1歩ずつの成長なんてナンセンス──無印良品に学ぶチーム開発

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1歩ずつの成長なんてナンセンス──無印良品に学ぶチーム開発

情報共有システム・コミュニケーションツール 2016/02/01

サイボウズ式 ーキーマンズネット出張所ー

サイボウズ式』とは…「新しい価値を生み出すチーム」のための、コラボレーションとITの情報サイト。本記事は「サイボウズ式」で掲載した“チームワーク”がテーマの記事を、キーマンズネット編集部が一部抜粋・編集して掲載しています。
本記事は2014年12月22日に掲載されたものです。一部時制や固有名詞などが現状にそぐわない可能性がございますので、予めご了承下さい。

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「これが空気清浄機?」

驚くようなコンパクトボディとどんな空間でも馴染むデザイン、集塵力を徹底的に追求した機能性──。

2014年10月に無印良品が発売した空気清浄機は、これまでの空気清浄機の様々な常識を裏切る製品です。社員1000人を超える良品計画は、「大企業で劇的なイノベーションは起きない」という通説を覆す「無印らしい」製品を生み出し続けています。それを可能にするチーム術とは? 開発チームを率いた大伴崇博さんに聞きました。

良品計画 開発チーム 大伴崇博さん…以下、大判(敬称略)
サイボウズ式編集部…以下、サイボウズ式
ライター三橋ゆか里…以下、三橋(敬称略)

「自分マーケティング」で生まれ変わった空気清浄機

サイボウズ式:これまでに見たことがない形の空気清浄機ですね。このアイデアはどう生まれたのですか?

大伴:自分の体験が大きいです。子どもが生まれた時に空気清浄機をすぐに買ったんですが、デザインや大きさから、目立たないように部屋の壁際に置いていました。目に入るものを含む全てが、空間のくつろぎ方を作ると思っているので、くらしの中の空間を壊すことのないデザインに、というところから考えました。

社長の金井は「自分にマーケティングをしろ」と常に言っています。マーケットを色々見ながらマーケティングをしても、それは結局、他社がやっていることをマーケティングすることになってしまうからです。 

自分に対して、製品の機能やデザイン、価格がどうあるべきかをしっかり問い直すのが、無印良品の商品開発の考え方です。「ビッグデータの中からこれに絞りました」ということではなく、自分自身がユーザーであることが大切だと思っています。

三橋:「自分マーケティング」から生まれたアイデアをもとに、製品開発のコンセプトは決まっていったのですか?

大伴:製品開発では、性能に優れた単機能の追求をコンセプトにしています。お客様が、家電に対して最も欲しいと思える機能は何か。「汚れた空気を大きく吸い取りながら、きれいな空気を吐き出して空間をきれいにする」という空気清浄機最大の役割を追求しました。 

逆に、多機能なものは追求しません。加湿や抗菌機能がいいという話がある一方で、“全部盛り”であるがゆえに、結局、空気清浄機の早く空気をきれいにするという一番大切なポイントがブレてしまうのもまた事実だと思っています。

三橋:ユーザーが本当に必要とする1つの機能を追求することによって、「無印良品らしさ」が見えてくるのですね。

大伴:僕らはメーカーではないので、大手家電メーカーと同じことをやっても勝てないんです。「その道具の中で一番大切なものは?」という軸でマーケティングすることで、機能の優先順位をつけています。

三橋:優先順位をつけることで、製品開発の方針もブレにくくなりますね。

大伴:以前、「無印良品の開発には、どんな基準がありますか?」という質問を受けたことがあるんですが、無印良品の商品開発には、マニュアルがありません。それにも関わらず、メンバー全員が「これは無印良品だよね」「これは違うよね」という線引きができてしまうんです。 
良品計画で働いていく中で、おのずと「無印らしい」というニュアンスが身体全身に染み付いているのだと思います。

三橋:良品計画さんは「アイデアパーク」や「顧客視点シート」を利用して、ユーザーの声を駆使した製品作りを目指していますよね。大伴さんご自身で意識されていることはありますか?

大伴:とにかく色んな方とお会いして、お話しすることを大切にしています。家電業界の方だけではなく、まったく別の業界の方などとお話をすることが、結果として色々なアイディアにつながっていると思いますね。

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