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2008/01/30
ヨドバシ・ドット・コムの協力のもと、IT製品の最新トレンドを踏まえ、量販店での売れ筋商品を徹底分析するウェブマガジン「最新ITゲキ売れ5」。2008年の幕開けとなる今回は、プロジェクタを取り上げたい。プレゼンテーションなどの晴れの場だけでなく、ちょっとした会議にも活用することが増えてきたプロジェクタは、ビジネスの常用アイテムとなったといっても過言ではないだろう。モバイルを意識した製品も揃ってきて「わざわざ据え付ける」ものから「気軽に持ち運ぶ」ものへと変化しつつあるプロジェクタ。今、量販店の現場でゲキ売れするのはどのような製品なのだろうか。
※表示価格は2008年1月25日現在のものであり、変更の可能性があります。最新価格はヨドバシ・ドット・コムでご確認ください。
今回のゲキ売れ5ランキングは、ホームシアター用途の製品は除外して、ビジネス用のデータプロジェクタ限定で算出したものだ。結果は、2006年10月の前回特集に引き続き、エプソンが圧倒的な強さを発揮した。単純に集計するとゲキ売れ5のうち4製品までがエプソンとなってしまう状況である。1社の製品に限って、かつ機能的に同一のものを重複して紹介する形になるのは、ゲキ売れランキングの本意ではない。そのため、明るさが違う(2200lmと2700lm)以外、同一機能となるEMP-1700&EMP-1710およびEMP-1705&EMP-1715をそれぞれ1つにまとめさせていただいたことをご了承いただきたい。
結果、パナソニックが前回ゲキ売れ4を獲得した製品を、ゲキ売れ3にランクインさせて安定した実力を見せた。今回唯一のDLP方式となったゲキ売れ5のカシオはプロジェクタでは初登場である。
ゲキ売れ5が前回プロジェクタを特集したのは2006年10月のこと。それから1年余りを経ても、3製品がランク内に留まり、新たにランクインしたのは、ゲキ売れ1のEMP-X5とゲキ売れ5のカシオXJ-SV1の2製品であった。エプソンのEMP-X5はデータプロジェクタのエントリーモデルとして、2007年6月に発売された製品だが、2200lm、XGAと申し分ない性能で、モバイル性能をのぞけば、10万円を切るプロジェクタとしては極めて完成度が高い。残りの4製品は軽さや薄さ、解像度と明るさの両方を追求したモバイル向け製品だ。この状況は、プロジェクタに対する性能面での要求はすでに満たされ、モバイル性能をどこまで求めるかが、製品選びのポイントとなってきたことを示しているといえるだろう。
2.7キロという重量を除けば、EMP-X5は解像度も明るさもEMP-1700と全く同じである。プレゼンやミーティングに十分な解像度と明るさを備えており、重さも同じ建物内を持ち運ぶ程度であれば苦にならない。企業が備品として常備するプロジェクタとして、機能・性能ともスタンダードなものといえるだろう。
データプロジェクタの解像度はXGAが事実上の標準となっているため、性能の違いは極論すれば明るさとモバイル性の2点のみだ。この2つの性能を追求していけば様々な上位機種が検討範囲に入ってくるが、「社内用の使いやすいデータプロジェクタ」が欲しいのであれば、EMP-X5は必要にして十分な製品といえる。データプロジェクタの必要要件がハッキリしてきた現在、そのニーズにシンプルに応えてきたエプソンの市場に対する理解力が、EMP-X5の磐石のゲキ売れ1獲得につながったと見てよいだろう。
ゲキ売れ1のEMP-X5が「普通のデータプロジェクタ」ならばEMP-1700は「普通のモバイルプロジェクタ」である。2200lm、XGA、A4サイズで1.6kgの本製品は、モバイル用のプロジェクタとして見事な性能のバランスを保っている。無線LAN経由のマルチモニタ表示、USBメモリによるスタンドアロンプレゼンなどの多機能を求めず、シンプルな「モバイルプロジェクタ」が必要なら、本製品を選べば間違いなし、と言いたくなるほどバランスの取れた製品づくりが、1年以上に渡るゲキ売れを支えている。
