営業教育、Uターン…Web会議サービスが企業を成長させる鍵だった

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営業教育、Uターン…あしたのチーム、成長を加速させるカギはWeb会議サービスの“駆使”

情報共有システム・コミュニケーションツール 2018/04/11

 Web会議サービスを利用する企業は多いだろう。文字通り、離れた場所にいる相手とオンラインで会議を行えるというのは便利なものだ。しかし、Web会議サービス活用の可能性はもはや「会議」だけにはとどまらない。全国に拠点を展開するあしたのチームでは、離れた拠点間のコミュニケーションおよびコラボレーションにWeb会議サービスを活用しており、営業同行やランチ会など利用範囲は多岐にわたる。これによって、同社が注力する地域に密着した人材活用とサービス展開がさらに加速すると同時に、従業員の働き方の向上にも貢献しているというから驚きだ。以下で詳しく説明しよう。

「拠点間でのWeb会議が途切れる……」100人がつながるサービスを採用

 クラウド型人事評価制度運用支援サービス「ゼッタイ!評価」や、人事評価クラウド「コンピテンシークラウド」をはじめとした「人事評価制度の構築・運用のサポート」を軸に、企業の人事に関わるさまざまなサービスを展開しているのが、あしたのチームだ。
 
 あしたのチームの顧客は、全国の中堅中小企業やベンチャー企業が中心。そうした企業にサービスを提供し、サポートするために、同社もまた全国へと拠点を展開している状況だ。2018年4月には47都道府県全てに支社の展開を完了する予定で、その他、台湾とシンガポール、中国・上海には海外法人を有する。さらに、徳島県三好市と福井県鯖江市、島根県松江市にはサテライトオフィスを構えており、顧客からの問い合わせの一次対応や人事評価システムの設定、全国の営業拠点の資料作成補助などを行っている。

 地域に根を張ったサービスを全国に展開する同社だが、物理的に距離の離れた拠点間でいかにスタッフ同士のコミュニケーションとコラボレーションを図るかということが課題となる。その解決策として、同社ではWeb会議サービスの「V-CUBE ミーティング(以下、V-CUBE)」を積極的に活用することで、スタッフ同士のコミュニケーションを促すだけではなく、従業員の満足度を上げ、ひいては顧客サービスの品質向上をも実現しているという。

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あしたのチームマーケティング部 広報 佐藤千尋氏

 Web会議サービスと一口に言っても、昨今はさまざまなサービスがある。同社は以前、他社のWeb会議サービスを使っていたが、多くのアクセスがある場合に回線が途切れるといった問題があり、使用の際にはストレスを感じていた。その課題を解決するため新たに採用したV-CUBEについて、あしたのチーム マーケティング部 広報の佐藤千尋氏はこう話す。

 「V-CUBEは、PCはもちろんスマホやタブレット端末からでも利用できる上に、一度に従業員100人が会議に参加することも可能です。また、低速回線でもアクセスを維持できるため、使う場所やつなぐ人数を気にする必要がなく、幅広い用途での活用ができます」(佐藤氏)

移動せずして、営業同行が4倍に増える?

 例えば、V-CUBEは顧客の往訪に関する経験値を積む手段として活用されている。あしたのチームが提供する人事評価制度のサービスでは、システム/サービスの営業や構築コンサルティングを「コンサルタント」、実際に企業が評価制度を運用する際のサポートを「コンシェルジュ」という職種が行っている。  

 運用サポートを担当するコンシュルジュは毎月1回顧客のもとへ訪問し、目標の立て方のアドバイスや面談方法のレクチャー、評価分析資料の共有などを行う。同社はこのコンシェルジュの育成を効率化すべく、顧客への訪問の際にはベテランがV-CUBEを使って参加する仕組みとした。同社 営業本部 営業推進部でコンシェルジュの育成やマネジメントを担当する池田恵氏は、次のように語る。

 「以前はベテランのサポートが必要な社員に対し、実際に足を使って同行していましたが、移動の時間などを考えると制限がありました。しかし、2018年1月にWeb会議でオンライン同行ができるようになったことで、若手が勉強する機会を大幅に増やせています。私自身も、この取り組みが始まった1月だけで10回ほど他のコンシェルジュの訪問に遠隔で同行をしていますので、実際に自分でお客さまを訪問した3回と合わせると、13回分の経験値が得られています」(池田氏)

