モバイルアプリ開発は75%が失敗を経験?成否を分ける「MADP」選びの最適解

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加

製品の基礎から選び方までをサポート! IT導入完全ガイド

モバイルアプリ開発は75%が失敗を経験?
成否を分ける「MADP」選びの最適解

2016/07/06

 前回記事で、企業課題を解決するモバイル活用の重要性とモバイルアプリ開発の課題、解決策としてMADP(MEAP)ツールの機能について、事例を交えて紹介した。このようにモバイルアプリはビジネス改善・革新につながる多くの可能性を提示してくれる一方で、その開発プロジェクトの成功例は国内では1/4に過ぎないとも言われている。
 それでは、成否を分けるポイントは何だろうか?今回はMADPを活用したアプリ開発方法のステップを詳しく見ていきながら、最適なMADP導入のための視点について考える。

MADP

※「MADP/モバイルアプリ開発は75%が失敗を経験?成否を分ける「MADP」選びの最適解」の記事を一部ご紹介します。会員登録を行い、 ログインすると、「MADP/モバイルアプリ開発は75%が失敗を経験?成否を分ける「MADP」選びの最適解」の記事全文がお読みいただけます。

会員登録はこちら(無料)


1モバイルアプリ開発の成功条件とは?

 前回はモバイルアプリ開発の成功例をいくつか紹介したが、成功の陰には多くの失敗もある。IBMが世界9ヵ国のモバイルアプリ開発エンジニア約600人に対して行った調査では、開発プロジェクトの成功例は1/3、特に国内に限れば1/4に過ぎないという。実に約75%がモバイルアプリ開発に失敗しているということだ。コスト超過がなく、十分な品質で、適時にリリースできた成功ケースは思いのほか少ないようだ。

 それでは、何がモバイルアプリ開発の成否を分けるのだろうか?調査結果を分析した日本IBMの専門家は、成功したプロジェクトに共通した条件には次の4つがあるという(図1)。

成功プロジェクトに共通した“4つ”の条件

(1)

モバイルアプリ開発に慣れたメンバーが1人以上いること

(2)

mBaaSやクラウドAPI、MADPなど柔軟な開発基盤を活用していること

(3)

アジャイル開発を実践していること、またコラボレーションが緊密であること

(4)

ユーザ視点での評価手法、利用状況の分析機能、開発へのフィードバックがあること

図1 モバイルアプリ開発の成功条件
図1 モバイルアプリ開発の成功条件
資料提供:日本IBM

 この分析では、これまでMADP利用のポイントと思われてきたクロスプラットフォーム開発、ハイブリッドアプリ化、開発言語などは、モバイルアプリ開発の成否を大きく分ける要因にはなっていない。これを踏まえつつ、改めてMADPの仕組みを整理していこう。

1-1そもそも「MADP」とは何を指すのか?

 MADPはモバイルアプリ開発を効率化するためのフレームワークや統合プラットフォームの総称だ(図2)。かつてはMEAPと呼ばれていたが、現実のツール機能は「E」が意味する「エンタープライズ」領域限定ではないため、現在ではもっと一般化したMADPという用語が使われることが多くなった(MEAPをキーワードとして提唱したガートナー社自身が現在はMADPを提唱している)。

図2 MADPの一般的なイメージ
図2 MADPの一般的なイメージ
資料提供:日本IBM

 青い外枠内がMADPのカバー領域で、その中のオレンジ枠の左側はフロントエンド(端末側)開発の要素を示している。この部分の中核は、1つのコーディングを各OS(iOS/Android/Windowsが主)それぞれに対応するアプリに加工し、デバイス機能であるカメラやGPSなどの制御の違いも吸収する機能だ。この機能はMADPベンダが独自に開発している場合もあれば、オープンソースのフレームワーク(Cordova)を組み込んでいる場合もある(図3)。各OSネイティブな開発SDKもここに含まれる。これにUI部品(Ionicなどオープンソース製品を含め各種フレームワークが備えている)や、テスト支援機能などを加えてフロントエンド開発領域をカバーする。

