Office 365とG Suiteの選択、最後の見極め方は?

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Office 365とG Suiteの選択、最後の見極め方は?

PCソフト 2017/12/05

 前回まで「Office 365」と「G Suite」の機能や管理面、価格などの違いを紹介してきたが、両製品ともにクオリティーが高く、甲乙が付けられない程に進化していると理解いただけたのではないだろうか。   

 では、自社に導入するとした場合、最終的にどちらを選択すれば良いのだろうか。 

 業種業態や従業員数などによってどちらの製品が良いとは一概に言い切れないが、最終回の本稿は、独立系SIerである当社のフラットな視点で選定の目安となるヒントを紹介する。

一般的な選択基準

Office 365の場合

 一般的にOffice 365を選定する際にポイントとなるのは、「きめ細かい管理者設定」「データセンターの場所」「中国での利用」「準拠法」が挙げられる。

■きめ細かい管理者設定 

 Office 365は管理者がユーザーやポリシーを管理して運用することに適している。詳細な設定や一括設定に対しては「PowerShell」を利用して設定できる。

 そのため、利用企業は情報システム部門に、Office 365を定常的に運用するだけの人員やスキルが確保されているのが理想といえる。

■データセンターの場所

 日本で契約した場合は、日本国内のデータセンターを利用するため、国外にデータを持ち出したくない企業には選定ポイントとなる。

■中国での利用

 Office 365は中国でも日本国内と同様にインターネット接続で自由に利用することができる(ただし「Power BI」については、利用不可)。G Suiteはそのままでは利用できず、VPNなどの追加の対策が必要になるため、ここではOffice 365の優位性が高いといえるだろう。

■準拠法

 有名な話ではあるが、Office 365は準拠法に日本の国内法が適用される。万が一、訴訟が発生した場合を考えると、準拠法がカリフォルニア州法のG Suiteに比べて手間もかからず安心といえる。

G Suiteの場合

 一方、G Suiteを選定する際のポイントは「検索」「導入・利用の手軽さ」「管理の手軽さ」が挙げられる。

■検索

 “ググる” という言葉が一般的になりつつあるだけあり、全てのサービスにおいてキーワードによる検索だけで必要なメールやファイルを簡単に探し出すことができる。

 この仕組のおかげで、G Suiteを利用する筆者はメールやGoogle Driveに保存したファイルを整理する必要がなくなり、保存先のフォルダを考えたり、探したりする無駄な時間から解放された。

■導入・利用の手軽さ

 G Suiteは基本的に全てのサービスをWebブラウザだけで完結できる。セッション数が抑えられるので、インターネットアクセス回線に対する負荷が相対的に軽く済むため手軽に導入できる。クライアントソフトウェアのインストールも不要であるため、デバイスを選ばず極めて手軽に作業ができるという点でユーザーにとってもありがたい。
 
 もちろん「Outlook」や「Thunderbird」などのメーラーを利用したい場合でも、設定さえ施せば、既存のメーラーを利用し続けられる。

■管理の手軽さ

 G Suiteにも大企業で求められるポリシーを実現するだけの十分な仕組みはあるが、分かりやすい設定パラメータと充実したヘルプ機能により、情報システム部門が1人しかいないような企業でも簡単にサービスを提供できるという点で管理者にとってもありがたい作りとなっている。


 少し乱暴な言い方をするが、ここまでの話は企業向けのシステムを20年以上提供しているMicrosoftと、クラウドサービスをはじめとするコンシューマライゼーションの流れから企業向けにサービスを提供しているGoogleの、会社それぞれの“色”の違いが大きいといえる。

 どちらが優れているという話ではなく、自社のコンプライアンスとの整合性や、自社のユーザーを今後どのように導きたいか、どちらが自社文化になじみやすいかという観点で検討することをお薦めする。

Office 365を選択するポイント

Microsoftが提供しているという真価

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