPSの必要性

【2】UPSの最新動向

 2-1 仮想化されたサーバ環境との連携

 2-2 UPSの省エネ対策

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