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導入率から使い勝手まで! IT担当者300人に聞きました

グリーンITの取り組み状況

2010/08/31


 キーマンズネットでは、2010年7月27日〜 8月5日にかけて「グリーンITの取り組み状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数:424)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の61.3%、一般部門が38.7%という構成比であった。
 今回、お聞きしたのはグリーンITの「取り組みのきっかけ」「運用・推進における重視ポイント」など、グリーンITの現状を把握するための質問。集計結果から、大企業では過半数に近い企業が既に取り組みを行っており、運用・推進にあたっては、従業員のグリーン化への意識向上が重要であることが明らかになった。

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1

全体の59.4%が「グリーンIT」に取り組み中、または取り組む可能性がある

 最初に、現在「グリーンIT(IT活動における・IT活用による地球温暖化対策)」に関する取り組みを行っているかどうか尋ねてみた。その結果を図1に示す。「取り組みを行っている」が29.0%、「今後取り組む予定・取り組む可能性がある」が30.4%で、両者を合わせると59.4%となり過半数を占める結果となった(図1「取り組み状況」参照)。また、1001名以上の大企業に限定すると、「取り組みを行っている」が46.0%に達しており、企業規模が大きくなるほど、取り組みが進んでいることが分かった。

図1 グリーンITに関する取り組み状況と規模
図1 グリーンITに関する取り組み状況と規模

 次に、取り組みを行っていると回答した人に、現在、どの程度の規模でグリーンITに関する取り組みを行っているか尋ねたところ、1位が「全社的に取り組みを行っている」で82.1%、2位が「部門やグループなど一部の組織で取り組みを行っている」で14.6%、3位が「支店や事業所など一部の拠点で取り組みを行っている」で3.3%となった(図1「取り組み済み:グリーンITの規模」参照)。グリーンITに取り組む企業の大半は、企業規模に関わらず、全社規模で取り組んでおり、この背景にはボトムアップでグリーンITを展開するのではなく、トップダウンでグリーンITに取り組んでいる状況があると思われる。

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2

取り組んだきっかけ、71.9%が「CO2削減目標や行動規約などが設定されたため」

 続いて、「グリーンITの取り組みを行っている」と回答した人と、「今後取り組む予定・取り組む可能性がある」と回答した人に、それぞれ「グリーンITに取り組んだきっかけ」「グリーンITに取り組む予定・可能性が出てきたきっかけ」を尋ねてみた(図2「取り組み済み/取り組み予定:きっかけ」参照)。「取り組み済み」の1位は「全社または部門・事業所でCO2削減目標や行動規約などが設定されたため」で71.9%、「取り組み予定」の1位は「その他の課題(コスト削減など)を解決する施策と合わせた実施の可能性があるため」で60.9%であった。
 また、グリーンITの取り組み開始時期についても尋ねてみたところ、「取り組み済み」の1位は「2008年3月以前」で46.3%を占めていた。一方、「取り組み予定」の1位は「2013年4月以降」で39.1%、2位は「2011年4月〜9月」で20.3%、3位は「2012年4月〜9月」で12.5%という結果になった。「取り組み済み」の1位である「2008年3月以前」はリーマンショック以前ということもあり、大企業を中心にグリーンITに関わる設備投資などの余裕があり、全社導入が進んだと予測できるが、現時点でまだ取り組みを開始していない企業の大半は、リーマンショック後の不況の中で設備投資が鈍化したことで、省電力のIT機器への切り替えも遅れ気味になっているという事情もあると推測される。
その裏付けとして、「取り組み予定:きっかけ」では「その他の課題(コスト削減など)を解決する施策と合わせた実施の可能性があるため」が1位になっている。これはリーマンショック後の不況の中で、グリーンITのみではなく、他課題に対する解決策と合わせてコストメリットが感じられる施策を優先的に導入したい、といった傾向が増えてきているからだと考えられる。

図2 グリーンIT 取り組みのきっかけ
図2 グリーンIT 取り組みのきっかけ
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3

「グリーンIT」推進のポイントは「従業員のグリーン化への意識向上」

 次も、前項と同じように、「グリーンITの取り組みを行っている」と回答した人と、「今後取り組む予定・取り組む可能性がある」と回答した人に対して質問を行った。今度の質問は「グリーンITの運用・推進にあたり、重要なポイントは何か」。その結果を図3に示す。「取り組み済み」及び「取り組み予定」のいずれも、1位は「従業員のグリーン化への意識向上」、2位は「消費電力・空調効率などの継続的なモニタリング及び改善」となった。
 グリーンITへの取り組みにあたり、利用しないPCや周辺機器などの電源をこまめに切ったり、紙出力を抑えたりするなどの日常業務の中での努力が必要であり、そのため従業員の意識向上はグリーンITの運用を進めていく上で重要なポイントになっていくものと考えられる。
 また、「グリーン・ポリシーの作成」「経営陣のグリーン化への意識向上」など、管理職クラスが率先してグリーンITに対する意識を高め、行動規約などの指針を従業員に示すことも重要視されている。

図3 グリーンIT 運用・推進における重視ポイント
図3 グリーンIT 運用・推進における重視ポイント

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INDEX

【1】全体の59.4%が「グリーンIT」に取り組み中、または取り組む可能性がある

【2】取り組んだきっかけ、71.9%が「CO2削減目標や行動規約などが設定されたため」

【3】「グリーンIT」推進のポイントは「従業員のグリーン化への意識向上」

【4】「グリーン of IT」「グリーン by IT」…グリーンITの具体的な取り組み状況は?

【5】グリーンITに取り組まない理由とは?

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