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2011/02/22
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最初に、「現在のサーバ仮想化ソフトの導入状況」を尋ねてみた。その結果を図1-1に示す。「導入済み」と回答した企業は40.8%。また、1001名以上の大企業になると過半数を超える58.0%が導入済みであった。一方、101〜1000名以下では36.1%、100名以下の中小企業になると29.3%の導入率にとどまり、従業員規模が小さくなるにしたがって、導入割合も減っていくことが分かった。同時に、サーバ仮想化の「必要性を感じない」とする企業の割合は、従業員規模が小さくなるほど高くなっていることも分かった。こうした背景には、従業員数が増えるにしたがって、所有・管理するサーバ台数が増え、それにともなうコスト増を抑えるために、サーバ仮想化に対するニーズが高くなるという事情があると推測できる。
次に、サーバ仮想化ソフトを導入済みと回答した人に「現在導入中のサーバ仮想化ソフトの満足度」を尋ねてみた(図1-2参照)。その結果、「とても満足している」と回答した人が14.5%、「まあ満足している」と回答した人が61.2%で、これを合わせると「満足」と回答した割合は75.7%にも達した。満足と回答した方々からは「リソースの有効活用と物理的スペースの削減ができた」「ハードウェアへの投資や運用費用が軽減できた」「開発やテスト環境にリソースを有効活用できる」といった意見が寄せられている。サーバ仮想化はサーバの導入・運用コストの削減が評価されている。また、サーバ仮想化によって空いたリソースを他の業務に活用できるといったサーバの運用効率に関しても評価されている。
一方、「やや不満がある」と回答した人は21.6%、「とても不満がある」と回答した人は2.6%で、これを合わせると「不満」と回答した割合は24.2%となった。不満と回答した方々からは「導入した端末のパフォーマンスが悪くなる傾向がある」「バックアップやUPS周りが既存環境と合わない場合がある」「設定が複雑で操作が重い(レスポンスが悪い)」といった意見が寄せられている。サーバ仮想化ソフトの導入では、既存環境と相性が合わずレスポンスが悪くなったり、周辺機器によってはベンダがデバイスドライバを提供していなかったり、その対応が遅れたりと、不具合が生じるケースがあるため、そのあたりが満足度を下げる要因となっているようだ。
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続いて、サーバ仮想化ソフトを導入済みと回答した人に「導入済みのサーバ仮想化ソフトの導入目的・きっかけ」を尋ねてみた。その結果を図2(上段)に示す。 1位は「コスト削減」で70.9%、2位は「ハードウェア資源の有効利用」で67.0%、3位は「サーバ設置スペースの省スペース化」で53.3%、4位は「短期間でのサーバ構築」で28.2%、5位は「過去のOSを継続して利用したい」で27.3%と続いた。
これを従業員規模別に見ると、「ハードウェア資産の有効活用」「サーバ設置スペースの省スペース化」「短期間でのサーバ構築」「テスト環境の導入」「開発テスト環境を同一サーバで構築する」の計5項目が、従業員規模が小さくなるほど割合が高くなる傾向を示した。「サーバ設置スペースの省スペース化」に関しては、100名以下の中小企業ではオフィス自体がそれほど大きくないケースが多いと予測されることから、サーバ設置スペースの省スペース化に対するニーズが高くなっているからと考えられる。また、サーバ仮想化を使ってリソースを開発やテスト環境に有効利用するといったニーズも、予算規模の小さい中小企業ほど高くなる傾向にある。
「導入済み」と回答された方々からは「陳腐化したハードウェアのリプレース」「サーバ統合による省エネルギー対策」「省電力化」などを主な導入目的にしているという意見が多く寄せられている。
次に、サーバ仮想化ソフトを導入予定と回答した人に「導入予定のサーバ仮想化ソフトの導入目的・きっかけ」を尋ねてみた。その結果を図2(下段)に示す。1位は「ハードウェア資源の有効利用」で81.0%、2位は「コスト削減」で68.4%、3位は「サーバ設置スペースの省スペース化」で53.2%、4位は「過去のOSを継続して利用したい」で26.6%、5位は「サーバ統合によるセキュリティ向上」で24.1%と続いた。
「導入予定」では5位に「サーバ統合によるセキュリティ向上」がランクインした。これは、部署や運用管理者によってサーバの管理レベルが異なると情報漏洩リスクが高くなり、そこでサーバを集約して統合管理できるサーバ仮想化のセキュリティ面でのメリットが、導入予定の企業に認知され始めているからだと推測できる。
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続いて、サーバ仮想化ソフトを導入済みと回答した人に「導入済みのサーバ仮想化ソフトを導入した際に重視したポイント」を尋ねてみた(図3:上段)。 その結果、1位は「導入・運用コスト」で74.0%、2位は「安定性・可用性」で52.9%、3位は「導入のしやすさ」で40.1%、4位は「パフォーマンス」で37.4%、5位は「アプリケーションとの親和性」で30.0%となった。
また、サーバ仮想化ソフトを導入予定と回答した人に「サーバ仮想化ソフトを導入する際に重視するポイント」も尋ねてみた。その結果を図3(下段)に示す。1位は「導入・運用コスト」で81.0%、2位は「安定性・可用性」で53.2%、3位は「パフォーマンス」で32.9%、4位は29.1%の同率で「障害時の保守・サポート」と「導入のしやすさ」、6位は「アプリケーションとの親和性」で27.8%と続いた。
導入済みも導入予定も、「導入・運用コスト」「安定性・可用性」が重視されており、サーバ仮想化にコスト削減を期待しながらも、障害発生時の影響の拡大に不安を抱いているようだ。また、100名以下の中小企業では「導入のしやすさ」の割合が際立って高かった。更に「導入予定」で「最も重視するポイント」の3位に「アプリケーションとの親和性」が挙がっており、仮想環境で既存のアプリケーションを使い続けられるかどうかも重視されている傾向にあるようだ。
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【1】「導入済み」は全体の40.8%、「満足度」は全体の75.7%が「満足」と回答
【2】導入目的、導入予定者では「サーバ統合によるセキュリティ向上」が注目事項に
【3】重視ポイント、導入済み・予定で「導入・運用コスト」「安定性・可用性」が上位に
【4】導入しない理由は「費用対効果が明確でない」「知識がない」が上位
【5】ベンダに対する要望、バックアップや障害対応など実運用に役立つ情報を求める傾向
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