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2010/12/07
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キーマンズネットでは、2010年10月26日〜 11月2日にかけて「中小企業のIT導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数:312)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の70.5%、一般部門が29.5%という構成比であった。 |
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最初に、「社内に情報システム部門の有無」について尋ねてみた。その結果を図1-1に示す。1位は「情報システム部門あり」で56.3%、2位は「情報システム部門なし、個人担当者が兼務」で23.3%、3位は「情報システム部門なし、別部門が兼務」で13.6%という結果となった。
従業員規模別でみると101〜1000名以下の企業では「情報システム部門あり」の割合が73.2%と高いのに対し、100名以下の企業では39.7%であった。つまり、従業員規模が少なくなるにつれて情報システム部門を持つ企業が減少する傾向にある。また、100名以下の企業では「情報システム業務を兼務」している割合が60.3%を占めており、情報システム部門を持たないものの、特定の担当者が他業務と兼務しながら情報システム業務を行っている実態が見えてきた。
次に「今年度新たにIT製品やサービスの導入、システム構築にかけた予算はいくらか」を尋ねた(図1-2)。1位は「50万円未満」で29.8%、2位は「100万円〜300万円未満」で19.7%、3位は「1000万円以上」で17.0%という結果となった。
これを従業員規模別にみると、101名〜1000名以下企業では、1位が「1000万円以上」で24.7%、2位が「100万円〜300万円未満」で20.0%、3位が「50万円未満」で16.0%であった。また、100名以下企業になると、1位が「50万円未満」で43.2%、2位が「100万円〜300万円未満」で19.4%、3位が「50万円〜100万円未満」で17.4%となった。従業員の増加とともに予算が増えていくことは当然ながら、従業員が増えれば業務の効率化や生産性の向上など、新たに取り組むべき課題も多く発生するので、その分更にIT投資コストが膨らんでいくようだ。
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次に、「現在利用しているIT製品、社内システムに対して満足しているかどうか」を尋ねてみたところ、図2-1のような結果となった。「満足している」は全体の10.6%にとどまり、「悪くない、特に問題はない状況である」が34.7%、「やや不便さを感じる」が32.5%、「現状に課題感を持っている」が22.2%であった。つまり、現状に大体満足している割合が45.3%、現状に不満や課題感を持つ割合が54.7%となり、現状に何らかの不満を持つ割合のほうが高かった。
また、従業員規模別で不満の様子を調べてみると、企業規模が大きくなるほど不満の割合が高くなることも分かった。具体的な不満内容として、「バージョンの違いや社内教育の体制不備によるスキル不足」「きちんとしたセキュリティポリシーが策定されていない」「PCログやネットワークの冗長化等の対応がほとんどできていない」「状況に合わせて導入しているシステムが多いため、全体最適化とは程遠い状態となっている」などのコメントが寄せられた。
また、「直近で導入・構築したIT製品やサービス、システム」についても尋ねてみたところ、図2-2のような結果となった。1位は「パソコン」で68.1%、2位は「プリンタ、スキャナや複合機など」で26.2%、3位は「セキュリティ関連のソフトやサービス」で19.6%であった。
そして4位に「携帯電話・PHS・スマートフォン」が18.3%で続いており、中小企業の間でもモバイル端末の業務活用が広がり始めているようだ。
更に、「IT製品やサービス、システムの導入・構築によって解決したかった課題」についても調べてみた。その結果を図2-3に示す。1位は「業務の合理化・効率化」で83.6%、2位は「運用コストの削減」で63.0%、3位は「生産効率の向上」で38.7%と続き、社内での課題を解決するためのソリューションとしてITを活用しているケースが多いことが分かった。一方で「顧客サービス・顧客満足度の向上」や「営業力の強化」といった、社外に対して効率や関係性を上げていく施策は6位以下にランキングされていて、優先順位は低い傾向にあるようだ。
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続いて、「IT製品やサービスの導入、システム構築を行う際の委託先や購入先(メーカーやSIer、出入り業者など)の選定において重視することは何か」について尋ねてみた。その結果を図3-1に示す。1位は「自社業務との適合性」で60.8%、2位は「保守/サポートの料金」で58.2%、3位は「製品・サービスの販売価格」で50.7%、以下、4位は「保守体制」で46.7%、5位は「営業担当やSEの提案力」で27.8%と続いた。
自社業務との適合性や導入・運用時にかかるコストと並んで、導入後にシステム不具合が起こった時の保守体制などについても、24時間365日稼働を続けているITシステムが増えている今、同じように重視していることが分かった。
一方、「IT製品やサービスの導入、システム構築にあたり、それらを評価する際に何を重要視するか」についても尋ねてみた。その結果を図3-2に示す。1位は「導入・運用コスト」で86.0%、2位は「システムの安定性」で63.8%、3位は「基本・付加機能」で36.2%、4位は「導入・運用にかかる負荷・手間」で32.6%、5位は「導入前後のサポート体制」で28.0%と続いた。
ITシステムの機能評価よりもIT導入や運用で発生するコスト評価に対する関心のほうが高いことが分かった。
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【1】100名以下の中小企業、「情報システム部門あり」は約4割
【2】直近で導入したIT製品、100名以下では7割以上が「パソコン」を導入
【3】重視ポイント、委託先・購入先選定時は「適合性」、製品評価時は「コスト」に
【4】今後のIT導入、約5割が「取り組み予定あり」、「取り組む予定ない」のは1割以下
【5】IT導入を行わない理由、従業員規模別に違った傾向が
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