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2010/11/04
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日々進歩するIT技術は、ともすると取り残されてしまいそうな勢いで進化の速度を高めています。そこでキーマンズネット編集部がお届けするのが「5分でわかる最新キーワード解説」。このコーナーを読めば、最新IT事情がスラスラ読み解けるようになることうけあい。忙しいアナタもサラっと読めてタメになる、そんなコーナーを目指します。今回のテーマは「忘れ去るHDD」。電源を落とすだけで、パソコンに搭載されるRAMのごとく、HDDからデータが一瞬のうちに消えてなくなるように見える技術です! |
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「忘れ去るHDD」とは、HDDのデータを一瞬で無効化する技術のこと(東芝の呼称)。システムからコマンドを出したり、HDD本体を搭載機器から取り外すだけで記録データを瞬時に無効化することができる。本体から取り外すことで無効化する技術は東芝が世界で初めて開発した。具体的に説明すると、データの暗号化機能が装備されているHDDを、コンピュータなどの搭載機器から第三者が取り外すなどしてHDDへの電源供給が遮断されると、その瞬間に、ディスク上に記録されている暗号化データを解読するための「暗号鍵」が自動的に消去され、2度とディスク上の記録データを読み出すことができなくなるという技術だ。
仕組みを理解していただくために、まず、データの暗号化機能が装備されているHDDから説明しよう。こうしたHDDはSED(Self Encrypting Drive:自己暗号化ディスク)と呼ばれていて、その一例を「図1」に紹介する。HDDのコントローラ基板上にデータを暗号化するためのAES(Advanced Encryption Standard)エンジンと呼ばれる暗号化チップ(半導体部品)が搭載されており、HDDにデータを書き込むときに、このAESエンジンが自動的にデータを暗号化する仕組みになっている。一度、暗号化されたデータは、HDD内の暗号鍵を使わないかぎり復号化する(HDDから読み出す)ことはできない。
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通常、SEDではユーザがデータの暗号化や復号化を全く気にすることなく、一般のHDDと同じように使えるようにするために、システムのBIOS起動時にパスワードを入力する方法が採用されている。つまり、正しいパスワードを知っているユーザだけがHDDにアクセスできるようになっている。 |
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