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2011/01/04
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1セットのキーボード、ビデオモニタ、マウスで複数のコンピュータの操作を可能にする「KVMスイッチ」。オペレーションの手間を減らすことで運用効率を高め、省スペース化によるコスト削減なども実現可能にする装置だ。最近では単なる“切替器”という役割から、メーカーの提供する管理ソフトウェアと組み合わせて利用することで、様々なメリットをもたらすソリューションへと移行しつつある。しかしユーザ企業側の認識は、あまり進んでいないようだ。そこで今回の特集では、KVMスイッチの基本をおさらいした上で、ソリューションとしてのKVMスイッチの役割などを解説する。「IT製品選び方ガイド」ではKVMスイッチを導入する際のポイントについて解説しているので、そちらも併せてご参照いただきたい。 |
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KVMスイッチとは |
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KVMスイッチは、1セットのキーボード(=Keyboard)、ビデオモニタ(=Video monitor)、マウス(=Mouse)を統合し、複数のコンピュータの操作を一元的にコントロールするための装置だ。KVM切替器と呼ばれる場合もある。
製品タイプとしては大きく2種類で、キーボード/モニタ/マウスで入出力されるアナログ信号をそのまま伝送するアナログKVMスイッチと、アナログ信号をデジタル信号に変換し、IPネットワークを介してパケット転送するデジタルKVMスイッチに分類できる。
前者「アナログKVMスイッチ」は、基本的にサーバルームに運用管理者が出向き、室内で作業をする場合に利用されるもので、エクステンダ(後述)を使うことで、最大で300m離れた場所からでも操作できるようになっている。とはいえ現実的には、1つの建物内での利用が限界だろう。これに対し後者「デジタルKVMスイッチ」は、IPネットワーク越しの遠隔操作を可能にするもので、この形態は“KVM over IP”とも呼ばれる。LAN内のサーバルームだけでなく、遠隔地のデータセンタにあるサーバ群を、WANを介してコントロールすることができるようになる。
実際の製品は、8ユーザ/32ポートというように、「同時接続ユーザ数(=同時にアクセスする運用管理者の数)」と「ポート数(=コントロール可能なサーバの台数)」の違いによってラインナップされている。
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またKVMスイッチの利用場面では、各種の周辺機器も併せて使われることがある。ここでは代表的なものを2つ紹介しておこう。
1つ目が「ドロワー」で、端的に言えば“コンソール”のことだ。KVMスイッチに接続し、ラック内の複数台のサーバをコントロールするための機器で、液晶ディスプレイ/キーボード/マウスなどを搭載している。基本的にはサーバルーム内で操作をするためのものである。デジタルKVMスイッチが大きく普及しても、ルーム内での作業はどうしても残る。その際にドロワーは、ラック搭載コンソールとしてやはり必要だ。デジタルKVMスイッチの本体にもローカルコンソールを接続するためのポートがあり、ここにドロワーを繋ぐようになっている。
2つ目が「エクステンダ」で、コンソールを有線で延長するための機器だ。例えば、別室のオペレーションルームにコンソールを延長する際に使われる。送信器/受信器の2台1組になっており、送信機をサーバルーム内のドロワーに、受信機を離れた場所にあるコンソールに接続して利用する。
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KVMスイッチの導入メリットとしては、複数サーバを一元管理できることによる運用管理者の負荷の軽減、キーボード/モニタ/マウスを1セットに集約することによる省スペース化、それらにともなう管理コスト/場所代/電気代のコスト削減が挙げられる。またサーバルームやデータセンタに人が立ち入らなくても済むことから、物理的なセキュリティ対策としても有効だ。さらに最近では、メーカーの提供する管理ソフトウェアや運用管理ツールなどと連携することで、様々なメリットをもたらしてくれる。この点については後述する。 |
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KVMスイッチ
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