(*他に2700lmの上位機種としてEMP-1710)
とにかく軽い1.3kgのSVGAプロジェクタTH-P1SDが、ゲキ売れ3にランクインしてきた。ちなみに2006年10月の前回はゲキ売れ4であったため、ワンランクアップしたことになる。234mm×188mmというサイズと軽さから、ノートPCと一緒に持ち運ぶのに適した本製品だが、このモバイル向けに大きく舵を切った設計が、1年を経てより高く評価されるようになってきたようだ。1500lmという明るさが弱点にならないくらい、プロジェクタ市場におけるモバイル性能の重要度が高まってきている、と見ても間違いではなさそうだ。
本製品の特徴は、デジタルカメラに多く採用されているSDカードスロットを搭載している点である。デジカメで撮影した写真をそのまま投影できるのはもちろん、同社の提供する変換アプリケーションソフト「イメージクリエーター1.5」を用いて、PowerPointのデータをJPEG画像に変換することで、PCレスプレゼンも可能となる。普段使いのカバンにも入ってしまいそうな本製品が、ゲキ売れ3を獲得する背景には、より気軽に持ち運ぶ新しいビジネススタイルの浸透があるのかもしれない。
EMP-1705は、エプソンのデータプロジェクタ向け機能を、すべて搭載した製品である。複数のプロジェクタを無線LAN経由でマルチモニタとして使用するマルチスクリーン機能、USB接続で簡単にPC画面の投射ができるUSBディスプレイ機能、USBクリップメモリに保存した静止画、動画、PowerPointプレゼンテーションなどをPCなしに投写できるPCレスプレゼン機能など、EMP-1705は極めて多彩な機能を揃えている。
無線LAN付きノートPCが一般的となった今、会議など複数の人間がプレゼンテーションをする場面において、煩雑なコードの取り回しなしに、無線でプロジェクタを共有して使用できるメリットは大きい。普段使いからイベントでのマルチスクリーン上映まで、幅広いニーズに応え、「あらゆる用途に対応できる多機能モバイルプロジェクタ」として確固たる地位を築いたことが、EMP-1705の安定したゲキ売れの秘密だといえそうだ。
(*他に2700lmの上位機種としてEMP-1715)
カシオはプロジェクタ市場では後発メーカーながら、モバイル性能に特色を打ち出したプロジェクタで、確実にシェアを伸ばしてきている。最新の製品となるXJ-S46では2500lmという高輝度で、世界最薄・最小(2007年4月25日現在。2500ルーメン以上のプロジェクタとして。カシオ計算機調べ)を実現しているというからその実力は相当のものだ。
今回ゲキ売れ5にランクインしたXJ-SV1は、このシリーズの中で最もカジュアルなエントリーモデルである。幅 270mm×奥行き199mm×厚さ43mm、重さ1.8kgという数字はXJ-SV1のシリーズ全機種でほぼ同じであるため、SVGA、1800lmというスペックと考えあわせると飛び抜けて優秀というわけではないが、軽さとコンパクトさと引き換えに、どうしても高価になりやすいモバイルプロジェクタの中で、XJ-SV1のエントリーモデルとしてのコストパフォーマンスの高さは、際立っていると言えるだろう。
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12月16日〜1月15日の1ヵ月間、ヨドバシカメラ全店およびヨドバシ・ドット・コムで最も売れた「プロジェクタ」上位5製品はこれだ!
(情報提供:ヨドバシカメラ)
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EMP-1705
[モバイルユース データプロジェクタ マルチスクリーン対応 2200lm]

●メーカー:エプソン
●価格:179,800円 (2008年1月30日時点)
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