 顧客に対し「社外の人事部」のような役割を果たすコンシェルジュは、企業ごとの課題の違いを理解し、それぞれに最適なサービスを提供することが求められるが、そのためには経験値が必要だ。V-CUBEを通して、全国の現場から経験や知識を得られることは大きいという。また、コンシェルジュたちからの評判もよく、「こういう質問にはこう回答すればいい、ということが分かる」「移動のための時間とコストが減ることもありがたい」といった声が寄せられている。 

 池田氏は、2015年8月にあしたのチームに入社。当初は営業アシスタントとして従事していたが、2016年に新たな職種として「コンシェルジュ」が加わったことから、キャリアチェンジを図った。その後、高松支社でコンシュルジュとして地元コンサルタントの支援に従事。現在は営業推進部で全国のコンシェルジュのサポートと育成を行っている。
 
  「今ではV-CUBEがないと1日のスケジュールが成り立たないほどに、私たちの仕事に浸透しています。今後もコンシュルジュを育成するに当たって、さらに活用の幅を広げていければと思っています」(池田氏)

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あしたのチーム 営業本部 営業推進部 池田 恵氏

“遠隔インタビュー”で拠点スタッフを直撃

 2013年3月に三好市のサテライトオフィス「三好ランド」の開設以来、「地元雇用型」にこだわっているのも、同社の特徴だ。現在では徳島県三好市と福井県鯖江市、島根県松江市にサテライトオフィスを構えており、顧客からの問い合わせの一次対応や人事評価システムのシステム設定、全国の営業拠点の資料作成補助などを実施している。このように、 “人材の地産地消”を掲げ、行政と協力して地域の雇用創出を目指す同社にとって、離れた拠点とのコミュニケーション&コラボレーションを可能にするツールとしても、V-CUBEは欠かせない存在だ。今回、三好市で働く営業本部 三好ランド マネージャー 西村耕世氏 と、鯖江市で働く営業本部 鯖江ランド 渡邉ちなみ氏に、Web会議でインタビューを行った。

“孫ターン”を実現 移住先で理想の働き方をかなえる

──元は他県で生活していたと聞きましたが、三好市に移住したきっかけは何だったのでしょう。
 
西村氏:三好市に住んでいた祖母が亡くなり、家が空き家になったのがきっかけです。家やお墓、畑を誰がみるのかと家族で話し合う中、自分がまだ若いうちに帰ろうと決めました。こうした事情から、自分の中ではこの出来事を“孫ターン”と呼んでいます。

──移住から約3年半が経過しますが、これまでの感想を聞かせてください。

西村氏:当初は仕事や給料、近所付き合いといった点で不安もたくさんありましたが、今は本当に孫ターンをしてよかったと思っています。お金に代えられないものがありました。例えば、都市部で生活していた頃と比べ、生活スタイルは良い方に変化しています。平日は東京や大阪などの都市部と同じようなスピード感で仕事をしつつ、休日は畑仕事をするなど田舎を満喫できます。通勤時間も車を使って15分と、以前に比べ楽になりました。また、子育てに安心な環境という意味でもうれしいですね。

──西村さんは鯖江ランドのマネジャーも兼務されていますが、離れた拠点とのコラボレーションというのはどのように行っているのですか。

西村氏:基本的に業務内容は三好も鯖江も同じであるため、V-CUBEを通じて各拠点のスタッフと連携しながら仕事をしています。業務のレクチャーが必要な時も、V-CUBEを使っており、資料をお互いに共有する機能を活用しています。この資料共有機能には助けられていて、全国の拠点間でV-CUBEを使って会議を行うような場面では、三好と鯖江にいるスタッフが協力して議事録を作成することもありますね。
 
  また、鯖江ランドのスタッフの空気感が手に取るように分かるのでありがたいです。もしV-CUBEがなければ、週に一度は実際に訪問する必要があるでしょう。しかし実際は、月に1、2回程度、物理的に顔を合わせるだけにとどまっています。