図3 MADPツール(KonyとIBM製)のフロントエンド開発領域の内部構成の違い
図3 MADPツール(KonyとIBM製)のフロントエンド開発領域の内部構成の違い
【Kony】
・Kony1社提供のためサポートが安定している
・OSの新機能に追随しやすい・拡張性が高い
・JavaScriptのみのスキルがあれば開発可能

【MobileFirst Platform Foundation】 
・オープンソース技術を利用しているため、3rdParty製の機能やテンプレートが豊富
・HTML、CSSは既存資産の流用が可能

 従来MADPが注目されてきたのは、このフロントエンド開発領域での顕著なメリットだ。現在の製品の多くは図1のオレンジ枠右側のサーバー側開発機能(バックエンド開発領域)に関わる機能や、枠外の自社(既存)システムや外部クラウドシステムと接続するAPI(標準または個別)を備えるようになった。この部分はmBaaSとして独立したクラウドサービスが、MADPベンダ以外からも提供されている。MADPツール側でどれだけバックエンド機能を提供・統合しているかにはベンダごとに違いがある。

…この記事の続きは、会員限定です。  会員登録はこちら(無料)

続きを読むには…
会員登録いただくと自動的にこの記事に戻り、続きが読めます。

会員登録(無料)・ログイン

このページの先頭へ

MADP/モバイルアプリ開発は75%が失敗を経験?成否を分ける「MADP」選びの最適解」関連の情報を、チョイスしてお届けします

※キーマンズネット内の「MADP」関連情報をランダムに表示しています。

MADP」関連の特集


ROIの最大化や顧客満足度の向上、業務改善など、多くのビジネス効果が期待できるモバイル活用。今回はそ…


「開発環境/BaaS」関連の製品

Visual Studio用開発支援ツール ComponentOne Studio 【グレープシティ】 クラウド開発基盤 Web Aviator(PaaS) 【キヤノンITソリューションズ】 脱ExcelやiPad対応、事例で分かる業務アプリ開発の4大課題解決法 【セールスフォース・ドットコム】
開発環境/BaaS 開発環境/BaaS 開発環境/BaaS
Visual Studioで利用する複数のコンポーネントを搭載、多様なプラットフォームで利用可能なオールインワン開発支援ツール。
年3回の機能更新で、常に最新の開発環境を提供。
クラウドやオンプレミスで稼働させるWebアプリケーションの開発、検証、本稼働を迅速に行えるクラウド開発基盤。クラウド&標準技術&GUIツールでスピード開発を実現。 脱ExcelやiPad対応、事例で分かる業務アプリ開発の「4大課題」解決法

「開発環境/BaaS」関連の特集


多くの企業が取り組むiPhone・iPadを活用した業務アプリ開発。結局使われないで終わるケースもあ…



 モバイルアプリやクラウド技術、検索、音声認識など、様々な研究開発を行うGoogle。アプリを取り巻…



スマートフォンやタブレットも導入したいし、BYOD環境も整えたい・・・そこで役立つのがアプリ短期構築…


「開発」関連 製品レポート一覧

このページの先頭へ

MADP/ モバイルアプリ開発は75%が失敗を経験?成否を分ける「MADP」選びの最適解」の記事を一部ご紹介しました。
会員登録を行い、ログインすると、「MADP/ モバイルアプリ開発は75%が失敗を経験?成否を分ける「MADP」選びの最適解」の記事の続きがお読みいただけます。


Myリストへ 印刷用ページへ

この記事をtweetする このエントリーをはてなブックマークに追加


この記事に掲載している情報は、掲載日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。


ページ: 1 | 2 | 3


30009038


IT・IT製品TOP > 開発 > 開発環境/BaaS > 開発環境/BaaSのIT特集 > 特集詳細

このページの先頭へ

キーマンズネットとは

ページトップへ