互いに「会話」する半自動運転トラック、欧州で実験に成功

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掲載日 2016/04/28

互いに「会話」する半自動運転トラック、欧州で実験に成功

欧州で「半」自動運転トラックプロジェクトの実験が成功した。トラック同士が通信しつつ、適正車間を取りながら、一列に並んで自動走行するというものだ。ただし運転手が乗車しているため、完全自動運転ではない。

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 欧州でドイツ政府がまとめ役となり、自動車会社6社(DAF Trucks、Daimler、
IVECO、MAN、Scania、Volvo)が参加して行われた半自動運転トラックプロジェクト「European Truck Platooning Challenge」の実験が成功を収めた。

 各社が提供した10台以上のトラックは、それぞれの国(遠くはスウェーデンから)を出発、途中合流しつつ一隊となって走行し、4月6日に無事オランダのロッテルダムに到着した。
トラック同士が会話する「プラトーニング」
 トラックは一列に並んで走行するほうが空気抵抗が減るため、走行時間の短縮、燃料の節約になり、その結果排ガスも削減できるという。同プロジェクトではトラック同士がレーダー、GPS、Wi-Fiで通信しつつ、空気抵抗を最小限にする最適な距離を自動的に取ることで、この一列走行を実現する。

 トラックとトラックの間に別の車がいる場合でも、その車との車間を計算、自動的に最適な車間距離を取るようになっている。

 プラトーニング状態で走行する際には、先頭のトラックがルート、速度、ポジションを決定する。また先頭トラックが障害物を避けるなどの回避行動を取ると、後続トラックも同時に同じ行動を取る。

 ただし、運転手はいつでもハンドルを握り、自分の運転に切り替えることができるため、完全自動運転ではない。

 アメリカでも昨年、Freightlinerが自動運転トラックを発表したが、読者の一部がコメントしているように、仕事を奪われることを懸念する意見が多数上がった。しかし、アメリカでも欧州でも、トラック業界は人手不足というのが実態だ。また一部の専門家は半自動運転トラックが増えれば長距離運転手の負担が減り、居眠り運転などもなくなると見ている。

 また片側一車線の場合、何台もトラックが並んで走行していたら、「追い抜くのが不可能になりそう」とのコメントもいくつも見られた。
  • 「リアドアにカギをかけられるようにしないと、不法移民が乗り込んでくるのでは」(イギリス)
  • 「問題があった場合、誰が責任を取るの?」(イギリス)
  • 「このトラックを追い抜くのは悪夢だろうなあ」(イギリス)
  • 「これでますます人間の仕事がなくなるだろうね」(イギリス)
  • 「いずれは無人運転に切り替わるだろうね」(不明)
  • 「気になるのが、事故などの緊急事態が発生したときに、緊急ブレーキがどこまで機能するかということだ」(アメリカ)
  • 「半自動運転トラックの車間をまねて、ギリギリの車間距離を取ろうとするトラック運転手が出てこないだろうか」(不明)
  • 「片側1車線だと悪夢だな」(アメリカ)

※上記枠内はすべて編集部訳

(執筆者:岡 真由美)
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