実践的サイバー防御演習「CYDER」って何?

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

流行りモノから新技術まで! 5分でわかる最新キーワード解説

実践的サイバー防御演習「CYDER」って何?

2016/10/26


 大規模な組織内ネットワークにマルウェアが侵入した時、どうやってそれを検出するのか、そしてどのように被害状況を把握し、対処するのか、外部や所轄官庁への報告はどのタイミングでどう行うのか……こうした手順が明確でなければ被害の拡大とサービスへの影響が避けられず、情報漏洩につながり社会からの指弾を浴びてしまいます。多くの企業システムが対応に悩む中、主に中央官庁や自治体を対象とした、国が主導するサイバー攻撃防御のための演習が、今年から本格的に始まりました。それが「実践的サイバー防御演習CYDER」。世界でもほとんど類を見ない実践的演習とはどんなものなのでしょうか。

CYDER

※「CYDER/実践的サイバー防御演習「CYDER」って何?」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「CYDER/実践的サイバー防御演習「CYDER」って何?」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)



1

「CYDER」って何?

 実践的サイバー防御演習(CYber Defense Exercise with Recurrence)の略称。 2013年に初めて実施された官公庁を対象とするサイバー攻撃演習で、総務省がこれまで、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)から大規模な計算機環境の提供を受けて、試行的に実施してきた。この取り組みを、規模を大幅拡大するとともに、安定的・継続的な国家プロジェクトとして本格化するために、情報通信研究機構法が改正され(今年4月成立・5月施行)、NICTが自ら演習の開発と実施を担うことになった。当面の対象は国の行政機関および地方自治体が中心で、この11月までに30回の演習が実施される。その後も継続的に実施される予定となっており、将来的には一般の民間企業への演習の提供の可能性もある。

1-1

「CYDER」の目的は?

 「CYDER」の実質的な目的を一言で言えば「組織内CSIRT担当者を養成するための訓練」である。組織内CSIRT(「関連するキーワード」の項参照)は、組織のシステムが攻撃された時にインシデントに効果的な対応を行うと同時に、仮に被害が生じていたとしてもその拡大を防ぎ、被害を最小限にとどめるためのコントロールを行うチームのことだ。CSIRTはまた将来の攻撃に備えて情報収集し、被害予防対策を施す役割も負う。現在、民間では大企業を中心にCSIRT編成が一般化しつつあるが、まだ一部にとどまっている。自治体でも未整備な場合が多く、またチームとは名ばかりで担当者は1人というケースも少なくない。
 しかしCSIRTの役割を果たす人材がたとえ1人であろうと、いるのといないのとでは、いったん攻撃を受けた後の被害の大きさに格段の差が出てくることは間違いない。実際のインシデントの分析や対応は専門業者に委託するとしても、自組織内で何かがあった時の対応の判断(インシデントのハンドリングと管理)に時間がかかってしまっては、被害をいたずらに拡大させてしまうことになる。CYDERはCSIRT担当者養成を正面から謳っているわけではないが、目的は組織内のインシデント対応能力を強化することにあり、実質的にはCSIRT構築や最適化への一歩となるものと言えるだろう。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

キーマンズポイントで今応募できるプレゼントはこちら!(2017/9/30まで)

ITキャパチャージに解答いただくとポイントがたまります。
たまったポイント数に応じて、以下、A〜E賞の各賞品に応募することができます。

●B賞:抽選で1名様
 Dyson Supersonic ヘアードライヤー 
●A賞:抽選で1名様
 ASUS エイスース ZenFone 3 ブラック ZE552KL 4GB 64GB (SIMフリー) 
●C賞:抽選で1名様
 SenseAbility Bluetooth Speaker 空中浮遊型Bluetoothスピーカー7色マルチカラータイプ 
●D賞:抽選で3名様
 松阪牛やまと 最高級を手軽に自宅で「松阪牛ギフト券」 
●E賞:抽選で1名様
 サントリー伊右衛門 特茶 500ml×24本

このページの先頭へ
関連キーワード

CYDER/実践的サイバー防御演習「CYDER」って何?」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「CYDER」関連情報をランダムに表示しています。

「その他ネットワークセキュリティ関連」関連の製品

DDoS対策アプライアンス Arbor Networks APS 【アーバーネットワークス】 ネットワーク分離ソリューション 【アクシオ】 ネットワーク分離環境のデータ受け渡し Crossway/データブリッジ 【NTTテクノクロス】
その他ネットワークセキュリティ関連 その他ネットワークセキュリティ関連 その他ネットワークセキュリティ関連
全世界のトラフィックをリアルタイムで収集・分析。そのデータをもとに、DDos攻撃による脅威をブロックする高精度な対策を提供。 二要素認証、操作ログ、標的型攻撃対策、ファイル共有、ネットワーク分離を構成する各プロダクトと構築サービス。 分離ネットワーク間でデータを安全に受け渡すための機器。
電源OFFなどで、データは自動的に消去されるので、USBメモリなどと違い重要情報の持ち運びリスクを軽減できる。

「その他ネットワークセキュリティ関連」関連の特集


 これまで本連載において、第1回目では、不正プログラムの増加とスピードの変化、第2回目ではパターンマ…



セキュリティ研究機関のMcAfee Labsが2016年第3四半期の脅威レポートを発表しました。セキ…



 今回は「利用者のスキを突くWebサイトからの脅威」の中から、不正なプログラムを騙されてインストール…


「その他ネットワークセキュリティ関連」関連のセミナー

ISO/IEC 27001 情報セキュリティマネジメントシステム基本コース 【BSI グループジャパン】  

開催日 7月13日(木)〜7月14日(金),10月19日(木)〜10月20日(金)   開催地 東京都   参加費 有料 8万6400円(税込み)

本コースでは、新たに情報セキュリティマネジメントシステムを学ぶ方を対象に、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格であるISO/IEC 27001の概要及…

世界中で選ばれるサイバー攻撃対策 FireEye定例セミナー 【マクニカネットワークス】  

開催日 9月27日(水)   開催地 東京都   参加費 無料

今や情報セキュリティを考える上で欠かせない『標的型サイバー攻撃対策』。次々と様々な標的型サイバー攻撃によるインシデントが発生しています。世の中には標的型サイバー…

サイバー攻撃の危機を乗り切る 【主催:グローバルナレッジネットワーク/共催:ラック】  

開催日 9月12日(火)   開催地 大阪府   参加費 無料

近年、日本における情報セキュリティ人材の不足、企業内の情報セキュリティ担当者のスキル・教育不足が騒がれています。情報漏えいの事故や事件も後を絶たず喫緊の課題とし…

「ネットワークセキュリティ」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

CYDER/ 実践的サイバー防御演習「CYDER」って何?」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「CYDER/ 実践的サイバー防御演習「CYDER」って何?」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2 | 3


30009162


IT・IT製品TOP > ネットワークセキュリティ > その他ネットワークセキュリティ関連 > その他ネットワークセキュリティ関連のIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