【第6回】ブロードキャストが無線LANに与える影響

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2016/01/27

なぜ遅い? 無線LANトラブルの原因と解決方法

自己紹介
シーティーシー・テクノロジー株式会社 川崎 一人
主な経歴
SIベンダーにて、インフラ設計・構築や新規ネットワークソリューション開発に従事。その後、CTCテクノロジーにてITエンジニア向け研修サービスのインストラクターを担当。PaloAlto Networks…

【第6回】ブロードキャストが無線LANに与える影響

無線LANが遅くなる原因として最後に紹介するのは、「ブロードキャスト/マルチキャスト通信の影響」です。

無線LANにおいて、これらの通信が多発すると、通信速度が著しく低下します。

なぜ遅くなるのか?
その理由は、無線LAN機器がブロードキャスト/マルチキャストフレームを送信する際のデータレートにあります。


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ベーシックレートとトランスミットレート

意外と知らない方が多いのですが、無線LAN機器がサポートするデータレートには「ベーシックレート」と「トランスミットレート」の2つがあり、通信内容に応じて使い分けられています。

■ベーシックレート
ビーコン(APが自身の存在を端末に通知するためのフレーム)やプローブ(端末がAPを発見するためのフレーム)等の管理情報のやり取りや、ブロードキャスト/マルチキャスト通信の際に使用するデータレート。

■トランスミットレート
一般的なデータのやり取り(Webアクセスやメール送信、ファイル転送等)の際に使用するデータレート。

ベーシックレートの具体的な内容(速度)は、AP側の設定(図10参照)で決まりますが、不特定多数の相手との通信で使用することが多いベーシックレートには、一般に低速なデータレートが指定されています(高速なデータレートは電波状況が良い相手との通信でしか使用できないため)。

また、ベーシックレートの中に複数の候補(図10では1/2/5.5/11Mbpsの4つ)が設定されている場合は、この中の最低レート(1Mbps)でブロードキャスト/マルチキャスト通信を行います。

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