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3Dプリンタで都市を建設、深海で100MW発電

本記事はモノづくりスペシャリストのための情報ポータル MONOist から転載しています。

清水建設は2014年11月、深海未来都市構想「OCEAN SPIRAL」を公開した。水深3000〜4000mの海底から海面まで、3つの部分からなる「都市」を作り上げるというもの。人口5000人を維持するだけでなく、外部に電力や食料を送る機能も備える。2030年時点の予想技術レベルでは、3兆円と5年の工期で立ち上げられるという。

清水建設は2014年11月18日、深海未来都市構想「OCEAN SPIRAL」を公開した*1)。図1に示したラフ画を見ると実に気宇壮大なプロジェクトであることが分かる。
 3000〜4000mもの深さがある深海底から海面まで、直径500mの構造物が真っすぐに立ち上がっている。現在、海中都市と呼ぶことができる施設は世界中に1つも存在しない。複数階からなる建物すらない。こうした中、このような「都市」を建設することは果たして可能なのだろうか。
 「現在の技術水準では費用や工期が膨大なものになる。当社のプロジェクトチームが2年間にわたって分析、立案した結果*2)によれば、2030年までに必要な技術開発を進めることができた場合、約3兆円を投じ、工期5年を要するものの、建設可能になる」(清水建設)。
 開発が必要な技術の一例として同社が挙げるのは施工技術だ。「(超高層ビルを施工するときのように)部材をそろえて海中で組み立てるのではない。施工の機械化、自動化が必要だ。プロジェクトチームは海面上に(巨大な)3Dプリンタを用意し、そこから下に向かって少しずつ構造物(立体印刷物)を降ろしていく手法を考えている」(同社)。

*1) 今後はOCEAN SPIRALを実現するために必要な技術課題を明確化し、産学連携プロジェクトや企業連携プロジェクトを通じて技術を開発する。2030年以降にOCEAN SPIRALを立ち上げた後は、深海での先端研究を産業活動につなげ、2050年までにOCEAN SPIRALが先端産業の集約拠点になるという絵を描いた。
*2) OCEAN SPIRALの検討時に以下の団体、個人からアドバイスを得たという。海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京大学・高知大学の高橋正征名誉教授(海洋生態系・海洋深層水)、昭和電工(樹脂コンクリート、樹脂建材)、佐賀大学の池上康之教授(海洋温度差発電)、水産総合研究センター(水産資源・養殖)、日プラ(大型アクリル板)。
図1 「OCEAN SPIRAL」の全体像 大きく3つの部分からなる都市であることが分かる。 [ 出典 ] 清水建設

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