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ITコスト削減の「具体策」

2009/05/21


 リーマンショック以降、急速に冷え込んだ現在の経済環境下においては、企業活動を行うために必要なあらゆるコストについて削減に向けた努力が求められるようになってきた。当然、ITコストも例外ではなく、新規システム開発の延期や中止、保守費用のさらなる削減など、ITコストの削減を迫られるユーザ企業のシステム部門も多いはずだ。本稿では、企業のIT投資動向を概観するとともに、コスト削減に寄与する技術の動向について紹介する。

コスト削減

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アナリストプロフィール

古明地 正俊

情報技術本部 技術調査部 技術調査グループマネージャー 古明地 正俊(Masatoshi Komeichi)

株式会社 野村総合研究所企業サイトへ
アナリストファイル #017

1986年東京工業大学大学院 電子システム専攻修士課程修了後、メーカーの研究開発部門を経て2001年に野村総合研究所に入社。情報技術本部にてIT動向の調査と分析を行うITアナリスト。専門は、サーバ及びユビキタス・ネットワーク関連技術。



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IT投資の現状

 100年に一度の不況といわれる経済環境の急激な悪化は、企業のIT投資意欲にも大きな影響を及ぼしている。
 野村総合研究所では、日本企業におけるIT活用の実態を把握するためのアンケート調査(「ユーザー企業のIT活用実態調査」)を2003年から毎年継続して実施している。本調査では自社のIT投資について、前年度からの増減を尋ねており、2008年度は2008年11月に実施した。本調査結果によると、2007年度までは前年よりIT投資を増やす企業の割合が増えていたものの、2008年度からは増やす企業の割合が減少し、2009年度の増減予想では、「増やす」と回答した企業は更に減少し、「減らす」意向の企業が増加している。
 全体として見れば、「前年度とほぼ同額」という回答が例年通り約4割と最も多いが、IT投資を増やす企業の割合が2003年の調査開始以来、最も少なく、また、IT投資を減らす企業の割合が最も多いのが今回の調査結果で特筆すべき点である。

図1 IT投資額の増減の推移
図1 IT投資額の増減の推移
(出典:野村総合研究所「ユーザー企業のIT活用実態調査」)

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INDEX

【1】IT投資の現状

【2】ITコスト削減の具体的な方法

 2-1 仮想化で安価に高可用システムを実現

 2-2 ストレージ利用効率の向上

 2-3 シンクライアントによるライフサイクルを通じたコスト削減

【3】不況期脱出後を見据えた新技術導入を

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