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三好市のサテライトオフィス「三好ランド」

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西村耕世氏

「今日のお弁当の中身は?」 ランチ会でスタッフのモチベーションも向上

──次は鯖江ランド、渡邉さんのお話をお聞かせください。鯖江ランドは2017年11月の開設時、地元採用で入社した新人スタッフしかいなかったようですが、不安はありませんでしたか。

渡邉氏:もちろん、上司すら近くにいないということに最初は不安がありました。しかし、想像以上にWeb会議で顔を見ながら話す機会が多く、遠くにいる社員が皆コミュニケーションをとってくるので、そうした不安はすぐに消えました。何か分からないことがあっても、質問すればすぐに答えてもらえますし、表情を見ながら毎日やりとりできることが安心感につながっています。

──仕事の中で、特にV-CUBEが役立っていると感じるのはどういった場面でしょうか。

渡邉氏:私はアシスタント職として働いていますが、仮に電話でしかコミュニケーションの手段がないとなれば、顔が見えないので誰のサポートをしているか実感できず、モチベーションも保てないような気がします。しかしWeb会議を使うことで、相手の顔をバッチリ見ながらアシストできるので、「よし、この人のために頑張ろう」という気持ちが湧いてくるのです。  

──コミュニケーションを深めるために、東京本社や三好ランドと遠隔ランチ会を実施していると聞きましたが、どのように行っているのですか。

渡邉氏:「何を食べているの?」など、それぞれのお弁当の紹介から始まって、そのうちにトークテーマが決まり、話が広がっていくというように、良い意味で“ゆるい”雰囲気で行っています。例えば、最近の会では、「お勧めの漫画」や「2018年は何をやめるか、始めるか」といったことが話題となりました。私は、佐藤さんと実際にお会いしたのは一度だけですが、ランチ会を重ねているせいか、よく知っている人のように親しみを感じます。

図1 あしたのチームにおける遠隔会議の様子

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図1 あしたのチームにおける遠隔会議の様子
画面左:渡邉ちなみ氏

セミナー、採用面接……会議の枠を超えたWeb会議サービスの活用用途

 以上で紹介した例以外にも、あしたのチームが実施するV-CUBEを用いたリモートでのコミュニケーションやコラボレーションは、主に以下のようなものがある。

ベテラン営業スタッフの遠隔同席

 例えば、新卒や中途入社したばかりの社員が営業に赴く際に、直属の上長や営業推進部の部長がWeb会議サービス越しに同席する。これによって、効果的な教育が可能だという。一般的に、上司と新人が一緒に顧客を訪問した場合、顧客と話す割合は上司の方が多くなりがちだ。その結果、新人は実践経験を積むことができないまま、いきなり独り立ちせざるを得ない。一方、Web会議を通じて上司が遠隔同席すれば、基本的には現場にいる従業員が顧客と話をし、答えられない質問については上司がサポートすることが可能になる。これにより、新人スタッフは現場での実戦経験を積みながら、顧客への対応を学べるのだ。

セミナー・交流会中継

 あしたのチームでは、毎月100回を超えるセミナーを開催しており、東京で行われている講演内容を全国に中継するためにV-CUBEを利用している。毎月開催している交流会でも同様だ。特別講演を実施する東京会場の模様を中継し、中継先も含めて全国の会場から質疑応答を受ける。

採用面接

 全国各地での採用面接にもV-CUBEを活用している。候補者は、東京本社にいる人事担当者や代表とWeb会議サービスを通じて面接を行う。

 あしたのチームにおけるV-CUBEの活用用途は広く、他にも朝会での情報共有などに使われているという。急速に拠点が増え、さまざまなルールが日々変わり続けている同社では、V-CUBEを通じたコミュニケーションの場を大切にしているようだ。 

 また、サテライトオフィスで働くスタッフの声からも分かるように、従業員が理想の環境やワークライフバランスで働くことを可能にしているという点でも、V-CUBEの果たす役割は大きい。Web会議サービスが社員のQOL向上に寄与している例として、今後も同社の試みから目が離せない。

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