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1.2MWの燃料電池を導入、大阪の卸売市場が国内最大規模

本記事はモノづくりスペシャリストのための情報ポータル MONOist から転載しています。

大阪府は2014年12月2日、電力供給用の燃料電池システムを1.2MW分導入する基本合意をBloom Energy Japanと締結したことを発表した。大阪府中央卸売市場内に設置する。市場の非常用電源の出力を1.5倍に高め、年間の二酸化炭素排出量を約3割削減することを目指す。

大阪府は2014年12月2日、電力供給用の燃料電池システムを大量導入する基本合意をBloom Energy Japanと締結したことを発表した。大阪府中央卸売市場内に設置する。
 図1は茨木市宮島1丁目に位置する市場を、南東方向上空から撮影したもの。市場の敷地面積は20万1351m2。図1の中央左下にある背の高いビルの右側が正門。
 中央卸売市場は、野菜や果物、生鮮水産物、冷凍水産物、加工水産物を扱う。このため、大量の電力を使う。「関西電力との契約電力(最大電力)は現在4600kWである」(大阪府商工労働部成長産業振興室立地・成長支援課総務企画グループ)。
 市場が導入する燃料電池システムはBloom Energy Japanの「Bloomエナジーサーバー」(出力200kW)。「正門横に6セットをまとめて設置する。設置面積は約350m2」(総務企画グループ)。
 図2に、Bloomエナジーサーバー(1セット分)の外観を示した。寸法は高さ2.1m、幅8m、奥行き2.6m。

*1) 燃料電池システムや付帯設備の設置費用、燃料ガスの購入費用は全てBloom Energy Japanが負担する。市場の費用負担は、燃料電池が生み出した電力に対する電力料金だけである。
図1 大阪府中央卸売市場の全景 [ 出典 ] 大阪府
図2 Bloomエナジーサーバーの外観 [ 出典 ] Bloom Energy Japan
契約電力の約4分の1を置き換える

 今回の基本合意の内容は4点ある。第1に燃料電池システムを合計1200kW分設置し、燃料電池の生み出す電力を市場が全量購入することだ*1)。「燃料電池導入後は関西電力との契約電力がおよそ1200kW減り、その分を燃料電池が賄う。燃料電池は常時(定格出力で)動かす。電力を購入する期間は導入後20年間だ」(同グループ)。
*1) 燃料電池システムや付帯設備の設置費用、燃料ガスの購入費用は全てBloom Energy Japanが負担する。市場の費用負担は、燃料電池が生み出した電力に対する電力料金だけである。
 第2に導入後3年間はBloom Energy Japanが二酸化炭素(CO2)削減量効果などの検証を行い、大阪府に報告する。「二酸化炭素以外の検証項目もある。スプリンクラーや誘導灯に電力を供給するため、消防法で定められた非常用電源を市場内に設置しなければならない。ところが消防法では燃料電池は非常用電源とは認められていない。国内で1MW級の燃料電池が商用として導入されるのは今回が初めてだ。安定動作の実績を積むことで、消防法上の認定も受けたいと聞いている」(同グループ)。
 第3に今後のスケジュールだ。電力売買に関する契約をBloom Energy Japanと指定管理者で締結する予定である。「燃料電池の設置は2014年度内に完了する予定であるため、それまでに契約を結ぶ」(同グループ)。

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