業務中のインターネットの使用を制限したい

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業務中のインターネットの使用を制限したい

2011/06/20


 すべての社員に1人1台以上のパソコンを支給している企業が増えている今、社員のモラル教育が大きな課題になりつつある。
 会社側としては、円滑に業務を遂行できるようにとの配慮からインターネット接続を提供しているが、この結果、業務とは全く関係のないサイトへも自由にアクセスすることができるようになっている。社員が私用でインターネット接続する例としては、昼休みに、今度の休日の旅行の手配を社内のパソコンを使って済ませてしまうといった軽度なものから、就業時間中にギャンブルサイトで遊んでいたという重大な就業規則違反まで、さまざまなケースが報告されている。こうした状況を野放しにしておくと、業務効率の低下を招くだけでなく、例えば、社員のひとりが違法サイトにアクセスしたために、社内ネットワーク全体がコンピュータウイルスに感染してしまうという実害が発生する危険性も非常に高くなる。
 そこで今回は、業務で使うパソコンのインターネット環境を私用目的で使わないようにするための方策を紹介しよう。

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解決策1

業務中の私的利用を制限する仕組みを作る

 業務内容がある程度、絞られている場合には「URLフィルタリングソフト」の導入をおすすめしたい。URLフィルタリングソフトとは、エンドユーザ(社員)が特定サイトを閲覧できないようにあらかじめ閲覧禁止Webサイトとして設定できるソフトウェアのことだ。有害なWebサイトまたは表示させたくないWebサイトのURL(アドレス)をリストに登録することで、社員が使っているパソコンから閲覧禁止サイトへのアクセスを自動的にブロックする。
 元々、URLフィルタリングソフトは学校や一般家庭などで、子供が勝手にアダルトサイトなどの有害サイトを閲覧しないようにするために開発されたソフトウェアだったが、企業においても、業務に無関係なサイトの閲覧を禁止することによって、社員の生産性低下を防止するために導入されるようになり、企業向け製品も数多くリリースされるようになった。
 このソフトウェアを企業へ導入すると、業務中は業務に必要なサイトだけを許可し、休み時間にはスポーツ系サイトは許可するなどの時間規制を行ったり、あるいは私的利用時に警告だけ表示したりするなど、多彩な運用が可能になる。また、閲覧は許可するが、書き込みは禁止するなどの設定も可能だ。このほか、検索キーワードや書込みキーワードによる規制も可能で、掲示板やWebメールなどの情報発信サイトに、重要情報を入力できないようにすることもできる。

 一方、UTMアプライアンスというセキュリティ対策を目的としたハードウェアを社内に導入するという方法もある。UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)とは、ネットワークに設置する装置の一種で、これ1台で様々なセキュリティ対策を実行することができる。UTMアプライアンスの中にもURLフィルタリング機能が搭載されており、ほかのセキュリティ対策機能と連携させることができ、統合的に管理することが可能。
 例えば、閲覧を許可されているサイトにアクセスする場合でも、アンチウイルスソフトの定義ファイルが最新バージョンに更新されていないPCに対しては、インターネット接続を許可する前に強制的に更新作業を実行できる。

図1 URLフィルタリングの例
図1 URLフィルタリングの例
資料提供:トレンドマイクロ株式会社

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