脳で機械を動かすBMIには問題山積?「BMI倫理綱領3基準」とは

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流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

脳で機械を動かすBMIには問題山積?「BMI倫理綱領3基準」とは

2017/11/15


 最新キーワードを5分で理解するこのコーナー、今回のテーマは「BMI倫理綱領3基準」です。BMI(Brain Machine Interface)は、脳と機械を接続する技術の総称。脳波を計測してPC操作をするような研究もありますが、現在最も社会実装が近いのは、身体の麻痺を回復させる医療用BMIです。しかしBMI利用に関する社会的合意や法的整備はまだまだです。そこで世界のBMI研究のリーダーたちが提言したのが「BMI倫理綱領3基準」。医療用BMIの現状と、その将来を考えた提言の意味を紹介していきます。

BMI

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「BMI倫理綱領3基準」って何?

 BMIは、脳細胞の活動状況をさまざまな手法で計測し、頭の中で考えていることを推測して機械に伝えるもので、脳と機械の仲立ちをする仕組みのことだ。この研究は特に医療分野で技術進歩が著しく、脳卒中などによる神経伝達機能の障害で身体に麻痺がある人の運動機能の回復に役立っている。医療分野におけるBMIの産業化が進み始めており、病院などに実装されて社会に普及するのはもう間近だ。
 しかしBMIに対する社会的認知度はまだまだ低く、BMI利用の倫理性や事故が起きた場合の法的責任の所在など、さまざまな懸念がある。この状況を背景に、研究者たちがBMIの技術進歩と社会実装で起こりうる問題に対応するための基本原則を議論し、「BMI倫理綱領3基準」にまとめた。
 「3基準」は2017年6月発行のアメリカの学術雑誌「Science」に声明として発表された。声明には、BMI研究のリーダー的な人物(ドイツ、アメリカ、スイス、日本、カナダ各国)が名を連ねており、慶應義塾大学理工学部生命情報学科准教授、牛場潤一氏はその1人。本記事は牛場氏への取材をもとに記している。

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「BMI倫理綱領3基準」の内容は?

 「BMI倫理綱領3基準」を要約すると、次の3ポイントである。

(1)

BMI 動作が引き起こした事故や事件に対する法的責任の明確化(行動責任)

(2)

読み出した脳情報の保護、脳への不正なアクセス防止(個人情報保護)

(3)

技術情報の正確かつ迅速な開示に基づく倫理規範の熟成と社会受容の促進(社会啓発)

 それぞれのポイントについて説明する前に、現状のBMIがどのように医療現場に活用されているのかを理解しておこう。

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