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「IT資産管理ツール」のトレンドと選び方

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製品の基礎から選び方までをサポート! IT導入完全ガイド

「IT資産管理ツール」のトレンドと選び方

2011/09/12


 クライアントPCのハードウェア/ソフトウェアを効率的に管理するだけでなく、セキュリティ強化や内部統制対策などのリスク管理にも役立つIT資産管理ツールは、企業での導入率が高いIT製品の1つである。震災を機に省エネ対策に力をいれはじめた国内企業においては、IT資産管理ツールクライアントPCサーバを一括で省エネモードに設定できる点にも注目が集まっている。そこで今回の特集では、IT資産管理ツールの基礎知識から、節電対策に役立つ機能、更にはスマートフォン管理にも目を向けていく。

IT資産管理ツール

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IT資産管理ツールとは?

 IT資産管理ツールとは、ITシステムを構成しているハードウェアとソフトウェアの資産を一元管理するための専用ツールのこと。IT資産管理ツールを使うと、社内のどこにサーバPCが何台設置されていて、そのCPUやメモリ構成はどうなっているか、そこにインストールされているOSやアプリケーションの種類、バージョンはどうなっているかといった情報を把握することができるようになる。
 現在市販されている多くのIT資産管理ツールが多機能化の道を歩んでおり、IT製品の資産管理だけでなく、PCのセキュリティ管理やメンテナンス管理に関する機能も豊富に提供されている。従って、一口にIT資産管理ツールといってもその製品ラインナップはベンダによってかなり異なっていて、IT資産管理ツールセキュリティ管理ツールを分けて提供しているベンダだけでなく、統合PC管理ツールとしてすべての機能をオールインワンパッケージで提供しているベンダなど、実に様々である。
 IT資産管理ツールの提供形態は、オンプレミス型のパッケージのほか、最近ではクラウドサービスとしても導入できる。また、パッケージの場合、サーバ導入型だけでなくサーバなしでも使えるクライアント導入型も市販されている。
 IT資産管理ツールサーバ導入型のシステム構成例を図1に示す。管理対象となるクライアントPCには専用のエージェントプログラムをインストールするのが一般的。ただし、管理対象のIT機器にエージェントプログラムをインストールできない場合は、エージェントレスでの運用も可能な製品がある。この場合、利用可能な機能が制限される。

図1 サーバ導入型のシステム構成例
図1 サーバ導入型のシステム構成例
この製品の場合、クライアントPCが1000台までなら、マスターサーバ、データサーバ、ログ解析/レポート用サーバを共有できる。
資料提供:Sky株式会社
■IT資産管理ツールの必要性

 IT資産管理ツールがないとITシステムが動かないという訳ではないので、IT予算を厳しく管理されている現状では、IT資産管理ツールの予算を確保するのが難しい企業もあるだろう。しかし、IT資産管理ツールは無駄なIT投資を回避するのに有効なツールであり、コンプライアンスセキュリティ強化にも役立つことから、企業にとって必須ツールの1つであることには間違いない。

無駄なIT投資を抑えることができる!

 どこの企業でもクライアントPCアプリケーションは増え続けているが、その一方で遊休資産もまた増大しているのが現状だ。例えば、組織変更や人事異動などで、ある部門ではクライアントPCアプリケーションのライセンスが余ってしまったり、また別の部門では不足したので新規に調達したりと、誰も気づかないうちに過剰投資が行われてしまうケースが少なくない。
 そこで、IT資産管理ツールを導入すれば、IT資産の過不足をリアルタイムで把握できるようになり、無駄なIT投資を抑えることができる。

違法コピーで社会的信用が失墜…を防ぐ!

 企業や自治体における、ソフトウェアの違法コピー摘発の事件は後を絶たない。昨今では、違法コピーの額に比例し、和解金も莫大な額となっている事例も少なくない。企業にとっては違法コピーそのものの罰金・和解金によるダメージのみならず、コンプライアンスの面からも、信用を大きく落とすこととなる。
 そこで、IT資産管理ツールを導入すれば、ソフトウェアのライセンス状況をリアルタイムで把握できるようになり、不正コピーを排除することができる。

クライアントPCのセキュリティ強化に役立つ!

 例えば、クライアントPCにはコンピュータウイルス対策ソフトがインストールされているので、システム管理者はそれだけで安心しているかも知れない。しかし、ユーザ任せの運用になっていると、セキュリティ設定が勝手に変更されてしまい、想定外のセキュリティホールが生じているかも知れない。これはOS、インターネットブラウザ、アプリケーションなど、すべてのソフトウェアに当てはまる話だ。
 そこで、IT資産管理ツールを導入すれば、ソフトウェアの設定状況をリアルタイムで把握できるようになり、すべてのクライアントPCに対して統一されたセキュリティポリシーを適用させることができる。

IT資産管理の効率化!

 クライアントPCは手軽に内蔵ドライブや周辺機器を追加・交換したり、ソフトウェアをインストール/アンインストール/アップグレードしたりできることから、資産管理台帳のメンテナンスは実に大変な作業となる。
 そこで、IT資産管理ツールを導入すれば、クライアントPCの設置状況やインストールされているソフトウェアの種類をリアルタイムで把握できるようになり、資産管理台帳の作成およびメンテナンスを自動化させることができる。

■IT資産管理ツールの機能概要

  IT資産管理ツールの代表的な機能は次の通りだ。

IT資産管理

 設置されているクライアントPCの台数とそのスペックを把握するためのインベントリ情報収集機能、インストールされているソフトウェアの種類やバージョンを把握するためのライセンス管理機能、IT資産管理台帳の作成・更新に役立つ機能、棚卸の効率化に役立つ存在確認機能などが提供されている。

セキュリティ管理

 セキュリティポリシーを設定してそれが不十分な場合にメッセージを表示したりネットワーク接続を制限したりするセキュリティ対策を徹底させるための機能、ファイルをUSBメモリにコピーしたり、メールに添付して送信したり、Webサイトにアップロードしたりする操作を検知して情報漏洩を未然に防ぐための機能、操作ログを収集するためのログ管理機能などが提供されている。

メンテナンス管理

 必要なソフトウェアをクライアントPCにまとめてインストールするソフトウェア配布機能、離れたところにあるクライアントPCでトラブルが発生した場合にリモート操作で保守を行う端末制御機能、省電力ポリシを作成してそれをクライアントPCに適用する消費電力管理機能などが提供されている。

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INDEX

【1】基礎解説

 1-1 IT資産管理ツールとは?

 1-2 IT資産管理ツール最新情報

【2】選び方解説

 2-1 「オンプレミス」か「クラウド」かの選択

 2-2 基本機能の「使いやすさ」とホーム画面の「見やすさ」

 2-3 ライセンス管理機能の充実度

 2-4 セキュリティ機能の豊富さ

【3】製品カタログ

 3-1 IT資産管理ツールの関連製品・サービス一覧

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