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社員の短時間勤務を可能にしたい

2011/07/07


 出産後の女性や介護に時間をとられる人など、事情によってフルタイム勤務が難しい人、あるいは自分の生活スタイルに合わせて会社勤めをしたいという人が、従来より短い勤務時間で働いても正社員としての地位が保証される雇用形態が「短時間正社員制度」。働く側にとっては生活と仕事を上手く両立できるメリットがあり、企業の側としても優秀な人材を安定的に確保できる、定着率が増す、採用コスト等が削減できるなど、様々なメリットがある。今回は、この制度に代表される社員の短時間勤務を上手に定着させるための3つのステップを考えてみよう。

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解決策1

賃金や評価など労働契約条件を決定する

 短時間勤務を実現するには、まずはフルタイムの社員と短時間勤務の社員の両方に「不公平感」を絶対に味わわせないことだ。それは給与・手当て等の決定と、実績や能力評価がいかに公正・公平に行われるかにかかっている。もしも不公平感を社員が感じてしまうと、短時間勤務の魅力が損なわれ、社員のモチベーション低下をまねくことにもなりかねない。
 そこで大事なのは、給与や諸手当のレベルの決定、能力・実績などの考課、勤続年数や貢献度の評価などを公正にぶれない基準で行うことだ。昇給や昇格あるいは減給・降格人事を行うことも視野に入れ、フルタイムの社員とできるだけ同じ基準で、勤務時間により差ができる部分については、納得できる差をつけていくことが肝心だ。もちろん雇用契約時だけでなく、継続して確かな人事考課が行われなければならない。
 しかし、このように個別に異なる雇用契約で給与計算や人事を行うことは、人事担当者の負担を大きく増やすことにつながってしまう。また管理者にとっても各社員の雇用状況が即座にはわからない・・などということが起こりがちだ。そこで、個人の雇用契約と実際の勤務状況を明らかにし、評価が確実・正確に給与や諸手当、人事異動等に反映できるようにする仕組みが必要になる。それには、人事と給与に関する様々な計算やシミュレーション等が行える「人事給与パッケージ」や「ERPパッケージ」が有効だ。このようなソフトを使って省力化しながらきめ細かい人事・給与管理を行うことが大切になる。 また受発注や販売管理、在庫管理、物流管理、生産管理、購買管理、人事・給与管理、そして財務会計に管理会計など、いわゆる「基幹業務」を統合的にシステム化するための業務ソフトウェアのパッケージ製品を「ERPパッケージ」と呼ぶ。

図1:ERPパッケージや人事・給与パッケージのカバーする機能の例
図1:ERPパッケージや人事・給与パッケージのカバーする機能の例
資料提供:インフォベック株式会社
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