貼るだけで皮膚がディスプレイに変身! 世界も驚く日本の技術

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掲載日 2016/05/12

貼るだけで皮膚がディスプレイに変身! 世界も驚く日本の技術

東京大学の研究グループが、肌に直接貼り付けて動作させることができる、柔軟で極薄の有機LEDを開発。貼るだけで皮膚がディスプレイになるので、ヘルスケア、医療、スポーツなど様々な分野での利用が期待できる。

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 東京大学大学院工学系研究科の染谷隆夫教授と横田知之講師らの研究グループが、非常に薄い高分子(巨大な分子。繊維、合成繊維、プラスチック、天然ゴムなどが含まれる)フィルムの上に高性能な有機LEDを作製し、大気中で問題なく動作させることに成功した。従来は有機LEDなどの有機光デバイスは、大気中で安定した状態で動作させることが困難だったという。
シールのように貼り付けるだけで皮膚がディスプレイとして機能
 この有機LEDの厚みは3マイクロメートル(1マイクロメートルは1/1000ミリ)しかなく、人の皮膚表皮の厚みの約10分の1に相当するという。

 極薄なだけでなく柔軟性が高いのも特徴で、くしゃくしゃに折り曲げてもディスプレイ特性は損なわれない。人間の皮膚のような複雑な形状をした面にもぴったりと貼り付けることができ、ディスプレイやインディケーターとして使うことができる。東大研究室では、赤色のLEDで7セグメントディスプレイ(数字を表示するためのLED)を作製し、人の手の甲に直接貼り付けて0から9までの数字を表示させる実験に成功している。

 貼るだけで人の肌をディスプレイに変身させることができる技術は、ヘルスケア、医療、福祉、スポーツ、ファッションなど、多方面への応用が期待できる。例えばランニングなど運動中の脈拍や血中酸素濃度などを計測し、測定結果をリアルタイムで皮膚ディスプレイに表示したり、工場の作業員の手の甲にディスプレイを貼り付けて、そこにマニュアルを表示したりすることも可能だ。

 また服とコーディネートして皮膚を光らせスポーツ応援に利用する、自分の心拍数に同期して明るさの変わるインディケーターを頬に貼り、気持ちを相手に伝えるといった使い方もできるという。これだと確かに一部の読者がいうように、タトゥーよりもはるかに目立つ存在になりそうだ。簡単に貼ったりはがしたりできるので、ファッション感覚で利用する人も増えるかもしれない(価格によるだろうが)。

 一方で、「手の甲をそっくりスマートフォンとして利用できるようにする」とイメージした人も多かった。最近では、NFCチップやRFIDチップを体内に埋め込むというニュースも頻繁に報じられているので、そうした想像もあながち非現実的とはいえないだろう。
  • 「新しい『トータルリコール』みたい」(アメリカ)
  • 「電話を見つめながら通りを歩く代わりに、自分の手を見ながら歩くようになって訳だね」(イギリス)
  • 「それでもプロセッサと電力供給装置が必要だよね。皮膚の表面にワイヤを張り巡らせたら感染症になる可能性があるから、電力供給源とプロセッサをインプラントするしかないんじゃないの?」(アメリカ)
  • 「タトゥーの新しい発展形っていえるのかなぁ。目立ちしたい人にはぴったりかも」(アメリカ)
  • 「少なくとも役に立つタトゥーってことで。いいと思う」(不明)
  • 「ジャスティン・ティンバーレークが出ていた映画『On Time』に、よく似たのが出てきたよね」(アメリカ)
  • 「そのうち携帯電話もインプラントするようになるだろうね」(不明)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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