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2009/09/07
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明るさや解像度など、プロジェクタのカタログには製品選びの際、明確に製品同士を比較できる「数値」が記載されていることが多い。もちろんそういった数値スペックの比較は製品選びにとって重要であるが、それだけに頼ると、使い勝手の面で思わぬ苦汁を舐める結果となりかねない。そこで今回のIT製品選び方ガイドでは、プロジェクタの製品選びについて、数値で見える部分と、なかなか見えてこない使い勝手の部分に分けて解説していく。なお、プロジェクタの内部構造や最新機能については「IT製品解体新書」を参考にしていただきたい。 |
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まずは「数値」を参考に!スペックから見る選択ポイント |
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プロジェクタを選ぶ際のポイントとして、まずはスペックから見るべき点を紹介しよう。
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本体のサイズは、重量と同様に据え置き型→ポータブル型→モバイル型の順で小さくなる。会議室などに固定して利用するのであればサイズも重量もあまり固執する必要はないだろう。
ポータブル型で持ち運びを考えるのであれば、サイズはA4サイズまでを目標にしたい。そして重量が重要となる。社内で移動する場合、本体重量が3kg前後であれば気にならないが、社外に持ち運ぶなら、2kg前半を目標にするとよい。社外へプロジェクタを持ち運んで利用する場合には、プロジェクタのみを持ち運ぶとは考えにくく、同時に2kg前後のパソコンを持ち運ぶことも考慮に入れておこう。
なお、ポータブル型製品の一部には、持ち運び用のケースが用意されている(標準付属の場合とオプションの場合がある)ので、選定の際に検討したい。完全に社外プレゼンで利用することを想定するならモバイル型でよいだろう。
プロジェクタの画質を決める大きな要因が「明るさ」だ。多くの主要製品は2500lm前後のスペック値を提示している。明るさの数値が大きいほど大きなスクリーンに投映できるが、その目安は「スクリーンサイズ×30」で求められる。つまり、80インチサイズのスクリーンに投映したいと考えるなら、「80×30=2400」、つまり明るさが2400lmあれば十分であるということになる。製品選びの前に投映サイズを確認しておこう。
なおエプソンは、プロジェクタの明るさを「全白」「カラー」と併記している。これまで多くのメーカーが「全白」、つまり白色のみの映像を投映したときの明るさをスペック値として掲載していたが、光の三原色を投映した際の明るさを計測し、それをスペック値として明示することで、実際に利用する場合の明るさをわかりやすく示している。今後ほかのメーカーもこの表記を採用する可能性は高いといえる。
ビジネスユース向けのプロジェクタの解像度はXGA(1024×768ドット)、SVGA(800×600ドット)、WXGA(1280×800ドット)の3パターンが主流である。パソコンのディスプレイの高解像度化が進んでいるのに対して、プロジェクタの場合はさほど高解像度ではない。これは、投映したときに画質が細か過ぎると文字が見えにくくなり、プレゼンなどには不向きだからだ。逆に言えば、パソコンでプレゼン資料を作成する場合には、プロジェクタでの投映を予測してXGAやSVGAサイズで作成することを意識しておく必要がある。
また最近は、低価格モデルとしてSVGAサイズの製品がシェアを伸ばしているという。これは、実際にプレゼンを行う場合、SVGA画質でも必要十分というユーザが多いことを示している。
WXGAは、ほかの解像度とは異なり16:10のワイド画面で表示領域がやや広い。パソコンのディスプレイもワイド化が進んでいることもあり、ワイド画面で作成した資料をそのままのイメージで投映したいのならば、選択肢の1つとして考えよう。
現在、プロジェクタは液晶方式とDLP方式いずれかの二択という状況といえる。実際のところ、液晶方式かDLP方式かということはユーザにとってあまり大きな影響はない。ベンダは製品の投映システムをカタログに明記し、その特長を大きくアピールするもので、確かに両方式を並べて投映すると、発色やコントラストの違いは多少ある。しかし、その差は極めて小さく、どちらかに優位をつけられるものではない。また、プレゼンを主とするようなビジネスユースでは、ホームシアターで利用するプロジェクタほどの色再現が求められることはそれほど多くない。操作方法や価格も大きく変わらないので、購入を検討する場合にどちらの投映方式を優先して選択するということは多くないだろう。
プロジェクタの価格は、基本的には光源の明るさ、そして解像度の詳細さに応じて高額となる。高額であればもちろん高性能・多機能であるが、使うシーンを的確に想定し、必要十分な性能・機能を選択し、許容価格を設定することが肝心だ。取りあえず一通りの機能を揃えた製品をまとめ買いしてしまうケースや、オーバースペックでせっかくの搭載機能を使いこなせないうちに新しい製品が登場し買い換える、といったケースも実際よくあるという。宝の持ち腐れにならないよう、きちんと見極めたい。
カタログ値は確かに重要だが、プロジェクタの製品的な性質上、実際のところは投映画像を目で確認して選択することが重要だ。使うシーンと本体重量、明るさや解像度などの基本スペックを確認したら、多少面倒ではあるかもしれないがベンダのショールームや量販店などに足を運び、利用する条件に沿って画像を投映してから製品を選びたい。
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