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2010/09/06
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ITを活用した学習を実現するeラーニング。その字面から頭に浮かぶのは、「勉強」、「学習」、あるいは「教育」といったキーワードだ。約10年前にブームが起こり、PCの操作方法を従業員に習得させたい企業が、コストのかかる集合研修の代替策として利用するなどした。その後、企業にはセキュリティの強化やコンプライアンスへの対応が迫られ、eラーニングはそれらの関連知識の習得にも使われるようになる。そして現在、eラーニングは、業務の効率化や生産性の向上を実現するための仕組みへ進化しつつある。今回の取材で浮かび上がったキーワードは「情報共有」あるいは「知恵の共有」。本コーナーで取り上げるのは初めてなので、今回の特集では、まずeラーニングの仕組みと導入メリットを解説し、続いて最新動向を紹介する。 |
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eラーニングとは |
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「eラーニング」は、ITやネットワークを活用して実現される教育の仕組みだ。このeラーニングを支えるIT基盤をLMS(Learning Management System:学習管理システム)という。詳しくは後述するが、LMSとは受講者の管理や学習コンテンツの配信などを行うためのシステムである。eラーニング=LMSと捉えられがちだが、両者は決して同じものではない。
LMSは“学習をマネジメントするもの”なので、たとえば集合研修や社外研修などもLMSの上で管理することができる。いわばLMSがインフラ、デジタル教材や集合研修などがコンテンツ、と捉えれば分かりやすいだろう。つまりeラーニングは、LMSの上でデジタル教材(=コンテンツ)を利用する仕組みだということだ。
それでは次にeラーニングの基盤となるLMSについて、その特徴を紹介しておこう。
LMSが提供する機能は製品ベンダによっても変わってくるが、主なものとして、受講者の登録、教材の配信、学習履歴の管理、テストの実施などが挙げられる。
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いわばこの流れが、eラーニングにおける学習完了までのライフサイクルということができる。始めに受講者の情報を登録し、受講者はデジタル教材を使って学習を進める。管理者側ではその進捗状況をモニタリングし、予定通りに学習が進んでいない受講者に対しては、必要に応じて督促メールを送ることができる。プログラムの終了時点では、どの程度、学んだことを理解しているかを測るためにテストを実施したり、あるいは感想を聞くためにアンケートを実施したりすることも可能だ。
さらに最近では、“タレントディべロップメント”を目指す機能を盛り込んだ製品も登場している。日本語に訳せば、才能開発あるいは人材開発という言葉になるだろうか。学習管理に加えて、パフォーマンス管理と報酬管理の機能を持つものだ。例えば前者では、目標設定を行い、自己評価と上司の評価を反映して両者間のギャップをフィードバックすることができる。また報酬管理では、個人の実績に連動して報酬予算の分配などを行う。これらの機能は、社員の生産性強化を図るのが狙いだ。学習者のパーソナル情報は人事管理システムと連携することで取得する。
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異なるLMS間でも学習コンテンツの利用を可能にする標準規格「SCORM(Sharable Content Object Reference Model)」について簡単に触れておこう。
約10年前に大きなブームがあったeラーニングだが、今ではLMSの使い勝手の悪さから、そのリプレイスを考えるユーザ企業も多いという。一般的に、基盤が変われば、その上で利用できる学習コンテンツも作り変えなければならない。しかしそれは利用者側に大きな負担を強いることになる。そこで米国の標準化団体「ADL(Advanced Distributed Learning Initiative)」が1997年に策定したのがSCORMだ。国内では、日本イーラーニングコンソシアムが日本語版を公開している。この規格に沿って作られた学習コンテンツやLMSであれば、ベンダの違いを意識することなく、eラーニングを実現することができる。現在のLMSや学習コンテンツは、多くがこのSCORMに対応しているが、念のため確認しておくと良いだろう。
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【1】eラーニングを解体しよう!
1-1 eラーニングとは
1-2 eラーニングの導入メリット
1-3 変わりつつあるeラーニングの利用目的:「知恵の共有」
【2】eラーニングの最新動向
2-1 ただの学習をするためではない利用法
2-2 SaaS形式でのサービス提供/モバイル端末への対応
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eラーニング
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