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2008/04/07
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シンクライアントとは |
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シンクライアントとは、一般的にはアプリケーションソフトや重要データをできるかぎり手元に蓄積しないディスクレスのクライアントのことで、最小限の機能だけを搭載し、アプリケーションはサーバにアクセスして実行する形態を取る。ただし、ハードディスクなどを搭載している通常のPC(シンクライアントに対してファットクライアントと呼ぶ)でも、シンクライアントとして利用できる仕組みも提供されているので、ローカル環境にデータやアプリケーションを格納しなければ、たとえ物理的にハードディスクが搭載されていてもシンクライアントとして利用することができる(図1)。
サーバとシンクライアントとの関係は、メインフレームとダム端末の関係によく似ている。ただし、シンクライアントはあくまでもクライアントサーバモデルの延長線上にあり、シンクライアントが最小限の機能しか搭載していないといってもシンクライアントとしての専用OSは端末側に搭載されている。
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シンクライアント端末のハードウェアの形態としては、ディスクレスのデスクトップPCやノートPCタイプ、液晶ディスプレイ一体型、ディスプレイ別売のBOX型(図2)のほか、通常のPCをシンクライアントとして利用するためのUSBメモリ型などが市販されている。シンクライアントOSとしては、ベンダ独自の専用OSのほか、Windows CE、Windows XP Embedded、Linuxなどが選択できる。
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また、シンクライアントを実現する方式にはアプリケーションの共有形態などの違いにより、画面転送型のサーバベース方式、ブレードPC方式、仮想PC方式、そしてネットワークブート方式(VID方式)の4方式が実現されている(表1)。
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この方式を採用したシンクライアントシステムでは、アプリケーションをサーバ側で稼働させ、ネットワークを介してクライアントとの間で画面情報、キーボード、マウスの動きだけを送受信する仕組みになっている(図3)。この方式を採用している製品には、クライアントに送信する画面情報の内容によって、さらに「画面データ転送型」と「画面描画命令転送型(APIトラップ方式)」に分類することができる。画面データ転送型は、アプリケーションが表示する画面をビットマップ形式でクライアントに送信することでシンクライアントを実現しており、最初に画面を送信した後は差分情報だけを送信する仕組みになっている。このタイプの製品/技術としては、マイクロソフトが提供する「ターミナル サービス」やシトリックス・システムズ・ジャパンが提供する「Citrix XenApp」などがある。一方、画面描画命令転送型は、アプリケーションが出力する画面描画命令をそのままクライアントに送信してクライアント側で画面生成を行う仕組みになっている。このタイプの製品/技術としては「GO-Global」(図4)や「X Window System」などがある。
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ブレードサーバ技術を活用し、ブレード化されたPCモジュールを導入することでPCの集約化を図り、画面情報のみをシンクライアント端末に送信する方式だ。ブレードPCは通常のPCと変わらないことから、アプリケーションの検証作業は不要となる。この方式の場合も、さらに画面やキーボードなどの入出力ポートをユーザ端末まで延長して使う「KVMスイッチ型」と、「リモートデスクトップ」を使った画面転送型の2タイプがある。KVMスイッチ型は、通常のクライアントサーバモデルと同じ構成になるが、ブレードPCの筐体からディスプレイ端末までの配線距離に制限が出てくる。
VMwareやXenなどの仮想化ソフトを使ってシンクライアントシステムを実現する方法で(図5)、アプリケーションの実行場所とクライアントの関係がブレードPC方式と同じように論理上は1対1になるが、ブレードPCとは異なり、ユーザごとの実行環境は仮想化ソフト上に展開されているので、物理的には1対複数になる。仮想PCからシンクライアントに対してはリモートデスクトップなどを使って画面情報を転送する。
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サーバ上に配置されている仮想ディスクイメージを、シンクライアントが起動した時点でマウントしてOSをブートする方式(図6)。OSやアプリケーションはクライアントのメモリ上に展開され、クライアント側のCPUとメモリを使って実行される。つまり、ハードディスクをサーバ側に統合し、実行処理は端末側で行う。 |
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【1】シンクライアントを解体しよう!
1-1 シンクライアントとは
1-2 シンクライアント導入のメリット
【2】シンクライアントの最新動向
2-1 シンクライアントのパフォーマンス向上と課題解消
2-2 シンクライアントにおけるセキュリティ強化
2-3 シンクライアントのASPサービス
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