世界10カ国のCEO調査から見えた、日本の経営者の課題

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


ここがダメだよ日本のCEO!
世界10カ国のCEO調査から見えた、日本の経営者の課題

基幹系システム 2017/09/22

 KPMGコンサルティングは、9月13日、世界10カ国のCEO(最高経営責任者)を対象に行った「KPMGグローバルCEO調査」の結果を発表した。これによると日本のCEOは世界のCEOに比べ、最新のテクノロジーへの関心は高いが、それに対しての具体的な対応をなかなか取れずにいる実態が明らかになった。

 本調査はKPMGグループが毎年行っているもの。各国のCEOが向こう3年間の見通しについて回答している。調査概要は以下の通り。

調査対象:10カ国におけるCEO1261人(うち日本のCEOは8%の100人)
対象国:オーストラリア、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、スペイン、英国、米国
調査機関:2017年2月21日〜4月11日

世界経済の見通しが不安――日本のCEOは悲観的過ぎる

※会員登録いただくと図をご覧いただけます。
会員登録はこちら(無料)

KPMGコンサルティング 社長 宮原正弘氏

 まず特徴的だったのが「今後3年間の成長見通し」についてだ。世界経済の見通しについて「非常に自信がある、または自信がある」と回答した日本のCEOはわずか21%にとどまった。2016年の調査時には93%もあったのに対し、今回は21%と72ポイントも下がっている。

 グローバル全体の平均と比較しても、全体は65%と44ポイントの差が開いている。日本のCEOは世界経済の行先にかなり不安を感じていることが読み取れる(図1)。

 会見冒頭、KPMGコンサルティングの社長 宮原正弘氏は、本調査の結果全体について、英国のEU離脱や米国のトランプ大統領就任、各地でのテロ発生など、この1年に起きた世界情勢の激しい変化が影響しているのではないかと評価した。本稿では、調査結果のうち、日本の動向を中心に紹介する。

図1 今後3年間の成長見通し(非常に自信がある、または自信があると回答した割合)

図をご覧いただくには・・・
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、図がご覧いただけます。

会員登録(無料)・ログイン

図1 今後3年間の成長見通し(非常に自信がある、または自信があると回答した割合)

 「今後3年間で自社の成長に最もインパクトを与える要素」として日本のCEOが選択したのは、1位が「レピュテーション/ブランドリスク」(19%)、2位「世界経済」(16%)、3位「地政学的要因(選挙、社会不安など)」(15%)、4位「最新テクノロジー」(9%)、5位「規制の変化」(9%)の順であった。2016年の調査と比較し、ブランドリスクや地政学的要因の項目が伸びている(図2)。

図2 自社成長にインパクトを与える要素

※会員登録いただくと図をご覧いただけます。
会員登録はこちら(無料)

図2 自社成長にインパクトを与える要素

 3位にランクインした「地政学(ここでは世界の政治情勢などを指す)」であるが、これにおける自社の対応状況も聞いている。日本のCEOは、回答が多いものから順に「シナリオ・プランニングにより多くの時間をかけている」(84%)、「現在の不安定な政治情勢は自社にこれまにない影響を与えている」(55%)、「地政学リスクの理解向上のためスペシャリストの採用を強化している」(46%)、「グローバル化と保護主義の波によって、グローバル展開を見直している」(28%)となった。一方、グローバルでは「スペシャリストの採用強化」(69%)、「グローバル展開の見直し」(43%)の2項目が日本よりはるかに高い数値を示した。

 この結果から、日本のCEOは世界平均より危機感を感じているものの、スペシャリストの採用やグローバル展開の見直しといった具体的な施策の取り組みが、世界と比べ遅れていることが明らかとなった。

日本のCEOは「破壊的テクノロジー」に危機感

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ

IT経営/世界10カ国のCEO調査から見えた、日本の経営者の課題」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「IT経営」関連情報をランダムに表示しています。

IT経営」関連の特集


 今回は、中小企業の3つの特性に潜むIT経営リスクとその対応策を紹介します。皆様の会社の特性とIT経…



経済産業省の中小企業IT経営力ポータルによると、IT投資マインドランキングでは、日本は調査対象国の中…



 今回は、ビジネスモデル改革にITを有効に活用して事業拡大に成功したY社の事例を紹介します。トップが…


「その他基幹系システム関連」関連の特集


現在では特定エリアでのRFIDの導入事例が増えていますが、今回は技術動向と今後の展望についてご紹介し…



技術の進歩、国際規格の策定が進み、本格普及への土壌が整いつつあるRFID。RFタグやミドルウェアなど…



最近目にする「オープンレガシー」問題。メインフレームやオフコンなど、従来のレガシー化と何が違うのか?…


「その他基幹系システム関連」関連のセミナー

ワークショップ 「業務システムと連携するアプリ開発を体験」 【エンバカデロ・テクノロジーズ】  

開催日 7月4日(水)   開催地 東京都   参加費 無料

◆エンタープライズモバイル開発ワークショップ 「業務システムと連携するアプリ開発を体験」スマートフォンやタブレットが普及する中、これらを活用して現場でITを活用…

【追加開催】業務改革が加速するAI活用セミナー!名古屋開催 【日立システムズ/日立ソリューションズ/日立製作所】  

開催日 7月6日(金)   開催地 愛知県   参加費 無料

2018年6月8日開催の本セミナーには、大変多くのお申込みをいただき誠にありがとうございました。多くのご要望をいただき、このたび追加開催をさせていただく運びとな…

海外出張の最新動向と管理部門が抱える課題解決セミナー 【日立システムズ】 締切間近 

開催日 6月22日(金)   開催地 東京都   参加費 無料

昨今中堅中小企業においても海外進出が増加傾向にあります。一方で、テロ事件や民族闘争が思いもよらない場所で発生するリスクが高まっているのも実情です。特に近年は日本…

「基幹系システム」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

IT経営/ 世界10カ国のCEO調査から見えた、日本の経営者の課題」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「IT経営/ 世界10カ国のCEO調査から見えた、日本の経営者の課題」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


30009832


IT・IT製品TOP > 基幹系システム > その他基幹系システム関連 > その他基幹系システム関連のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