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はずせない製品がわかる シェア情報アーカイブ

GIS(地図情報システム)

2010/03/02


日々めまぐるしく変化するIT業界。市場を牽引しているベンダや製品を知ることは、失敗しない製品選定のための重要なファクターだ。そこで参考にしていただきたいのが、第三者機関から提供される調査レポートをベースにお届けする「シェア情報アーカイブ」。今回は、アイ・ティ・アールの情報を元に、GIS(地図情報システム)のシェア情報をご紹介しよう。

 ITRの調べによれば、2008年度の汎用GIS市場は、国内21ベンダ合計の出荷金額が前年対比2.2%減の45億円となった。市場がある程度成熟していることに加え、景気後退にともなうIT投資の削減が影響したことにより減少したとみられている。この傾向は続いていることから、2009年度も引き続き2.9%の減少が予想されている。
 利用機会や利用者数、コンテンツ量は、ブロードバンドの普及やGPS(Global Positioning System)機能つき携帯電話の普及によって拡大しているものの、ベンダの売上拡大にはつながっていない。背景には、GISの売上の大半が国や自治体と、水道を含む公共/公益事業者、電力/ガス、不動産業などのサービス業によるもので、これらの業種への販売が不振であることが挙げられる。今後は、これまで開拓が進まなかった民間企業向けのニーズを拡大する必要があるとみられる。
 2008年度の市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、製品ラインアップの豊富さと全国的なパートナー網の充実から、ESRIが2番手を大きく引き離す33.3%で1位となった。同ベンダは安定した売上を示しており、今後も高いシェアを維持するものとみられる。15.6%で2位の日立ソフトウェアエンジニアリングでは廉価版製品「GeoMation Remix」を、また8.0%で3位のゼンリンはASP/SaaS(Software as a Service)モデルの「OA-Light IV」の提供を開始しており、ともに中堅/中小企業市場の開拓を推進している。

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