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財務・会計ソフトの巻(2月号) |
| 掲載日:2007/02/28 |
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ヨドバシ・ドット・コムの協力のもと、IT製品の最新トレンドをふまえ、量販店での売れ筋商品を徹底分析するウェブマガジン「最新ITゲキ売れ5」。2月号の今回は、財務・会計ソフトを取り上げる。エンジニアではなく経理担当者が日常的に用いるソフトウェアだけに、財務・会計ソフトにはまずインタフェースの使いやすさが求められる。そしてもちろん、生産、販売、資産、給与などの管理システムからERPまで、広範な業務システムとの連携も重要なポイントとなる。このほか、ネットワークを用いた本社、支店間での分散処理や、バックアップ、データセキュリティなど、ビジネス用システムに要求される機能のほとんどが財務・会計ソフトには含まれると言っても過言ではないだろう。多くのベンダから幅広いラインナップが発売されている財務・会計ソフトだが、果たして量販店でゲキ売れしているのは、どういった特徴を持つ製品なのだろうか。
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財務・会計ソフトをゲキ売れ5で取り上げるのは今回で2回目。弥生、ソリマチの2強が上位を占めたのは前回同様だが、その他の顔ぶれは完全に入れ替わることになった。今回のゲキ売れ4、5に入ってきたのは2万円を切るローコストな2製品。ゲキ売れ4「わくわく財務会計」に至っては、1万円台前半という価格である。これら低価格層の製品がゲキ売れしていることは、SOHOや自営業などの小規模事務所でも会計のIT化が急速に進んでいることを伺わせる。 一口に財務・会計ソフトといっても、ソースネクストから発売されている超廉価製品から、エンタープライズ向けの数百万円規模まで、その価格帯は幅広い。とはいえ、今回のゲキ売れ5の顔ぶれを見ると、今売れに売れているのは10万円以下の小規模法人及び個人事業主向けの製品であり、その中核をなすのは、2〜3万円前後の汎用性の高い会計ソフトのようだ。 ![]() 前回8月のゲキ売れランキングでゲキ売れ1、2を独占した弥生会計が、今回もゲキ売れ1、3にスタンダードとプロフェッショナルを入れて、圧倒的な強さを見せている。市場を中小規模の法人会計に限るなら、最も多くのユーザーから選ばれている財務・会計ソフトだと言ってよいだろう。 一貫して中小企業向けの業務ソリューションを開発、販売してきたソリマチは、財務・会計のみならず、農業、漁業の経営支援ソフトウェアなどでも特色を発揮する独自性の高い会社である。そのソリマチ「会計王 8 Win」が、前回8月のゲキ売れランキングから1つポジションを上げ、ゲキ売れ2にランクインしてきた。 ![]() ゲキ売れ3にランクインしたのは、弥生会計のプロフェッショナル版である。スタンダード版との違いは、部門管理や経営分析機能の利用、キャッシュフロー計算書の出力などができる点。ターゲットを完全に法人に絞った本製品がゲキ売れ3にランクインする事実は、ビジネスユーザーの量販店利用が着実に増えていることを実感させる。 ![]() ピクシス情報技術研究所と聞いて、すぐに「ああ、あの会社か」と分かる方は少ないのではないだろうか。実際、ゲキ売れ取材班もヨドバシ・ドット・コム担当者から資料をいただいた時点では、すぐに思い出すことはできなかった。しかし、「大番頭」「小番頭」の名前になら聞き覚えがある方も多いはずだ。PC上で稼働する財務・会計ソフ |
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トのさきがけとして一時代を築いた「大番頭」。その開発会社であったミルキーウェイ社は、その後米国インテュイット社に変わり、さらにインテュイット日本法人は独立して弥生株式会社となった。一方、ピクシス情報技術研究所は、ミルキーウェイ社がインテュイット社に変わる際に「大番頭」開発責任者が独立して作った会社なのである。
こうした歴史的経緯から、ピクシスの「わくわく財務会計2」は、PC-DOSの世界で一時代を築いた「大番頭」シリーズの系譜を引き継ぐ、由緒正しい財務・会計ソフトなのである。もちろん、こうした経緯を知ってユーザーが購入しているわけではないだろうが、見事ゲキ売れ4にランクインしてきた実力を見ると、ピクシスが弥生ブランドに対する強力な刺客として今後飛躍する可能性を考えてしまうのだ。
ミロク情報サービス(MJS)は、オフコン時代から電算会計サービスで一定のシェアを維持してきた会社だが、そのミロクが中小規模の事業所向け財務・会計パッケージソフトに進出したのは2年前。会計事務所を含む多くの企業に電算会計処理サービスを提供してきた同社が、パッケージソフト市場へ乗り出してきた背景には、中小企業及び中堅企業における業務のIT化で、新しい市場が生まれるとの認識があったと考えられる。また創業より財務会計一筋の同社だけに、発売から2年少々ながら「ミロクのかんたん!」シリーズのブランド認知度も相当なものがあるはずだ。
中小企業向けソリューション専門のソリマチ、PC上での財務・会計ソフトに端を発する弥生とピクシス、そしてオフコン時代から電算会計処理を提供してきたミロク、それぞれ異なる歴史を持つ各社が、同じ中小法人向けの会計パッケージソフトの市場で鎬を削っている状況からは、この市場の将来性の高さと、その競争の激しさが浮かび上がってくる。
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